「木のグッズをつかうと、CO2削減の一助になります。」こういうと、少し信じられないかもしれません。
ここでは、そのCO2削減につながる”木の炭素固定”について詳しく解説していきます。

この仕組みに触れるにあたって、学校で学んだ「光合成」の仕組みがあります。
上のイメージの①吸収にもあるように、光合成は、木や植物が太陽の光を浴びて大気中の二酸化炭素(CO2)を吸収して、酸素(O2)を吐き出してくれる仕組み。として教えられることが一般的です。
では、このとき、炭素(C)はどこにいくのか?というと
イメージの②蓄積のように、木のなかに蓄積されています。これは、木を切って丸太や板などに加工しても蓄積されたままです。これを、木の炭素固定といいます。
そのため、切った木をイメージ③活用のように加工して活用することで、大気から吸い込んだ炭素を、商品の中に固定して、大気から減らすことに繋がります。
ここまでが、木の炭素固定によって、炭素削減につながる仕組みについてです。
そして、この炭素固定と合わせて考えて行きたいのが、切った木を若い木へと植え替えていくサイクルです。

適切な森の維持管理、例えば間伐をはじめ、主伐を通じて、ある程度育った木は適切に切って、若い木へ植え替えていくことで、より多くの炭素固定につながっていくことになります。

多くの人の誤解があるケースとして、でも、森の木を切ったらCO2吸収してくれる森が減ってしまって、逆効果なんじゃないの?というものや、若い木よりも樹齢50年100年の木のほうがすごい二酸化炭素を吸収してくれそう。というイメージもあります。
実は、そうではありません。森林は、先にもあげたようにある程度育った木を、適切な時期に切って、若い木へと植え替える循環が大事です。

上の02のイメージは、木の年齢(林齢)とCO2の吸収量のグラフです。
特に、針葉樹のスギとヒノキになりますが、人の成長期と同じように植えて10年くらいまでは、たくさん栄養を必要としているように沢山のCO2を吸い込んで蓄えてくれます。
ですが、そこから20-30年くらいまでは横ばい、そして40-50年くらいになると、植えた時期と同じくらいにまで下がってしまいます。

そのため、適切な管理として、50年前後の木を適切に切って若い木へと植え替えていくことで、CO2吸収量も多くなって行きます。この木の更新、林業による人の手による循環が続いていくことになります。
私たちのグッズを使い、販促や記念品として活用いただいたり、OEMや販売品として活用いただくことで、この木の更新、林業の循環へとつながります。

私たちの商品ページにある。CO2削減量の表示は、この仕組みによるものです。

ある商品を1,000個つくると、161.2kgのCO2削減に相当します。
一般家庭でいうと32.7日分に相当します。
ただ、これがどういうものか、もう少し具体的な話をということで、この炭素固定でどれだけの削減になっているか?についての目安を下記のようにまとめました。

上の商品は、1,000個で161.2kgの炭素固定なので、ざくっというと、一般的なガソリン車で東京〜広島(667km)の走行で発生する炭素削減に加えて、東京〜仙台(330km)の走行で発生する炭素削減、さらに東京〜小田原(67km)の走行で発生する炭素削減に相当する炭素を、木のグッズの中に固定することになります。
【 161,2kg 炭素固定の目安 】
一般的なガソリン車の走行距離
100kg = 東京〜広島(667km)
50kg = 東京〜仙台(330km)
10kg = 東京〜小田原(67km)
合計 160kg (1067km走行相当)
まとめると、1067km前後走行したCO2削減に近いすうじになります。1000km前後というと、東京〜福岡間の直線距離、運行距離約1,100kmの某キングオブ深夜バスの走行距離に近い数字になって行きます。

例えば、某高速バス運行開始○○周年を記念した、木製プレミアムグッズを販売するとして
「このグッズを1,000名様にお届けすることで、木材に固定された炭素量はCO2換算で161.2kg-CO2に相当します。これは、一般的な自家用乗用車で約1,100km走行した際に排出されるCO2量に相当する量です。」
のように環境配慮的な訴求をすることができます。約1,100kmという距離は、東京〜福岡を結ぶ長距離夜行バスの運行距離にも近く、記念グッズそのものに路線のスケール感と環境配慮のストーリーを重ねることができます。

これは、例えばライブグッズであれば、都内の有明でアリーナライブを開催して1万人集客したとして、
「この木製記念ライブグッズによる炭素固定量は、CO2換算で約1.0t-CO2に相当します。これは、来場者1万人が東京駅から有明アリーナ最寄り駅まで、鉄道で片道移動した際に排出されるCO2量に相当します。」といった訴求もできます。
SPL(スポーツポジティブリーグ)でサスティナブル経営が必須になってきたJリーグクラブのグッズにもおすすめです。

たとえば、スポーツクラブのサステナビリティ施策として、木製グッズをサポーター参加型のゲーミフィケーション企画に活用することもできます。
例として、2025年にJ1リーグで優勝した鹿島アントラーズを想定します。
鹿島アントラーズのホーム、メルカリスタジアム(茨城県立カシマサッカースタジアム)の2025シーズンにおけるリーグ戦ホームゲームの平均入場者数は約2.7万人規模です。仮にこの1試合平均の来場者が東京駅〜メルカリスタジアム(茨城県立カシマサッカースタジアム)間を自家用車で往復した場合、その移動由来のCO2排出量は、1試合あたり約800t-CO2に相当します。
この“自家用車来場1試合分”を、シーズンを通じた公共交通利用、相乗り、パーク&ライド、自転車来場などの積み重ねによって、サポーターと一緒に削減していく参加型企画として設計できます。
Sport Positive Leagues(SPL)では、クラブの気候変動対策に関する複数の領域が評価対象となり、その中には「持続可能な輸送/移動」も含まれます。ファン・サポーターや選手の移動に伴うCO2排出量も重要なテーマとされており、来場手段の見直しや行動変容は、クラブのサステナビリティ活動と相性のよい領域です。
そこで、公共交通で来場したサポーター、4人以上で相乗り来場したサポーター、パーク&ライドや自転車来場を選んだサポーターに、炭素固定量を可視化した木製グッズをプレゼントします。

これをWEBやアプリと連動させることで、「現在どれくらいCO2削減に貢献できているか」「目標まであとどれくらいか」を可視化できます。
さらに、配布する木製グッズに使用される木材には、成長過程で吸収された炭素が固定されています。低炭素な来場行動によるCO2削減量と、木製グッズそのものの炭素固定量をあわせて見える化することで、サポーターが楽しみながらクラブのサステナビリティ活動に参加できる仕組みをつくることができます。
たとえば、試合ごとに異なる木製パーツを配布し、集めるとシーズン所属選手が並ぶジオラマキットや、スタジアムとマスコットのジオラマが完成するような設計にすれば、サポーターのコレクション意欲も刺激できます。

応援に行くこと、来場手段を選ぶこと、グッズを集めること。
その一つひとつが、クラブの未来を支えるサステナビリティアクションになります。





