
D2Cブランドにとってノベルティは「販促物」ではありません。というのは、この記事を書いた2022年11月でもそうでした。D2Cブランドにとって、ノベルティとは価値観や世界観を、ビジュアルやテキストで伝えていたものを、ふれたり、嗅いだりを加えて顧客に伝える切ることができる。重要な「コミュニケーションツール」です。
Wood+の環境ノベルティのことをたくさん知ってほしい。コラム担当なかのひと1号が書いていきます。
さて、D2Cという言葉を聞いたことがない。と言う方向けにざっくり解説をいたしますと、D2Cは、Direct To Customer の頭文字をとったものです。
大きな括りでは、インターネット通販なのですが、基本的には楽天やAmazonといったモールやマーケットプレイス的な販売手法ではなく、自社サイトに自分たちでお客様を集めて、自分たちで販売する。というものが基本です(なかには販売チャネルやペイメントの観点で出店していることもあります)。
そんな形が基本なので、さほど新しい業態やビジネススキームのように思えないですし、言葉が一人歩きしていて一種の流行りもののようなイメージを抱かれている方も、いまなお結構多そうです。
実際私も若干、いや初めて聞いた時は、かなり「この世界にまた一つ新たな言葉が生まれた。」程度に捉えていて甘く見ていました。
調べれば調べるほど、これまでのビジネススキームとは一味も二味も違う、D2Cの側面が、言葉ではなく心でわかってきたのでコラムを通じて、そのスキーム、世界観に合わせて、これがおすすめなんやで。もしくはD2Cで販売やブランドスタートしたい!してます!!という皆様に向けて、実は、環境ノベルティがいまD2Cと相性がいい!と言うこともお伝えしていければと思っています。
D2CブランドとこれまでのEC通販やネットショップとの違い

もう、結論から言いますと、ここは、共感や世界観とデータサイエンスをベースにして事業展開をしているか?どうか?でここの違いが生まれます。
これまでもたくさんの通信販売業社が自社商品をつくり、卸や小売業社などの中間業社を抜きにしたお客さまへの直販を展開してきました。
そういった通信販売では自社の強みを活かして製品をつくり、その魅力をさまざまな広告(TV-CM、新聞、雑誌、インターネットなど)で展開し集客をかけて、販売という、製品が先にあってというのが中心でした。
また、モール型の楽天やマーケットプレイス型のアマゾンでは、それら企業がプラットフォーム的に集客してくれてというのが一部ありました。
D2Cの場合は、共感や世界観でお客様が集まってきて、その後で製品が来る様です。そして、しっかりとデータサイエンスとしてその行動をちゃんと理解していることです。
特に大事になるのは、お客さまとの関係です。D2Cは、企業とお客さまという関係ではなく、企業とお客様がフラットな関係でコミュニティを形成しているような関係になっています。
「いや、コミュニティっていうても、よくわからんのよ。」という方、大丈夫です。私もわからなかったです。
というのも、SNSなどで積極的にコミュニケーションをとり、お客様からの意見や声をすぐに獲得したら製品はもちろん、広告やマーケティング、発送はもちろん発送後の使い方、返品などに頭の先から爪先に至るほぼ全てに改善点として反映して、すぐにデータサイエンスの視点で、その改善効果を測定していることです。
例えば、アメリカのD2Cマットレス寝具ブランドでは、そのお客さまとのコミュニティのために冊子とオウンドメディアをつくり定期的に配布・発信しています。
この冊子がすごいのはマットレスのことというよりも「よりよい睡眠のため」という視点で自社商品を紹介するようなものではなく、純粋に読み物として面白く、良い眠りのためのヨガや食事などで誌面が構成されていることです。
そして、冊子が欲しくて次の商品やシーツなどの周辺グッズ、アロマオイルやヨガマットなどを買ったり、だれか友人を紹介したりと冊子を介して、LTVや紹介などが起きて、CRMとしてとても良好に働いているといいます。
もちろん、これまでの通信販売業社様でも冊子を作られていて同じことをしてる!という方もいらっしゃるかと思います。大きな違いは、アトリビューション的なところをデータサイエンスベースで冊子とオウンドメディアの計測を実行して、そこをSNSと連動させたりミクストメディアでの展開などさまざまなコミュニケーションとして展開している点が違うポイントになっているようです。
一見しただけだとよくわからないD2Cとこれまでの直販との違い。ですが、なんとなくデータめっちゃつかってる。という点と、世界観や共感をベースにお客様とのコミュニケーションで場づくりをしている。という点で違いがある。という感じでおさえていただけるといいのかなと思います。
ターゲット世代とSDGsなどの意識について

D2Cブランドがターゲットにされている世代というのは、俗に言われる「ミレニアル世代」「Z世代」と言われています。
1980-1990年前後に生まれた世代(この年数の区切りは諸説あり)をミレニアル世代といい、携帯などは学生のころにふれていて、PCなどに抵抗もない世代です。
ちなみにZ世代はさらにその下の世代で1990-2000年前後に生まれた世代で、さらにデジタルネイティブの世代になっています。
なお、年代的にはばっちりとミレニアル世代にあてはまる、私、なかのひとですが、子供の頃(たしか3-5歳くらいのころ)に自宅のPC(まだでっかいフロッピーだった記憶)にふれて、小学校ではスーパーファミコンどまんなか世代、中学前後でプレイステーションが発売され、高校では携帯電話や自分用のパソコンを得てネットゲーム(ダイヤルアップでピーヒョロヒョロとつなぐあれでしたね)などで高額な電話代請求が来て、はちゃめちゃに怒られた記憶があります。
そんなミレニアル世代やZ世代ですが、物を買うことよりも、物を買うことでなにが得られる?なにが変わる?といった買ったあとの体験がどうなの?買わなくてもシェアリングエコノミーで代用できない?リセールバリューは?というところが購入というか消費の大きな動機になっています。
さらに、環境などの意識も高いほうだと思いますし。健康などの意識も高いです。
なのでSDGsなどは、ミレニアル世代やさらに若いZ世代は身近なもので協力したい意欲が高いです。
D2Cブランドは、サステナブルや環境配慮証明の時代に。
さて、2026年になって、世界的にも環境経営で大きな動きがありました。例えば、ESG経営では、これまでは脱炭素をやっていればどうにかなっていたところに生物多様性の取り組みもと言われ始まっています。また、日本の政策GXでは、年間10万トン以上の炭素排出がある企業に向けて炭素削減関連で罰金にちかい取り組みが始まりました。
もちろん、D2CブランドだからといってESG経営やGXにということではないですが、社会の意識も先の環境配慮制作や取り組みのアップデートに合わせて、視座が上がります。なんせ、大手が環境配慮でこう言うことしています。となったら、小規模なD2Cが同じレベルではなかなかそこでお客様から共感を得続けることは難しくなります。
でも、だからといって、環境や人権、社会的な配慮の取り組みを新しく重ねるとなっていくと、再現がなくなってしまいます。
そこで、注目されているのが、「証明」です。
私たちもなかなか全部証明ができます!と言いにくいのでちょっとあれなのですが、これまでは、「安心してください、環境配慮、やってますよ!」のなんとなくサスティナブルでOKだったのですが、これからは「この紋所がめにはいらぬか」的に、第三者のお墨付き的なもので、その取り組みの実態があることをつたえていく。というイメージです。
サスティナブルや環境配慮の証明とは
さて、とはいったものの、証明はどのようにしたらいいの?というと、基本的は、商品の製造工程で監査や計測ができて、それを第三者が認める外部評価の物が基本となります。
私たち、木製品ではFSC®︎認証があります。
再生素材をつかってアパレルやバッグをつくられていればトレーサビリティなどでその証明を取っていくイメージです。こちらは、取得しやすい物ではフェアトレード認証、厳格にやるならISO9001(品質管理)とさまざまにあります。
商品を自社開発している場合には、自社でそれらを取得して、定期的に監査などを入れて更新していく必要があります。OEMなどで商品を開発されていたり、ファブレスの場合には、その認証などをお願いするか、認証に対応している業社さんに依頼するなどがあります。
まずは、D2Cブランドのコンセプトや世界観に合わせて、手軽に始められて自社のブランドに近い認証で進めていくのがよさそうです。
D2Cブランドにとって環境ノベルティは、LTVを高める。
わたしから何かどうこういうこともないのですが、D2Cブランドにとって重要なのは、単に商品を販売することではなく、顧客との長期的な関係を築くことです。
その指標となるのが、LTV(顧客生涯価値)であり、もっというとCRM(顧客関係管理)になります。
様々な広告費が高騰したり、SNSなどを軸にした集客でも競合が増えてきているなか、D2Cブランドでは「一度購入して終わり」ではなく、共感によってファンになり、継続的に購入してもらう仕組みが求められています。
その中で、意外と大きな役割を果たすのが、ノベルティです。
とくに環境ノベルティは、単なる販促物ではなく、ブランドの理念や価値観を顧客に伝えるコミュニケーションツールとして機能します。
D2Cと環境ノベルティの相性
D2Cブランドは、商品そのもののよさ、だけでなくブランドの理念や世界観を顧客に伝わることが成否を分けると言っても過言ではありません。
そのため、商品を購入したあとで、開封の儀のように楽しみにしているお客様が、「おお!」と共感と感動があるように
- パッケージ
- 同梱物
- ノベルティ
といった細かな体験こそが、ブランドの価値を伝えきることにつながる重要な要素になります。
特に環境意識の高いD2Cブランドでは、素材や製造背景まで含めてストーリーとして伝えるケースが増えています。
そのため、サステナブル素材を使ったノベルティや副資材は、単なる販促物ではなく、ブランドの価値観を表現するツールとして活用されることが多いのです。
環境ノベルティがブランド共感を生む
D2Cブランドで、ブランドの価値観やストーリーへの共感をさらに高めるにはどうしたらいいのか。
ここ最近、特にミレニアル世代や、Z世代において、興味関心が増えているサステナブルな領域では、「環境に配慮しているかどうか」そのものが、ブランド選択の理由になるケースも増えています。
その中で、環境ノベルティは、ブランドの理念やストーリーを体験として伝えるツールとして機能します。
ブランドの価値観を“形”として伝えられる
ブランドの理念は、文章や広告だけでは伝わりにくいものです。
しかし、
- FSC認証素材
- 木材などの自然素材
- 再生素材
といった環境配慮素材を使ったノベルティは、ブランドの価値観を実際のプロダクトとして体験させることができます。お試しではじめたり、資料請求ではじめてそのブランドにふれる顧客に、まずノベルティとして、ブランドの価値観を手に取っていただくことで、そのブランドが大切にしている考え方を自然な形で伝えることができます。
ブランドストーリーを伝える接点になる
また、D2Cブランドでは、素材や製造背景などのストーリーが重要な役割を持ちます。
環境ノベルティには
- 森林保全
- アップサイクル
- 地域素材
といったストーリーと相性がよく、ブランドの背景を伝える接点になります。
例えば、ここ数年、問題になっている。熊が街の中に降りてきたりと様々な問題になっていますが、その原因の一つが日本の森の環境がかつてないほど荒れてきていることもあると言われています。
間伐や林業による人の手が入ることで、森の中に陽の光や風通しをよくすることになり、森の中で食べる物が増えたりして、街に降りる必要もなくなっていきます。(もちろん、数が増えすぎていたりのケースでは、この取り組みが解決にはなりませんが)
単なる販促物ではなく、ブランドの物語を伝えるメディアとして機能するのです。
顧客の価値観とブランドを結びつける
環境意識の高い消費者にとって、サステナブルな商品や素材は「自分の価値観を表現する選択」でもあります。
そのため、環境ノベルティは
- ブランドの価値観
- 顧客の価値観
を結びつける役割を持ちます。
この共感が生まれることで、顧客は単なる購入者ではなく、ブランドのファンへと変化していきます。
こうした共感が生まれると、顧客はブランドを継続的に選ぶようになります。
結果として、環境ノベルティはリピート購入やLTVの向上にもつながる可能性があります。
環境ノベルティがリピート購入を生む

すでに何度も伝えていますが、D2Cブランドにとって重要なのは、一度きりの購入ではなく、継続的に選ばれるブランドになることです。
そのため多くのD2Cブランドは、顧客との接点を増やし、ブランドを思い出してもらう仕組みづくりに力を入れています。環境ノベルティは、こうした顧客接点の一つとしてリピート購入を促す役割を持つことがあります。
日常生活の中でブランドを思い出させる
ノベルティのなかでも日用品であれあば、商品とは別に日常生活の中で使われることが多くなります。
例えば
- タンブラー
- メモ帳
- キートレー
などです。こうしたアイテムは日常的に目に触れるため、自然とブランドを思い出すきっかけになります。これはマーケティングでいうブランド想起(Brand Recall)にもつながります。
ブランド体験を長く残す
D2Cブランドでは、商品を購入した瞬間の体験がブランドの印象を大きく左右します。
その体験の一部としてノベルティがあると、顧客の手元にブランド体験が長く残ります。
特に環境ノベルティは、素材の質感 / デザイン / ストーリーといった要素で触れたり、香りで伝えたり、五感に合わせて印象を残すことに有利です。
D2Cブランドに、おすすめの環境ノベルティ
そんなこんなで、環境ノベルティは単なる販促物ではなく、顧客との長期的な関係を築くためのツールとして活用されています。
そのため近年では、商品に付属する副資材やパッケージなどにもサステナブル素材を取り入れるD2Cブランドが増えています。もちろん、ノベルティにもです。
それぞれ、D2Cブランドにてあつかう商品やコンセプト、世界観に合わせたおすすめグッズを紹介します。
化粧品オーガニックブランド様向けアイテム
・ヒノキ粒のサシェ
私たちの木製品を作る時の端材など、本来は廃棄することになる木材を捨てずに加工してコロンと可愛らしい木の小粒をあつめて香りを楽しめるサシェにしました。
洗面におけば調湿効果、アロマオイルを垂らせば香りがふわっと続くアイテムになります。
・組み立てプチ花瓶
インテリアに一つあると、かわらしいアイテムです。リングやアクセサリーなどの小物雑貨に混ぜて主張しすぎず、でもそこはかとない存在感があります。

ファッション・アパレル やバッグブランド様向けアイテム
・ポーチ(WOOD CLOTH)
間伐材の木の繊維を用いて、木の布にしたWOOD CLOTHシリーズ は、アパレルやファッションブランド様におすすめです。木をつかって環境にいいだけでなく、布の縫製などを国内で行うため、日本で問題になってきている日本の布の縫製技術を未来につなぐことにも貢献します。
詳しくは上のバナーから
・くすのきカンフルブロック
古来からくすのきは、大事な衣類などを守るとされてきました。実際、そういった形で現代でもつかわれています。その楠をおしゃれなブロック形にしたアイテムです。洗面はもちろん、クローゼットにおいたりつかえます。
デジタルガジェット、アウトドアブランド様向けアイテム
・スマホスタンドキーホルダー
デジタルガジェットやカーアイテム向けのD2Cブランド様むけにおすすめなのがスマホスタンドキーホルダーです。形を自由に変えられるので車の形、ブランドロゴでつくるなど可能です。
・スマホスタンドスピーカー
スマホを置くだけで、電池要らずでスピーカーになるアイテムです。アウトドアブランドのD2CもしくはYoutuberさまやインスタグラマーさまの販売商品(OEM)にもおすすめです。
すべてのアイテムが国産の間伐材を利用していて、使うことで日本の森が守られます。

概念図は上の通りです。
D2C向け、ほんとうにサスティナブルなOEM、ファブレス商品開発
ノベルティが大事なのは理解した。もっと深く、商品開発やOEMのお願いもしたいんだけど、できる?
というお客様向けに、できます。という答えと共に、「サスティナブルなストーリーをつくれるOEM」がおすすめです。それも、脱炭素や生物多様といったESGのE(環境)のことだけでなく、人のこと、たとえば、日本の伝統的な木工加工を未来につなぐ。といったことだったりESGのS(社会)のこともしっかりストーリーにできることが大事です。
サスティナブル雑貨のOEMは、D2Cやブランドの理念をカタチにする選択肢
https://novelty-moku.com/blog/d2c-oem
上のリンクから、D2CのサスティナブルなOEM、ファブレスな商品開発にストーリーをつくれます。という記事です。ぜひご覧ください。
サイトは別になりますが、こういったストーリーのあるOEM。サスティナブルなD2Cむけに、ただの木製品だけでなく、アロマオイル、化粧品などまでつくることができる。サスティナブルなストーリーのあるOEMのつくれる「MOKU」がおすすめです。
D2Cブランドに向けてロット数も、100個500個の単位でも商品開発、OEMのご相談大歓迎です。
まとめ
D2Cについてと、おすすめのノベルティについてでした。
ダイレクトトゥカスタマーという言葉だけを見ると単純そうですが、データサイエンスやSNSなどでコミュニティをつくるなど、やるとなるとハードル高いな。と思わされます。
「これからはじめよう。」という方のお力になれているとうれしいです。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。
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