もうスーパーやコンビニでビニール袋が有料化されて久しいですね。スーパーにお買い物に行くときに大きめのエコバックをもっていくのが習慣化してきていますし、コンビニ用の小さめのものも持つようにしています。
それに関わって、小泉環境大臣が「プラスチックのスプーンやフォークもその対象」というような発言もあり、2021年の6月に政府からプラスチック資源循環促進法の閣議決定がなされました。
こちらの法案が2022年4月から始まるとあって様々な準備をされている企業様が多そうです。今回はこの法案のざっくりとした解釈と具体的にどういう影響があるのかについて、そしてWOOD+がどういうお手伝いができそうか?についてを考えてみたいです。
プラスチック資源循環促進法の範囲はどのあたり?
さて、一番気になるのがこのプラスチック資源循環促進法の範囲についてだと思います。
よくいわれるのが、コンビニなどで購入するお弁当でついてくるスプーン、フォークといったワンウェイプラスチックです。
ワンウェイプラスチックって何?という声もあるかと思いますので、ザックリ解説いたしますと、ワンウェイ>一方 の一回渡したら捨てられるようなプラスチック。「使い捨てのプラスチック製品」という意味です。
当てはまるアイテムですと、コンビニやスーパーのお弁当の容器、フォークやスプーンも含まれます。また、カフェスタンドのプラスチック容器やストローもこれに含まれます。
ほかの業界では、ホテルや旅館のアメニティも含まれてきます。アメニティのクシやブラシ、かみそり、シャワーキャップ、歯ブラシなどがこれに該当します。
これらの削減に向けた取り組みが不十分だと社名が公表され、それでも従わない場合には罰金もということで結構厳しめの法案になっています。ただ、すべての業者が対象というわけではなく、年間5トン以上使う事業者が対象とのことです。
この年間5トンの事業者の規模がどれくらいになるのか?が肝になりそうですが、スプーンひとつを5gとしたら1,000,000個。10gとしたら500,000個の規模です。
一日1,370個以上扱う場合はこれに該当します。また、事業者ごとですので、複数店舗を運営されていれば対象になる可能性がぐっと高くなりそうですね。ホテルや旅館などのアメニティなどは重めなので、おそらく小さな民宿、旅館、ペンション以外のほとんどがその対象と思われます。
海外での脱プラ対応事例はどういうのがある?
ちなみに、海外でも似たような法律などがすでにあって、欧米が特にこれら環境配慮の法案が多くなっています。海外での脱プラスチック事例をいくつか紹介していきます。
お隣の台湾では、日本と同じようにコンビニなどでのビニール袋提供が使用制限されています。ちなみに2002年からそれらの推進がされています。また、プラスチック製の食器なども使用規制が進んでいます。
台湾では、使い捨てのプラスチック製コップ、とくにファストフードやカフェスタンドにタンブラーを持参で優遇サービスを強化といった事例があるようです。また、プラスチック製ストローについても、紙製のストロー、ステンレス製のストローなどが流通しているようです。
アメリカでは、お弁当などのテイクアウト容器がすでに紙製になっています。また、商品のラップについても、使いまわしのできるアイテムを勧められるようです。
また、ストローについては自分用のものを持ち運ぶというスタイルが定着しつつある。とのことです。欧米では、量り売りで容器を持参する。という販売形式に移り変わっていくようです。
日本だと、これからお肉やお魚のプラスチック製容器などをどうしていくのか?が問われそうですね。
WOOD+で対応できそうな商材
さて、脱プラ時代に完全に突入していますね。
こういった流れは、強くなっていくことが予想され、早いうちに対応を始めないといけなそうです。プラスチック資源循環促進法での適用範囲は、もっと拡大することが想定されます。
「いやー、わかっているけど、まぁ自分のとこに影響が来てからでいいや。」と思っていると土壇場で大変なことになるかもしれません。
記憶に新しいところですと、昨今の感染症の影響で飲食店がこぞってテイクアウトを始めたりした際に、容器がなくて対応ができなかった。というケースが相次ぎました。
また、小売店やお土産屋さん、地元で人気のお菓子やお酒のメーカー様も通販やECサイトへの事業転換を!と展開したものの配送用の段ボールなどの資源がなくててんやわんやしたというニュースがありました。
やはり、はやめはやめに対応しておいたほうがいざというときにスムースです。
そんなお手伝いとして、ホテル向けのアメニティなどで木製のオリジナルアイテムで展開したいのだけどといった相談や、木製で容器をつくりたいのだけどできますか?といった相談も受けています。
今のアイテムですぐに対応できないかもしれませんが、木製品の可能性を生かして力になれることがあるかもしれません。お気軽にお問い合わせください。
まとめ
プラスチック資源循環促進法についてでした。世界的にもプラスチック製品への規制は強くなってきていて、これからも継続的に規制されていくことが予測されます。
スーパーなどは、量り売りなどが始まるのでしょうか?大型ショッピングモールなどに入っているカルディコーヒーファームさんのようなマルシェのようなテイストでお買い物にちょっと違った楽しさなどを取り入れつつ脱プラできるとよさそうですね。
また、グリーンライフポイントも同じタイミングで始まるようなので、こちらをうまく利用しつつ販促につなげられるとよさそうですね。
さて、そんなこんなですが、今日のコラムを終えたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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