今日はエイプリルフールですね。
ちなみに、環境関連法で「プラスチック資源循環促進法」が本日からはじまりますね。
ただ、今日のコラムはプラ新法ではありません。「グリーン・ニューディール」についてです。
ニューディール政策というと1920年代の世界恐慌でガタガタになったアメリカ経済を再生するためにフランクリン・ルーズベルト大統領がはじめた政策のことです。
そして、グリーンニューディールは、それにあやかったものです。
とはいえ、名前はきいたことがあるけれど正直よくわからない。
具体的に何をするのか?どんなメリットがあるのか?よくわからない。
じゃあ、わかるようにざっくり解説してみよう!
と、最近のコラムはこういう感じです。
グリーンニューディールってなに?
こちらの発端は、オバマ元大統領がはじめた環境、温暖化への対策を経済政策に結びつけておこなう経済対策のことです。
当時は、10年で温室効果ガスの発生を0にというような指標があったのですがいまは削除されています。
日本でも09年ごろに世界ではグリーンニューディールが進むから環境関連投資を進めよう。というような形でセミナーが各地で開催されていたようなので、記憶にある方も多いかもしれません。
グリーンニューディールは、太陽光などの自然エネルギー関連事業へ政府が1500億ドル規模で投資を行い、500万人規模の環境自然エネルギー事業で雇用を生み出す。というものです。
ただ、このグリーンニューディール政策は、投資規模も大きくコストも大きいことに加えて、政策の内容が社会主義的すぎる。との批判もあり、さらにアメリカではシェール革命でエネルギー政策がかわったこともあって当時はあまりうまくいかなかったようです。
ですが、ここ最近になってこのグリーンニューディールがにわかに注目を集めています。
というのも、昨今の人と人のふれあいを控えましょう。距離を置きましょう。といった流れで疲弊した世界経済への起爆剤として注目をあつめつつあります。
概要:グリーンニューディールというもの自体は、真新しいものではなく、昨今のあれやこれやで落ち込んだ世界経済への起爆剤で注目をあつめる。
メリットは?企業はなにをするもの?自治体は?
さて、とはいえ、このグリーンニューディールでのメリットは?企業はなにしたらいいの?というとちょっとむずかしいかもしれません。
コラム担当なかのひと的、グリーンニューディールで抑えるべきポイントは「カーボンニュートラル:炭素中立」と「ESG」です。
世界的に炭素中立、カーボンニュートラルは企業に課せられている課題と言ってもいいかもしれません。
自動車メーカー各社も2030年にガソリンエンジン車への規制で0にすることもあります(ホンダでは、F1の技術陣をそちらのカーボンニュートラル対応にあてています)。
カーボンニュートラルには、温室効果ガスの発生を0にする取り組みとして、人為的な技術で発生を0にする。森などに吸収をさせる。といった取り組みが必要です。
こちらのコラムをよくお読みの方は、「あれ、このながれだと…ESGに関わる?」と思われるかもしれません。まさに、そうです。
グリーンニューディールで政府などが投資してくれる資金で、カーボンニュートラルの各種対応(自然再生エネルギーや企業の森、社有林など)をしてコーポレートガバナンスとして発表をすれば、ESGとして評価されやすくなります。
そうかんがえると、いいことずくめです。
ESG経営を進めている会社では、「取引先、サプライチェーン、流通など」自社だけでなく取引先にまでESG経営の対応が求められます。
アメリカでは、そういったこともあって大企業のESG経営に合わせることで、それまで固く構築されていたサプライチェーンに組み込まれる可能性がたかまるということもあり、中小企業(社員が1桁の会社でも)がこぞってESG経営を進めています。
SDGs/ESGとの関わりは?日本での事例は?
さて、もう答えが先の項ででてしまったのですが、カーボンニュートラルの対応に具体的に取り組めばSDGsの気候変動へ具体的な対策をにばっちり貢献できます。
とはいえ、次に問題になるのは、どこでグリーンニューディールの投資をうけられるの?というところでしょうか…
日本では、東京都がすでに「東京版グリーンニューディール」としていろんな環境投資関連の基金を設立したりしています。
ほかにも地方自治体ごとでグリーンニューディール基金などが設立されています。自治体ごと、国ごと、ともすれば銀行でもそういった投資などがあります。
すすめたい!という場合はぜひ探してみてはいかがでしょうか
まとめ
今日はエイプリルフールなのですが、普通にコラムを書いてしまいました。
とはいえ、手軽に人を欺いて、軽くつける嘘もない。もう純粋無垢な自分(嘘です。)なので、いつもどおり過ごすだけです。
はい、では最後までお読みいただきありがとうございました。
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