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インバウンド需要に高級旅館の販促ノベルティもSDGs・環境配慮で

旅館・ホテル・宿泊業や観光業は、この数年間、人と人のふれあいを控えましょうといった社会情勢が続き、海外からインバウンドで訪れる人も減ってしまって、かなり大変な情勢に見舞われていました。

そんななかで、規制が2023年に解除されて戻りつつあるインバウンド・訪日観光客。
2024年の観光業はここ数年は規制があってなかなかできなかった海外訪日の観光客、インバウンドを掴めるかどうか?が鍵になりそうです。

と、ここまでは2023年に書いた内容です。ここから少し2024年のリライトを加えていきます。

インバウンド2023年と2024年の違い

  • 回復の加速: 2023年は渡航規制からの回復期、2024年は以前の全盛期を上回る勢い。
  • 国・地域別の変化: 中国からの訪日客の回復傾向。ただ、欧米も多くなっている。
  • 消費傾向の変化: 体験型のコト消費がさらに強まる。モノ消費では成功しにくい。
  • 競争の激化: 参入障壁が低いのでインバウンド市場の競争がますます激化。

下記は、2023年 のライティング
なお、再開されたインバウンドは、以前は「爆買い」「家電」といったモノ売りがキーワードでしたが、今はちょっと変わってきていて「高級」「体験」といったコト売りがキーワードとなってきています。

これに追記しますと、お祭りや花火は予約観覧席、プレミアムシートの争奪戦が起きています。農業ですら、収穫体験に和のお菓子作りなどを組み合わせて人気の体験型観光農園が人気です。テーマパークなどもただアトラクションを設置してというよりも来場者体験型のアトラクション(没入型)が人気です。

旅館やホテルなども、以前のインバウンドは、とにかく安く快適に宿泊できます。から、ご当地のグルメがビュッフェで食べられる。お酒の有名な地域であれば地酒バーが設置されていて、食事にアップセルする形で時間制飲み放題などのサービスも人気のようです。もしくは、最高の睡眠が取れるように寝具やアロマ、ハーブティなどを用意されていたりと、コンセプトやテーマがしっかりとしているところはとても人気。

一方で、そういうことを取り入れてみたもののうまくいっていないところは、コンセプトがぼやっとしていたり、マーケティング思考ではなくインバウンドはこうだろうでことを進めてしまうとうまくいかないようです。

インバウンドで人気なのは確かに日本を感じることです。でも、「和」だからと形式にぎゅっと押し込んでしまう(フランス料理を食べにいってマナーがなっていないからと怒るようなこと)とよくないようで、和の伝統を現代にうまくミックスさせる。和モダンな形がとても人気なようです。

嬉野のティーツーリズムに外国人が殺到する理由

https://toyokeizai.net/articles/-/756582

そんなコト売りにシフトしてきたインバウンドや訪日外国人を高級旅館が集客として掴みとるには、SDGsやESGといった環境や人権への配慮が大事です。そのポイントをおさえつつ高級旅館などのインバウンド販促や訪日外国人の集客に用いることができるSDGsなノベルティを紹介していきます。

海外のSDGsと実態

なぜインバウンドや訪日外国人を高級旅館が掴むには、SDGsやESGといった環境や人権への配慮が大事になるのか?についてまとめていきます。
まず、日本では、環境問題というとSDGsを中心に盛り上がっていますが、アメリカではESGが広まりをみせているようです。

日本でのマーケティングの第一人者「神田昌典」さんも2022年3月にESGが市井のカフェなどの個人商店レベルに広がっているとのニュースを発信していました。

引用:米国で広がるESG ― 日経MJ連載「未来にモテるマーケティング」22/3/14号

https://kandamasanori.com/media/14986/

さらに、マーケティングの開祖というとちょっと大袈裟かもしれませんが、世界的権威「フィリップ・コトラー」さんは著書マーケティング3.0のなかで、これからは環境や人権に配慮することが企業に求められていくし、株式などの評価になるはず。といった言葉をいまから12年も前、SDGsなんて言葉ができる以前に発表しています。

参照:コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則

欧米では、人権・環境デューデリジェンスといった法規制が2022年2月23日に発表。これに違反をすれば罰金もあったりします。
人や環境への配慮の具合は日本にいるとなかなか感じることができないレベルになってきているといいます。

引用:JETRO欧州委、人権・環境デューディリジェンスの義務化指令案を発表

https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/02/270ab8bbbd9b69d1.html

また、世界的に見ると「Carbon Neutral(カーボン・ニュートラル)」の言語で検索数が一番多いのは中国となっています。
ここ最近では、ESGに対して「少し落ち着こう」というような流れもありますが、環境や人権への意識については、インバウンドで重要な国々の間ではそれなりに高いというのがあります。

データで見るインバウンド

インバウンドに話を戻しますと、この数年間の間で閉塞的な空気をつくりだした世界的流行り病を境にして、ちょっと変わったことがあるようです。
特に入国者の国でデータを分けると如実な違いが見えてきます。JNTO 日本政府観光局訪日外客数(2023年8月)のデータを見ながらざっくり概要をまとめますと、、、

かつて、2019年までは近隣のアジア諸国からのインバウンド、訪日観光客が中心でしたが、2023年からはアメリカ(19年対比+13.9%)、カナダ(19年対比+7.6%)、メキシコ(19年対比+17.8%)といった北米諸国が軸となっています。

一方で、近隣のアジア諸国からの入国は軒並みダウンで、かつてインバウンドの30%近くを占めていた中国はようやっと団体旅行が認められて増えてきてはいるものの19年対比で80%も下がってしまったというデータもあります。

中国の場合は、大手不動産企業が破綻しそうだといったこともあって、かつての景気の良さが戻るかどうかが今後の鍵になりそうです。
また、欧州からは、飛行禁止区域もあってルート変更などの問題もあってか全体的に伸び悩んでいる感じのデータとなっています。

参照:JNTO 日本政府観光局 訪日外客数(2023年8月)

日本政府としてもインバウンドや訪日外国人を増やすことは前向きで今後もこの傾向はつづくはずです。

なぜノベルティでインバウンド販促に

「SDGsや環境に配慮したことって、なかなか表に出しにくい。」
「企業の概要などのちょっとは書くけど、大々的にアピールはしていない。」

この心理はなんとなく、理解できます。ただ、せっかく環境や社会へいいことをやっているのであれば、利用されるお客様に知っていただけたほうがいいことがあるはずです。
とはいえ、ちょっとやってる感を前に出すのは恥ずかしい。というときに役に立つのがノベルティです。

旅館のある地域の地産木材をつかって、ノベルティグッズをつくり、それを予約サイトで「宿泊してくれた人にエコなノベルティプレゼント(海外ではノベルティではなくセールスプロモーショングッズですね)」という形で予約の段階で自然にアピールできます。

予約の段階で「この宿はSDGsやESGの意識があるんだな。」と認知してもらうことができれば、差別化になり予約サイトのCV率も上がるはずです。
ちなみに海外ではSDGsよりもESGやCarbon Neutral のほうが認知されていたり、意味が理解されやすくなったり、といったこともあるので訴求する国によってつかう言葉を変えたほうが効果的と言えそうです。

おすすめSDGsノベルティグッズ

インバウンドでSDGsやESGなどの環境や人への配慮になるノベルティグッズについていくつかピックアップしていきます。

喧嘩札

https://eco-pro.ne.jp/product/jb490/

日本らしいノベルティグッズとして、インバウンドうけもGoodのSPアイテムです。
旅館の近隣地域のお祭りや、花火などイベント・行事と絡めるとさらに思い出にのこるコト売りのノベルティになります。

例えば、お祭りや花火と合わせる場合で、丸太を転がしたり、舞台を作られたりするイベントなどであれば、これまでは捨ててしまっていた木をつかってグッズにすることで「昨年、お祭りで利用した木を使っています。」といった訴求をすることで、インバウンドでも国内旅行者にもおもしろく記憶、思い出に残るグッズになります。

もしくは、倒れてしまった木を使ってグッズにしたりといったことも可能です。

事任八幡宮様 事例

Kitto+ 木粉のタンブラー

https://eco-pro.ne.jp/product/jb534-1/

ノベルティの定番、タンブラーです。でも、ただのタンブラーではありません。51%以上が木でできている木粉のタンブラーです。
それも、エコプラスチック系のタンブラーでありがちなただエコな素材を混ぜました。というだけのものではありません。

私たちが木製品をつくる際に発生するおがくずや木屑、端材などから木粉をつくってまぜるので、このエコ素材の回収でかかる炭素負荷がほぼありません。
通常は、このエコ素材の回収でも結構な炭素が発生します。
また、木を使っているので、商品のなかに炭素を固定し大気からCO2を削減できる代物。

くわしくは、Kitto+ の詳細ページに

こちらは、宿泊施設のお部屋のコップやお食事の際に提供するグラスの代わりにつかっていただいて、施設内の店舗で販売されるなども可能かと思います。
サンプル無料発送を承っています。

扇子

https://eco-pro.ne.jp/product/jb376/

杉の木をつかってつくる木の扇子です。
杉の木は、実は日本固有の種です。シンプルにそれをノベルティグッズのメッセージでつけるだけでも十分にノベルティの効果があるかと思います。

季節はもう涼しくなってきましたが、とにかく日本の夏は暑い。湿気がすごくて暑さの種類が海外とちょっと違うといいます。
インバウンドで、夏の間に来られたお客様に扇子をノベルティで渡せばかなりよろこばれるはずです。これもコト売りノベルティとして「気が効いてる」ともらった側の印象も良くなります。

また日本的で、アメニティグッズとしてお部屋に人数分置いて、お土産物として店舗販売をされても。
高級旅館でもいくつかの地域で施設を展開されている場合、この扇子を全施設で展開して、全館分を集めていただけるとシークレットな宿泊コースが堪能できるといったコト売りでも至上のロイヤリティ施策にも。

アロマフックスリム

https://eco-pro.ne.jp/product/jb275-2/

ヒノキは、日本と台湾の一部にのみ生息する木です。
古来より日本の建材として使われてきた木なので、その見た目だけで日本的です。また香りも自然なヒノキの森の香りが長くただよいます。

海外では、衣服をまもるグッズではシダー(杉系)を用いたグッズが一般的ですが、ヒノキの自然な香りでまたちょっと違う衣服のケアアイテムになります。
インバウンドで来られる海外の方の多くが、日本のようにタンスにしまうのではなくウォークインクローゼットにかけて収納されることが一般的なケースが多いようです。

こちらは生活に密着したコト売りノベルティとしておすすめです。

家型つみき

https://eco-pro.ne.jp/product/jb540/

こちらは、離れの宿など高級な宿泊プランを予約されたお客様に記念品としてプレゼントされると喜ばれるアイテムです。
シンプルでおしゃれな家形のつみきで、幼稚園以上のお子様向けであれば知育玩具として、大人向けでもインテリアとして飾っていただけるおしゃれアイテムです。

国産のひのき利用で、日本の森をまもるアイテムです。
個人的にほしいアイテムです。

まとめ

インバウンドで高級旅館向けのノベルティグッズの紹介でした。
これからもどんどん増えてくるであろうインバウンド・訪日観光客をいかに事業に取り込んでいけるか?は2024年についてはもちろん、5年後10年後といったスパンでも非常に重要な観光や飲食、物産、イベントといった事業のテーマとなるはずです。

以前のコラムでも書きましたが、政府のインバウンド方針は以前のような数の施策から質の施策へと変化してきています。

「海外訪日観光・インバウンドが本格再開でSDGsノベルティができること」

これを裏付けるように、訪日観光客の入国者数データも北米を中心に盛り上がってきています。
いかに時流を掴んで事業に結びつけられるかどうか、2024年のインバウンドを掴んで未来に繋げていきましょう。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。

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