に投稿

【伐採木の活用事例/慶應義塾大学様】塾生に愛された古木を思い出に残したい

「敷地内の古木をなんとか有効活用したい」 「安全管理上、伐採が必要になった木を思い出として残したい・・・」 そんなご要望はございませんか。 私たちは、思い出を手に取れるグッズとして生まれ変わらせることができます。 今回は、樹齢約90年の木を伐採し加工した事例を紹介いたします。

樹齢約90年 多くのOBに愛された三田キャンパスのシンボル

慶應義塾大学様より、三田キャンパス敷地内にあるヒマラヤスギの伐採後の利用方法についてご相談をいただきました。

その木は、国の重要文化財にも指定されている旧図書館の前にあり長い間、塾生に親しまれていたキャンパスのシンボルでもありました。

旧図書館の開館は明治45年とのこと。
今後も長く保管されるよう改修工事が行われることとなり、工事にあわせて建物周辺にあったヒマラヤスギが伐採されました。

ですが塾生やOBに親しまれ、景色の一部として愛されてきた樹齢約90年の木をただ伐採するだけではあまりにもったいない。

なにか出来ることはないかとご相談をいただき、まずは伐採後の状況を確認しに行きました。

直径90㎝!?製材機に入らないほどのサイズに木挽職人が登場

その木はなんと直径が90㎝以上もありました。
トラック1度で運ぶ予定が、2度に分けて運搬。

しかし大きすぎて製材機に入りません!

そこで登場したのが、木挽職人です。

木挽(こびき)とは、鋸(のこぎり)やチェーンソーを使い、丸太を加工しやすいサイズに挽いていく仕事です。

製材機が今ほど発達していなかった頃は、多くの木挽職人が活躍していたそうですが今は東京都でも数人と言われているそうです。

職人の方は大きな丸太の上に立ち、時間をかけて真っ二つにカットしていきました。

あたりに、ヒマラヤスギ独特の良い香りが漂います。

こだわりのデザインの置時計に生まれ変わりました

加工しやすいサイズになり、乾燥されたヒマラヤスギは製材され新たな商品に生まれ変わりました。

幾つか提案をさせて頂きましたが、『これまでの時間とこれからの時間を一緒に刻み続ける』というコンセプトで、どなたにも使っていただけるような置時計が選ばれました。

(※時計のデザインは他にもございます。)

文字盤には旧図書館の時計をモチーフにしたデザインが施されています。
ラテン語で「時は過ぎゆく」を意味する「TEMPUS FUGIT」の11文字が再現されました。

右下には旧図書館とヒマラヤスギのイラストを入れました。
ご担当者様のこだわりのデザインです。
なお背面には、ヒマラヤスギについての説明を加えました。

高級感を演出するために塗装も施されています。

商品は冊子等で紹介され、多くの卒業生や慶應ゆかりの方の手に渡りました。
お祝いの品としても喜ばれているそうです。

お役に立てたことがとても嬉しい事例となりました!

学校内の樹木については多くの卒業生が愛着を持っているものです。

伐採された木のご活用をお考えの方、是非私たちにご相談ください。