いつもありがとうございます。間伐材をはじめとする国産の木材をつかったSDGsノベルティグッズWood+コラム担当なかのひとです。
本日で、今年のコラムの更新は最後です。
2023年も一年たくさんお読みいただき、お問い合わせも、まことにありがとうございました。
なかのひと、2号とも感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
今年の最終営業日は、2023年12月28日(木)となっております。
2023年12月29日〜2024年1月4日までは年末年始休暇となります。
年明けの営業再開は2024年1月5日(金)より通常通りの営業となります。
※ご発注頂いております進行状況などに関しましては担当営業までご連絡くださいませ。
さて、昨年もまったく同じことを書いていますが、来年の話をすると鬼が笑う。といいますが、いやむしろ「お前も鬼にならないか?」とそんな心持ちで書いていきます。
「2024年は生物多様性元年」
2023年に気候変動のTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)と同じように、生物多様性でTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)が発表されました。
生物多様性、自然の保護などの取り組みが企業の評価になるもので、いろんなところから注目が集まってきています。
大手企業を中心にということにはなりますが、事業を通じて発生させる炭素だけでなく、人や物の移動で生じるカーボンフットプリントなんかも気にしないといけないのに、今度は生物多様性も守るという『脱炭素は遂行する』『生物多様性も守る。』と、ESG経営のつらいところで覚悟ができているかが問われそうです。
さて、2023年の振り返りとしてわたしたちの話ですが、今年は九州は福岡に営業所ができました。
九州は、台湾の世界的半導体メーカーが熊本県に工場を設置するなど、日本が目指す6G、量子コンピュータ、光半導体などの生産・研究拠点になるといいます。かつて隆盛をほこったシリコンアイランドの再来になるといいですね。九州で環境配慮に限らずなにかしらの販促をされる際にはお力になれると思います。ぜひ気軽にお声かけください。
また、これまでの木製品にもちょっと変わったラインナップが加わりました。それがKitto+です。
ノベルティグッズ界隈ではよくみかけるプラスチックにコーヒーのカスなどをまぜたエコタンブラーに見えますが、Kitto+は違います。他社製品では自然素材の配合率15-30%が一般的。Kitto+は51%と半分以上が木の粉(自然素材)です。しかも、自然素材の回収も製造で発生する木くずや端材を用いるので回収に負荷・コストがかかりません。さらに木なので、炭素固定で脱炭素になります。デザインも一見すると陶器みたいに見えます。ほかにもたっっっくさんありますが、詳しくはリンク先にて確認ください(サンプル発送無料です)。
冒頭でも取り上げました「生物多様性」
この2,3年でいっそう脱炭素などの環境配慮を求められるケースはさらに大きくなったと感じます。カーボンニュートラルや脱炭素経営の対応だけでもそれは大変なことです。ですが、ここにあたらしい流れとして「生物多様性」がくわわります。くわしくはリンクにて確認ください。
日本でわかりやすい生物多様性のことは、「熊」による獣害があります。東京でも普段現れないエリアに現れてニュースになっています。北海道のお客様も「今年は熊に追われてかキタキツネとかが街中に普通にいたり、ほんとにおかしい。」とのことでした。この問題は、森に人の手が入らなくなったことや気候変動に加え、生物多様性がかわったことが原因のひとつと考えられています。
脱炭素には排出量0というわかりやすい目標がありましたが、生物多様性はいったいぜんたい、何をしたらどういう評価になるのか?ほんとうに生物多様性を守ることになるのかはまだぼやっとしています。(TNFD:自然関連財務情報開示タスクフォースなどはありますが…)
生物多様性をめぐるあれこれは、いまだ暗闇のなかを歩くようにおぼつかないなことではありますが、いまのところわたしたちができる一歩目としては環境省が中心となっている30by30への登録があります。わたしたちもこっそりと登録をいたしました。
社有林や企業の森も”ただ持っているだけ”ではなく、森の適切な維持管理がこれから先は問われていきます。
この管理に、木を有効につかって生物多様性を守っていく。わたしたちはそのお手伝いができそうです。
「販促が未来をつくる。」
2007年からわたしたちは国産の木、間伐材や里山の木で木製品・ノベルティグッズをつくってきています。
当時は、木を使うことは環境破壊として営業に行くと怒られることもあったと言います。
ここ数年、間伐材をつかうことは環境のためになるという認識が広まってきています。
ですが、それでもまだ日本の森の木は十分に使われているといえません。
森の木をつかい、森にひとの手を取り戻すこと、気候変動や先の熊のことを含めて生物多様性の課題解決になること、これには、これまでの木製品だけでなく、木にあたらしい価値を加えること、価値に気づき提案することがその一助になると考えています。
ほかにも、林業や木工加工技術の継承の力となり、障害者支援施設との提携、記憶が薄れつつある東日本大震災への継続的な雇用支援と、森と人の未来がより幸せなものとなるようにつづけていきます。
少し気が早いですが、今年も一年、フロンティアジャパンのコラムをお読みいただきまして誠にありがとうございました。
2024年もどうぞよろしくお願いします。
こちらにて恐縮ではありますが、年末年始のご挨拶とさせていただきます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
【ショールームのご案内】
フロンティアジャパンにて作成してきたノベルティアイテム、記念品はもちろん、最新商品や大型アイテムなど実績サンプルを多数展示してます。
木製品特有の年月とともに変わる風合い、味わい、木の種類による違いなどお手に触れて確かめられます。
なお、見学をご希望の場合は、お問い合わせフォームよりご予約いただけますと幸いです。
TEL 0120-98-2339
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