「月は出ているか?」
GXという文字を見ると先のセリフが思い浮かんでしまう。つかうだけでSDGsになるノベルティのWood+コラム担当なかのひとが2022年12月23日に政府から発表されたGX(グリーン・トランスメーション)実現に向けた基本方針についてできるだけわかりやすく解説していきます。
年明け前のタイミングで政府からGXがどうのこうのといったニュースが出てきて、またむずかしい感じの言葉を使いおって…と思いつつ、GX?いったいなんぞや?というのを調べてみました。
こういう感じの、ざっくりまとめ記事がなぜか好評のコラム担当なかのひとが今回もざっくりまとめ解説に挑戦いたします。
まず、まとめというとあれですが、GXとはを、ひとことでまとめると…
「とにもかくにも、環境経営」
と言えます。
そして大事なポイントというとあれですが、その規模は150兆円規模と超絶な規模となっています。
このGX、発端はグリーン成長戦略と呼ばれる経済刺激策から生まれてきたもののようです。
内容は、もう、こちらもざっくりいうと、環境にやさしい経営のための設備投資や人材確保などに補助金がでたり、環境配慮に対応した商品やサービスの開発へ投資や出資などの予算がつくといったもののようです。
これまでもSDGsやESGのコラムで書いてきましたが、企業経営に人や社会そして環境への配慮が求められるようになってきています。
GXは、この流れをさらに強めるものと言えそうです。
そんなGXについてのざっくり解説。ぜひ 「大概の問題は、コーヒー1杯飲んでいる間に心の中で解決するものだ。」と、コーヒーをおともにお付き合いいただけると幸いです。
GX(グリーン・トランスメーション)とは
さてさて、GXとはここ数年でなにかと企業経営で対応しないと時流・時勢から置いていかれるよね。と言われるDX(デジタル・トランスメーション)の語感を頂戴しました。という感じで捉えるのがよさそうです。
DXは、企業経営にデジタル対応をしていくもので、GXは、脱炭素などの環境配慮のグリーン対応をすすめるものとなっています。
例えば、電力を自然再生エネルギーのものに変える。石油系資源のものを自然由来のものに変える。などがあります。
ちなみに、今回「GX実現に向けた基本方針」で触れられている産業や分野は幅広く、ほとんどの産業にわたります。
たとえば、石油からの代替燃料となる水素やアンモニアなどの資源産業をはじめ、蓄電池産業、鉄鋼業、化学産業、セメント産業、紙パルプ産業、自動車産業、資源循環(サーキュラーエコノミー)産業、住宅・建築物産業、半導体関連への投資、航空産業、海洋船舶・海事産業、バイオものづくり、再生可能エネルギー、電力供給の次世代ネットワーク、電力(原子力)、運輸ロジスティクス、インフラ、カーボンリサイクル燃料、CCSやCCUS(DAC含む)、農林水産業といった幅広い産業に加えて、公営企業や自治体といった地域や暮らしまでを含みます。
これ、いっちゃうともう、日本の国のほぼ全ての産業と人がGXの対象といえます。
何をするとGXになる
こちらは先の項目でも触れましたが、電力を自然再生エネルギーのものに変える。を基本に、企業や個人で排出されるCO2を減らしていく削減のアクションと、森や海での自然吸収(グリーンカーボン/ブルーカーボン)を促進、さらに技術的な二酸化炭素の回収を行うCCS、CCUSがあります。
なお、CCSは、商品や電力をつくる工程ででる炭素を、分解してつかまえてしまって地中奥深くへ……
CCUSは、CCSと同じような仕組みで、出てきてしまう炭素をほかのことに利用してから、分解してつかまえてしまって、地中奥深くへ……
いずれの技術にもDAC(ダイレクト・エア・キャプチャ)とよばれる空中で炭素を捕まえるテクノロジーなどがつかわれています。
このあたりを詳しく知りたい!という方は下記のコラムから
脱炭素(カーボンニュートラル)はDACか、森か、
https://eco-pro.ne.jp/columns/sdgs-esg-dac-decarbonizing/
ちなみに、今回のGX基本方針では、自然再生エネルギー以外には原子力発電も含まれているようです。
こちらのコラムでは企業経営のお役に立てるようなポイントに絞っていく何をしたらいGXになるのかをざっくりまとめしますと、
会社で発生している二酸化炭素の量をGHG(グリーンハウスガス)計算ではかります。そして、その数字を軸にして会社で発生させている二酸化炭素の量を減らすために、あれやこれやと設備投資を行ったり、現在使用している資材や備品を脱炭素のものなどに置き換えたりが該当しそうです。
なかのひと的な観点になって恐縮ですが、個人的に注目しているのが「カーボンリサイクルセメント」です。
カーボンリサイクルセメントは、CO2を吸収させたセメントのことで、なにがすごいかというとコンクリートのなかにCO2を固定することができます。
建物を立てるときにはどうしても大量に発生しがちなCO2。これを減らせるだけでなく、炭素を建物のなかに固定してしまうので気候変動の解決の一助にすらなるというすぐれものです。
また、バイオプラスチックなどで、脱プラスチックを促進するなどもGXになる。と言えそうです。
GXに対応すると何がある
とはいえ、GXに対応したらなにがあるかといいますと、
世界でも標準になりつつある環境への対応にいち早く対応できて、国際市場で競争力がつく。
ということに加えて、補助金や助成金でそれら設備投資や人材投資がしやすくなります。
ほかにはちょっと範囲を広げてESG投資までの範囲でとなると、大企業ではGXに対応していくことで株価にも好影響がありそうです。
中小企業でも地方銀行などでもESG経営的な観点で出資や投資の評価を行うものが増えてきているので、資金繰りが安定したり金利優遇があるなどが期待できそうです。
また、人材採用のとくに新卒採用ではSDGsへの取り組みがかなり強い志望動機になっているようで、人材確保の観点でも期待ができそうですし、政府からの予算がつくのでこれまでのなかったような魅力的な技術的な開発や改新的な商品の開発などに関われるなどもあって、専門技術を保有している人材確保にも有利になりそうです。
大企業
・ESG視点で株価に影響する可能性
・大規模な予算がつく
・設備投資に有利
・人材確保に有利
中小企業
・ESG視点で資金繰りが有利になる可能性
・サプライチェーンとして組み込まれ安くなる可能性
・時流にのれて急成長しやすくなる
SDGsやESG経営との関わり
ついにきました。つかうだけでSDGsになるノベルティのWood+コラムの秘技燕返し、
いや飛天御剣流的な伝統技術。SDGsとESG経営との関わりについてです。
こちらは完全にフライングしましたが、SDGsよりは、ESGにとっても関わってそうです。
ESGについて詳しく知りたい!という方は「ESG関連投資が世界の4割に拡大」をお読みください。
このESGはもちろん、SDGsでもいわれています「気候変動への具体的な取り組み(カーボンニュートラル)」は、今回のGXでも課題の一丁目一番地です。
なので、GX対応はSDGs対応でもあり、ESG対応でもあります。
ESGは世界の金融市場の40%以上を占めていて、今現在もその規模を広げています。
ちなみに、欧州ではこのESGを一歩も二歩も踏み込んだ人権環境デューデリジェンスというものが発表されていて、こちらではSDGsやESG的な取り組みに参加しないと罰則がある。というものになっています。
いやはや、とんでもなくはやいスピードで世界的なだけでなく日本でも経営には環境への配慮が必要になってきましたね。
ノベルティでGXにできること
そしてお家芸、ノベルティに強引つなげる秘伝の技です。
もうこちらはですね。弊社のノベルティはすでにGX化されている。といっても過言ではないかもしれません。
なんせ、つかうだけで、SDGsとして里山や人工林といった人の手の入ってきた森の環境を守り、気候変動の原因とされる温室効果ガスの吸収を促進。
販促が、温暖化対策になります。
これまで、一般的にノベルティグッズというと、安価で丈夫なものを配るために大量つくって大量に配る。ばら撒きに近いビジネススキームでした。
ですが、ある調査では58.8%の人がノベルティグッズをもらったけどつかわずに捨ててしまったことがあるといいます。
せっかくつくってもつかわずに捨てられてしまっては販促としても意味がありませんし、環境負荷も高くなります。
大量生産・大量配布のモデルでは、環境配慮時代には合わなくなってきています。
今回のGX実現に向けた基本方針のなかでもサーキュラーエコノミーについての提言があるなかで、ノベルティは、配った時に捨てられないものを、作りすぎず、ちょうどいい量を、きちんとターゲットに合わせて適切に配っていく適量生産・適量配布の時代といえます。
おすすめノベルティ
つかうだけでGXになるノベルティグッズをいくつか紹介させていただいて、今回のコラムを終えたいと思います。
カップスリーブ
https://eco-pro.ne.jp/product/jb377/
コンビニエンスストアでテイクアウトのコーヒーを買うのがもはやスタンダードになりつつあります。
コーヒーのテイクアウトでよくつかわれるのが紙のカップスリーブです。
ですが、紙のものも製造工程でエネルギー消費がおおく発生しています。
そのエネルギー消費量は、プラスチック製品の約4倍と言われています。
ほかにはたくさんの水を使います。
GX的には、できるだけエネルギー量を減らすか、自然再生エネルギーに置き換えるなどでつくった紙スリーブをえらぶか、あえて、使い捨てないカップスリーブをつかうか?の二択と言えそうです。
つかうだけでSDGsになるWood+のカップスリーブでは、使い捨てないスリーブなので、紙のものに比べると圧倒的に高いのですが、コンビニエンスストアさんやコーヒースタンドさんでこちらを用いる場合には、企業のロゴなどを印刷の上、QRでクーポンコードを発行。
そして、おもちいただいてQRを提示していただいたら〇〇円引きになります。という形でお客様に購入いただいて半分サブスクリプション的な運用がおすすめといえそうです。
太軸ボールペン
https://eco-pro.ne.jp/product/jb318/
ノベルティの定番ともいえるボールペンもGX対応ができます。
販促品として、ノベルティグッズの扱いでも、プラスチック製やアクリル製がわりあい多いジャンルなので、おきかえていただくだけでも十分に炭素を削減できます。
また、会社の備品として現在使っている文房具、ステーショナリーのボールペンを置き換えていただくことでもカーボンニュートラルへの対応ができます。
卓上カレンダー
https://eco-pro.ne.jp/product/jb252/
導入箇所がむずかしい。という場合はカレンダーを間伐材をはじめとする国産木材の卓上カレンダーへ置き換えるのがおすすめです。
取り入れやすく、お客様やお取り引き先へ、GXの取り組みを紹介できます。
CSRやESG、カーボンニュートラルの対応にしっかりとなります。
まとめ
GX グリーン・トランスメーション)実現にむけた基本方針についてのざっくり解説でした。
こまかなことについては、これからちょこちょこ調べて、理解を深めつつ書いていけれと思います。
さて、こちらのコラムをいつもお読みいただいている方には、もうお馴染みとなりましたが、
弊社のSDGsなノベルティは、間伐材をはじめとする国産の木材を100%使用しています。
そして完全国内製造です。
最近は、間伐材の存在が知られてきて森の木をつかわない方が環境破壊になっているという認識を持たれている方がとっても増えてきています。
間伐材に限らず、国産の木材をつかうことで、これまで人の手が入ってきていた里山や林業のなかで育まれた人工林のゆたかな自然生態系を守れます。
人の手がはいらなくなった日本の森へ私たちは、日本の木にこだわってノベルティやギフト、記念品をつくることで、人の手を取り戻します。
ノベルティとして、つかうことで
販促が、SDGsに
販促が、温暖化対策に、
販促が、いきものを守り、
販促が、未来をつくる。
私たちは、ノベルティグッズを通じて未来を守ります。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。
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