これまでもコラムで何度か書いてきています。「観光・インバウンド」について観光再開に向けての実証実験が行われて、6/10にはパッケージツアー、いわゆる添乗員付きの団体旅行に限って本格的な再開がされるとのことです。
個人で自由に入国しての観光については、まだ先になるようです。(おそらく参院選が7月にあるのでそれを終えてから、発表ということになる気がします。)それを考えると、はやければ今年の8月くらいに、遅くとも10月ごろには本格的な海外旅行客のインバウンドが再開されるのではないか?と思います。
ちなみに前回の観光関連のコラム:「もうじき観光再開?インバウンドはいつくらいから?」
でとりあげていますが、2022年に観光再開が本格化する?についてです。
ただ、ポイントになりそうなのが最近、日本を直撃して弊社も泡を吹きそうなくらいな衝撃があった「円安」。この円安の原因は、アメリカの利上げがあるといいます。
ここ数年の人と人が触れ合わないようにしましょう。という情勢で、景気対策として世界的に低金利政策がとられ、アメリカでは住宅着工がかなり伸びたと言います。
それが下支えしたおかげか、好景気で経済成長の勢いが強かったため、ブレーキとして利上げが決定。アメリカで金利があがれば、ずーっと低金利政策を継続していた日本の円は売られて安くなる。そのための円安、ドル高となっているとのことです。
経済的なあれやこれやについては、いろんな経済アナリストや経済誌が書いていますので、ここではあまりとりあげませんが、観光にフォーカスをあてると、ちょっと変わった視点が見えてくる気がします。
今回は、そんな円安情勢で迎える本格的なインバウンド観光に向けたノベルティについて、SDGsやESG視点も用いて書いていきます。
円安での本格的な観光インバウンド再開
いや、もうぶっちゃけると(完全素人目線なので、ちょっと間違っていることがあるかもしれませんが、)
円安ということは、ドルの価値が高くなっているということで、もし自分が日本観光にきて1000ドルで8万くらいの価値だったものが、1000ドルで10万の価値になる。となれば、「日本いいじゃん?」となるような気がします。
また、まだまだ海外では「リベンジ消費」傾向が続いているとの情報もあります。
案外と今回の観光、インバウンド再開は観光関連、宿泊業の方々にとってはまたとないチャンスになるかもしれません。
一方で、観光解禁、インバウンド再開となると中国からの観光を見込まれるかと思いますが、今回は欧米を中心に据えて販促・集客をしたほうがいいような気がしています。というのも、中国は入国については青色の国なので訪日へのハードルは低いのですが、もし、感染して帰った場合にロックダウンになったり厳しい規制がいまだに継続している状況があるためです。
ということで、もし自分が観光関連、インバウンド関連で集客、販促をしかける。としたら欧米のなかでもアメリカを中心に行うかな…と思っています。(欧州は空路が飛行禁止エリアができてさらに遠くなってしまったので円安情勢でもちょっとむずかしい気がします。)
SDGs/ESGエシカルを取り入れたほうがよい?
さて、今回の観光再開では個人的にはSDGsやESGをはじめエシカル消費を取り入れることがおすすめします。
というのも、ここ数年で世界的に消費動向といいますか、市場動向が変わってきています。特にアメリカではESGについて、ほんとうに町のパン屋さん、喫茶店レベルにまで行き届いていて「ここで物をかうと、自然にいい。」「ここでお茶をすると、〇〇の地域活性になる。」といった価値基準になってきているといいます。日本でのマーケティングの第一人者の神田昌典さんも日経MJのなかで
「現在の日本では大企業と投資家ぐらいしか関心を持っていないが、
米国ではESGの概念が市井にも広く浸透し始めている。」
引用:米国で広がるESG ― 日経MJ連載「未来にモテるマーケティング」22/3/14号
と語っています。
日本では、市場規模も大きくなく関係がないよ。と思われている方が結構おおいのですが、海外ではとくにESG市場を優位に進めたいという思惑もあってかなり一般化が進んでいます。
そのため、海外からの個人旅行、インバウンドが再開されたときにもこのESG視点でのアピールが結構重要になると思います。
また、今回の観光再開などではいわゆるミレニアル世代、Z世代が消費の中心になってきてることもあり、環境や人権への配慮に大きな価値観をおいて消費決定を行う。という傾向があることも合わせると今回を機にESGやSDGs、エシカルに一歩踏み出す。というのが吉になるのではないか?と思っています。
環境・人権配慮のおすすめのノベルティ・アメニティ
SDGs/ESG視点での観光インバウンド、旅館、ホテル、宿泊業向けのノベルティやアメニティについて紹介していきます。
ドントディスターブ(起こさないで)もSDGs/ESGなエコに ドアノブプレート
観光インバウンドで来日されると悩まされるのが時差ぼけ。そのときに、ドアにちょこっとかけて安眠を約束してくれるドントディスターブのプレートにも用いれるドアノブプレートです。
こちらも、国産の木材、間伐材を使って作れるので、部屋に「使うことで森が守られます。」と環境にいいよ、アピールのパンフレットと一緒に置くだけでSDGsやESG対応になります。
杉のハンガー でぬくもり感とエコなイメージを
ホテルや旅館についてごろんと体を休める前に、きている服をハンガーにかける。と思います。そんなハンガーも国産間伐材で使うことで日本の森を守れるアクションにすることができます。
見た目におしゃれですし、名入れも焼き印でブランドイメージにもつながります。
お膳|つかってまもってみらいをつくる。
こちらは、朝夕の配膳に用いるお膳はもちろん、お部屋においてお茶のトレイとしてもうれしいアイテムです。見た目がおしゃれ弊社「膳(zen) | 日本のうつくしい森との共存を創りだしていきたい。」でも売り切れ必至のアイテムです。
高級感を感じるシンプルデザイン、和食の朝食ビュッフェのトレイにもおすすめです。
和物の代名詞喧嘩札を宿泊の記念品に
お祭りなどで神輿を担ぐ人が掲げるような喧嘩札を宿泊の記念品にしたりするととくに欧米の訪日客としてはうれしいはずです。日本的な雰囲気がありつつ、エコでつかうことで自然や気候変動への具体的な対策に取り組めるのでおすすめです。
また、もらった人が帰国されてから鍵やスマートフォンにつなげてくれるケースも多いので旅館やホテルの口コミ、バイラル効果にもつながるはずです。
季節もの取っ手付きうちわも記念品に
観光再開が本格化すると思われる夏から秋にむけて、あるとうれしいうちわも使うことでエコになる木製がおすすめです。訪日、インバウンド観光客だけでなく国内のお客様ももらって嬉しいアイテムになっています。
まとめ
本格再開が見込まれる海外からの観光、インバウンド向けのノベルティ、アメニティについてでした。
まとめると、今回のメインターゲットはアメリカを中心に、SDGsやESGを取り入れて集客や販促がおすすめになるかな?という感じでした。
また、ESGに取り組むことは、海外のインバウンド、観光客に訴求するだけでなく、日本でもじわじわと広がってきているESG経営で有利になるのでおすすめです。
中小企業の皆様が資金繰りなどでお世話になる地方銀行でもESGやサスティナブルの取り組みを評価して融資の評価につなげるような取り組みが現れてきています。
いざとなったときにあわせててSDGsやESGに取り組んでも間に合いません。なので、今回を機会にしてSDGsやESGの取り組みに一歩踏み出してはみてはいかがでしょうか?
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また、今回紹介していますノベルティやアメニティは、すべて国産の木材を用いて製作しています。
一般的に木を使うというと、環境破壊的なイメージがありますがちょっと違います。たしかに人の手がはいってこない原生林や自然な森の木を切ってつかいます。というと環境破壊になります。
ですが、私たちが使う木はそういった人の手の入らない原生林や自然の森ではなく、これまで林業などで人の手の入ってきた人工林や里山の木だからです。
この人工林や里山の森は、適切に木を切ったりなどの「人の手」がはいらなくなるほうが自然破壊になるからです。
そんな木を使うことで森を守り、生態系を守れるノベルティや記念品・宿泊アメニティとなっています。というわけで、今回のコラムを終えたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました!
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