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物語コーポレーション様事例 サスティナビリティ月間SDGsバッジ

今回のお客様インタビューは、「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」「寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵」といった17の飲食店ブランドを日本国内で644店舗、国外で21店舗(2023年6月現在)展開されています株式会社物語コーポレーション様です。

2020年から数年続いた、お出かけを控えましょう。ふれあいを控えましょう。といった世界情勢のさなか、日本では外食産業を中心に大きなマイナス影響がありました。そんな影響のなかにあっても物語コーポレーション様では、圧倒的な成長を遂げていたことが話題となり、ビジネス番組「カンブリア宮殿」にてその秘密や極意が語られていました。

物語コーポレーション様の破竹の勢いに注目が集まるなか、Wood+のコラム担当 として気になるのはそんな日本を代表する成長企業の環境や社会、サスティナビリティの取り組みについてです。

コラムをいつもお読みの皆様はすでに耳慣れた言葉かもしれませんが、2020年前後を境にして企業の経営にはサスティナブルであることが求められる「環境経営の時代」となり、そのながれは年々強くなってきています。

これを裏付けるかのように2021年には、世界の金融市場において、ESG 関連の投資が40%を超えて話題となりました。企業の脱炭素の取り組みがそれらESG関連の評価につながることから、事業の中で発生する炭素の発生量を計算(GHG計算)して、それを相殺して0にしていく脱炭素経営(カーボンニュートラル)をはじめ、政府でも脱炭素社会の実現にむけて官民あわせて150兆円の投資を想定したGX(グリーン・
トランスフォーメーション)などの動きがあります。

ここに加えて、ESG経営・投資の評価指標に生物資本という名目で「生物多様性」を守り、増やすことが求められる明らかな動きも見えてきました。

ですが、環境・社会への配慮といったサスティナブルな取り組みなどはどうしても、いまだ多くの企業、とくに中小企業の間では成長の足枷のようなものと捉えられがちで、「経営陣から言われ仕方なくやっている。掲げてはいるけど具体的な取り組みまでは…… 」という声がいまだに多いのが実状です。
物語コーポレーション様では、圧倒的な成長のなかにあって、たしかな学びの多いサスティナブルな取り組みがありました。

今回は、今話題の成長企業 物語コーポレーションが、どのような視点でサスティナブルなことに取り組まれているかを、同社のサステナビリティ推進・D&I グループ大多修平様にお伺いしました。

 株式会社物語コーポレーション様
 https://www.monogatari.co.jp/

 サステナビリティ推進・D&I グループ
 大多修平様 インタビュー

目次

「つくるならサステナビリティになるものを」

「今日もバッジつけています。」

今回弊社で作らせていただいたのは、国産の間伐材でつくるSDGsバッジ。直営店舗および本部勤務スタッフへ配布し、調理業務にあたらない際は着用することになっています。

「このSDGsバッジ、もとは鉄で作ろうとしていました。」

ですが、SDGsバッジをつくり社員へ配布する案をまとめ、サステナビリティ委員会にて発表したところ、「どうせつくるならサステナビリティに繋がるものがいいよね。もっと他の素材はないかな?」と声があがり、鉄以外の材料で模索することになりました。

物語コーポレーション様のサステナビリティ委員会は、昨年(2022年)設立された組織で、加藤央之代表取締役社長を議長として、気候変動に関する事項を含むサステナビリティ重要課題(マテリアリティ)や関連したサステナビリティ目標等、全社として中長期的に取り組むテーマや方向性の議論を行い、全社方針や目標を策定しています。

「バッジ作成と並行して、植林のプロジェクトを進めていました。その際に間伐材から出来たバッジの存在を知り、「これだ!」とすぐにお問い合わせをさせていただきました。

サスティナブルの一歩を次に繋げる

「お問い合わせをしたら、ショールームにいらしてお話しませんか?とお誘いいただき、せっかくなのでお邪魔しました。」とご来社。 エレベーターを降りた瞬間から、 フロアに広がるヒノキの香りにはじまり、柔らかな雰囲気がとても印象的だったといいます。

「”環境””社会””ガバナンス”の各領域において、わたしたちは”社会”の部分は結構進んでいるという自負がありました。一方で、”環境”については、TCFD提言への賛同などは取り組んでおりますが、なかなか表現しきれておらず、課題として捉えていました。」

国産の間伐材を用いてつくるSDGsバッジは、つかうことで日本で問題となっている林業による人の手が入らなくなって荒れてしまった森の【環境・生態系】 を守ることにつながります。

また、木がもつ自然の力で炭素を固定・大気から削減することで気候変動への具体的な対策にもつながります。

なお、わたしたちを知るきっかけとなった植林については、2023年11月21日(火) に物語コーポレーション様の創業の地でもある愛知県豊橋市にある石巻山と、インドネシア南デンパサールのマングローブ林にて活動を行うとのことです。

2022年に立ち上がったサステナビリティ委員会を中心に、コーポレートサイトの掲載内容などを見直し、大多様もおっしゃっていたESGの観点で足りていなかった「環境」への取り組みを推進していくため、植林事業、そして「SDGsバッジ」導入など、一歩一歩あゆみを進めています。

やらされ感ではなく、ひとりひとりの意識を前向きに

サスティナブルであることや、ソーシャルグッドのアクションは、どうしても社内でスタートしたはいいものの、「バッジをつくりました」「環境や社会に配慮した資材に変えました」といったところから、「次の一歩になかなか広まらず形だけで滞ってしまう」ということをよく耳にします。

物語コーポレーション様では、そんな“やらされ感” にならず、社員が前向きに取り組みたくなる仕掛けがありました。

「11月1日から30日までの一ヵ月間、社内で「物語フードロスチャレンジ」に取り組みました。食べ残し廃棄を出さないことに挑戦する企画として、家庭や飲食店で完食した料理の食器と笑顔の写真を社内のWeb掲示板にて投稿する企画です。環境省の報告によると、1 人当たりの食べ残し量は1日23gにおよぶそうなので、1 食を完食すると8gのフードロス削減になります。」
*環境省発表 令和2年度 市区町村食品ロス実態調査支援報告書より

社内のWeb掲示板を拝見し 、たくさんの社員が笑顔でこのフードロスチャレンジに前向きに取り組んでいることが伺えました。外食産業として、フードロス問題に対して自分ごとだと思えるように、全社員一人ひとりの意識を変えていきたいと大多様は語っています。

「効果は小さいかもしれませんが、社員に対して『フードロスを意識しよう』や『GHG排出量を減らそう』などの言葉だけを投げかけても、なかなか行動に繋がりづらいと思い、このフードロスチャレンジを企画しました。一人ひとりが自分ごととして捉え、前向きにサステナブル活動に取り組む一歩になればと思います。」

このフードロスチャレンジをきっかけとし、サスティナブルな取り組みの下地とすることで、次のステップ、次のステップへと一歩一歩を積み上げていくことができる。そんな素敵な取り組みになっています。

「ここからすこしずつ 取り組みの幅を広げていくことができればと考えています。今回のフードロスチャレンジをベースにしつつ、投稿をもっと楽しく効果が見えるものにしていきたいですね。例えば、投稿されると1 件につきいくらかの寄付がされるなど、アクションが目に見える取り組みにつながっていく。そうすると一層社員の意識も変わるのではと考えています。」

物語コーポレーション様には、圧倒的な成長のなかにあって 、その勢いをそのままにSDGsやサスティナブル経営へ、確かでまっすぐな取り組みがありました。

まとめ

物語コーポレーション大多様のお客様インタビューでした。

インタビューの合間も、間伐材や植林した木をつかって木製グッズをつかってエコなアクションを考えているけど、なにか見える化についてアイディアはないですか?と逆に質問をいただくなど、直向きな姿勢でいろんな取り組みについてお聞かせいただきました。ほんとうにありがとうございました。

「エレベーターを降りた瞬間から、フロアにひのきの香りがすごくして……」

ショールームへはじめてご来社された際に感じたヒノキの香りは、多くのお客様から東京なのに森のなかにいるみたいといっていただけます。

ただ、ヒノキの香りには、私たちはすっかり慣れてしまっていて、むしろレーザー加工などで木を彫刻や加工した後の焦げた香りのほうが強く感じてしまうのですが…

ちょっと話は変わりますが、環境経営だけでなく入り組んだ国際政治や世界の情勢不安、AI やデータ活用なども加わってきて、かつて類がなく、つよくはやく揺れ動く変化の時代にあります。

物語コーポレーション様からは、そんな変化のなかでも確かな成長を遂げる背景には、課題を適切に捉えて誠実に、大切なことをまっすぐに取り組む姿勢がある。と思わされました。このインタビューを通じて、今一度、慣れてしまっていることをお客様の視点で捉えなおして、木のこと、環境のことをしっかりと丁寧に、襟を正してやっていきたい。そう思わされて、とても学びになりました。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

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