先日あるニュースの見出しに目が止まりました。「日本に化石賞、石炭火力発電所延命で気候変動に消極的」というものでした。
環境NGOが日本の石炭火力発電所を延命させることを非難して皮肉を込めた賞を贈ったとのことです。
火力発電所というと、たしかに化石資源系を燃やすことで電気を作り出すので温室効果ガスがたくさん出てしまいます。一見すると確かにまずことをしているように見えます。
ですが、日本の石炭火力発電所ではそんな二酸化炭素に変わってアンモニアが排出されることで温室効果ガスが排出されにくく、かなり環境に配慮したものへと随時更新が進んでいます。(新設される石炭火力発電については、完全にこういった環境に配慮された技術が使われるといいます。)
また、アンモニア自体も天然ガスなどの化石資源系を燃焼させないとつくることができないもので、作る過程で二酸化炭素などの温室効果ガスが発生してきました。これを、発電所から生み出されるアンモニアによって脱炭素でつくることができるということも環境にとって非常によいことのはずです。
アンモニアは、農業の肥料につかわれます。ここに供給できれば野業の脱炭素化に。また、脱炭素社会を実現するといわれる水素発電に欠かせないもので、二酸化炭素を発生させずにうまれたアンモニアはこの自然再生エネルギーのサイクルに則って非常に有効なものになるはずです。
どうしても、石炭をはじめ化石燃料を使うことが悪いことのようになってしまいがちですが、現代のテクノロジーを用いて化石資源を燃焼させても炭素を発生させない。もしくは代替のものへと置き換えて排出することができれば、現在のその業界の雇用や技術を守ることにつながっていいことがあるとコラム担当なかのひとは思います。
今回は、そんな実はすごく環境によいことをしているんだけど、なんかいまいちそれが一般的に認知されていないことで困っている政府や自治体・エネルギー関係の方、電力会社向けに、「やっぱりそういう取り組みを伝えるにはノベルティグッズですよ。」とお伝えするコラムとなっています。
実はすごい。発電の脱炭素化
コラム担当なかのひとは、こういっちゃうとなんですが環境オタクです。
「いや、それ知ってどうすんの?」と言われるようなことに興味がとてもあります。
余談になるのでざっくり解説になりますが、例えば、赤松の森では松茸が生えます。一方で、ヒノキの森ではきのこがあまり生えてきません。これは、赤松とヒノキとで根っこにつく土の中の菌の違いによるものです。木は自分で土の栄養をとりに行くことができません。そこで、土の中の菌に木の周りにある栄養を集めてもらいます。その栄養の代わりに、木は光合成で得た糖といった栄養をもらう共生関係が出来上がります。
そうすると、木の周りにたくさんの菌がいる状態ができます。そうすると、菌などを食べるミミズなどが集まってきて木の周りの土をほぐしていきます。
ほぐされた土の隙間に雨水が浸透して、これが森のダムと呼ばれます。逆に森が管理されなくなると……あまりに長くなるので知りたい方は知りたい!とお問い合わせください。
はい、発電所などの化石資源などを用いて高エネルギーを発電に用いる場合には、やはりCO2などの温室効果ガスが発生しがちです。
実はこれを捕まえてしまうすごい技術があります。
それがダイレクト・エア・キャプチャ(DAC)です。
詳しくは、下のコラムから
https://eco-pro.ne.jp/columns/sdgs-esg-dac-decarbonizing/
また、捕まえた炭素を地中に固定する技術があって、これはCCSと呼ばれています。地中の奥深くに固い岩盤層がありここにCO2を閉じ込めてしまう。というものです。
さらに、発生する二酸化炭素を捕まえるだけでなく、資源として利用する技術にCCUSというものがあります。
CCUSでの使い道は、例えば炭酸水、ドライアイス、コンクリートの炭酸カルシウムのかわりにするなどができます。ほかにも様々な使い道があります。
これがカーボンリサイクルです。
こういった技術については、環境オタクな自分のように興味があってもこまかく理解するのはちょっと大変です。
ただ、知ると、なんで火力発電所でも環境に良いのか?問題がないのか?の理解が進みます。
もちろん現在これら技術が100使われているわけではないですが、環境に配慮されたものになってきていることがいますでにあるはずです。
そういった技術や環境への配慮の取り組みを少しでも興味関心をもっていただくために、ノベルティを用いて気持ちを前向きにしてから大切なことを伝えることを環境に配慮した木のノベルティ制作会社が手前の味噌をこねくりましつつ、おすすめいたします。
実はすごい。国産木のノベルティ
いや、実はすごいんです。
木は、先のコラムにもあげましたが、光合成によって二酸化炭素を大気中から吸収。水と結びつけることで酸素と炭素に分解。
炭素は、木の栄養として蓄えられます。
ちなみに、木に蓄えられた炭素は、木を切るとどうなるのか?というと…
切ってもそのままです。さらに、グッズにしてもそのままです。
つまり、木を使ったグッズは大気中の炭素を固定削減して温室効果ガスを削減してくれているのです。
さらに、ノベルティグッズなどで切った木のかわりに植樹をすればさらに温室効果ガスを
吸収していきます。
ヒノキやスギは、植えるとすぐにたくさんの二酸化炭素を吸収。
だいたい50年くらい炭素を吸収してくれて、そのあとは吸収量が減っていきます。
私も年々と脂っこいものが食べられなくなってきていますが、似た感じで高齢の木になってくると二酸化炭素の吸収量が減っていきます。
そこで、50年くらい経った木は適切に資源、資材として利用するために切ってしまって、あたらしく若い木を植えるサイクルを続けると二酸化炭素をたくさん吸収する元気な森を増やすことにつながります。
元気な森がたくさんあれば、気候変動の対策にもなります。
それには、自然の原生林などの木を使うのではなく、人工林や里山の木をつかうことで、環境破壊にならずむしろ、環境貢献につなげることができます。
いつもコラムをお読みの皆様には耳慣れたことですが、日本の森(人工林・里山)では木が使われないことでいろんな問題(街に森の動物が降りてきたり、少しの雨で崖崩れが起きてきたり)が起きていますが、日本の木をつかうことで解決のちからになります。
森に住む動物にもうれしい木の適切な管理。二酸化炭素をたくさん吸収してくれて、脱炭素・温暖化対策になるだけでなく生態系も守ることができます。
木のノベルティグッズには、ぬくもりややさしさがあるだけでなく、実はすごい気候変動になる取り組みがあります。
おすすめノベルティグッズ5
はい、そんなこんなで電力会社、発電所に関わる皆様にむけておすすめのノベルティグッズを5つ紹介させていただきます。
小学生・中学生の見学会向けノベルティグッズ
まずは見学にくるとしたらやはり小学校・中学校のこどもたちが社会科見学や職場見学などでの来場が多くなるかと思います。
たくさん配れて、喜ばれるアイテムということで、500個くらいで200円前後のアイテムを紹介いたします。
ヒノキえんぴつ
https://eco-pro.ne.jp/product/jb515/
小学生向けノベルティグッズとしてはもちろん、社会科見学でもらうものの定番のヒノキえんぴつ。
2Bの濃いめの芯で子供向けです。在庫をいくつか揃えているので年度末で予算消化などお急ぎ対応も可能です。
オリジナルスケール
https://eco-pro.ne.jp/product/jb112/
自由にデザインを変更できるスケール(定規)です。発電所や電力会社のキャラクターでつくることができます。
小学生向けのノベルティグッズにとても人気です。
スマホスタンドキーホルダー
https://eco-pro.ne.jp/product/jb417/
中学生くらいになってくるともうスマホを持っている子供が増えていきます。2022年にMMD研究所が調査したデータではこどもが初めてスマホを所有するのは小学生で51.6%、中学生で28.5% 合計すると、小中学生で80.1 %、8割のこどもはスマホを持っています。スマホ関連のノベルティグッズはかなり喜ばれます。
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_2033.html
社会人へ理解を深めていただく場合のノベルティグッズ
社会人の方が見学で発電所や電力会社に来るか?といわれるとあまり多くはないと思います。どちらかといえば、積極的に働きかけて環境にいいことしているんですよ。というメッセージを伝えにいくことが大事になってくると思います。例えば、自然再生エネルギーなどで差別化を打ち出した新電力(とはいえCNを目指す法人向けのところがほとんどですが…)など振興のエネルギー会社が増えてきていることもあって、自分たちの取り組みを丁寧に伝えていくことが求められていると思います。
封筒でパンフレットなどを送ってもなかなか読んでくれることは少ないですが、封筒にノベルティグッズを入れると一気に開封率が上がります。
そこにQRコードやARなどをつけておけば効果測定もある程度可能になります。
チューブ絞り
https://eco-pro.ne.jp/product/jb486/
社会人、大人向けのノベルティグッズは、あると嬉しいけど自分で買うか?と言われるとちょっと…というアイテムが人気です。実用性があるとなお良いです。
チューブ絞りは、そんな実用性もありながらデザイン変更もある程度可能で、ノベルティ人気の高いアイテムになっています。
また、薄く軽いので封筒に入れたときの送料への跳ね返りも低いのが嬉しいポイントです。
オリジナルマグネット
https://eco-pro.ne.jp/product/jb111/
最近マグネットというと、ポストに入ってくる水道会社の電話が書かれたものが中心です。
実用性もありつつ、デザイン的にも木の温もり感もあって、自由に形を変えられるのも嬉しいポイントです。
こちらも小さく薄いので送料への跳ね返りが少ないのが嬉しいポイントになっています。
まとめ
電力会社の認知獲得にむけたノベルティグッズでした。
最後に、このコラムを書こうと思ったきっかけについてです。
いまでこそ、間伐材を使うことは環境によいこと。という認識が広まってきています。
2007年ごろはまだまだ間伐材の認識は広まっておらず間伐材をつかったグッズをつくって企業に営業提案にいくと「木を使うなんて環境破壊になるものなんてけしからん!」と怒られることがあったといいます。
本当はいいことをしているのに、それを知ってもらわないと、全く逆の評価をされてしまうことがあります。
発電所についても、実は環境にいいことになるように機能を追加したりしているけど、それが知られていないことで努力をしているのが否定されてしまうのはなんとも…と思いこのコラムになっています。
ちなみに、日本の森はこれまで間伐など林業による人の手が入ることで適切に管理されてきて豊かな生態系を作ってきました。
ですが、日本の森の木が使われなくなってきて、林業などの人の手も遠のきました。
その結果、森の環境は荒れに荒れ。森に暮らす動物たちは食べるものに困り、森から人里に降りて来ざるを得なくなってきています。
今年は、とくにニュースになる森の動物の問題、とくに熊が街に降りてきてかなりの問題となっています。
もちろん、今年の異常な状況はこれだけではなく高温の夏が長く続いたことなど気候変動の影響なんかもあると思います。
気候変動や脱炭素ではTCFD、生物多様性でもTNFDと大手企業を中心として経営に環境への配慮が求められてきています。
いま、どんな取り組みをするのかで、未来がよくなるのか、悪くなるのかの瀬戸際にあると思います。
と、こんな感じで今回のコラムを終えたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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