
先日書いたJPX2025改訂のコラム「JPX2025改訂でノベルティもSDGs対応が求められる時代へ|見られる販促の新常識」が好評でして、
二匹目のドジョウをねらって、次はカレンダーです。「カレンダーを含んでノベルティや販促品も遠くない未来に、それどこの誰が作ったものですか?って説明が求められる時代がきますぜ?」と
節操のなさを遺憾なく発揮していコラムを書いています。コラム担当なかのひと一号です。
ちょっと暑くなってきましたが、今年は昨年ほどの暑さがないのは本当に救いです。
前回のJPX2025改訂とノベルティの関係についてはこちらを確認ください。

ざくっとこちらをまとめると、まだ推奨であって義務化ではないです。ですが、2,3年くらいで義務化が始まるのではないか?というスピード感でことがすすんでいきそうです。
そして、この改訂をまとめると2つ
・これまで曖昧だったESGのモノサシが決まって評価しやすく
・S (社会と人権配慮) とG(ガバナンス管理) の強化
とくに後者のSとGのほうで有効なのが情報開示や工場や産地の認証というところです。
今回は、そんなガイドライン改訂にどのように対応するのか?
結構大変です。
なら、まずはノベルティグッズや販促品もいいけど、法人向けのカレンダーをSDGsはおろか、このJPXガイドラインにも手が届くように対応してしまおう。
そして、それをステークホルダーに配ってみて反応を見る。リトマス試験紙のように使ってみませんか?という内容になっております。
カレンダーでFSC®認証をはじめよう
年末年始の定番ノベルティとしてのカレンダー
もらって嬉しく長く使ってもらえて毎日目に入るアイテムなので大変人気です。
いま配っているカレンダーってJPX2025のサスティナブルガイドライン改訂に照らし合わせたときにいかがですか?
人権や社会配慮になって、しっかりと、どこの誰がつくっていますと説明できますか?
と、多くの企業が“配る理由” を求められていくのがこの改訂の先にみえる未来。
SDGsカレンダーは“配る理由” を持てるノベルティ
この未来の元年が、2025年。
上場企業を中心にサステナビリティ開示が本格化していきます。
これは、販促品であるノベルティも例外なくそうなっていきそうです。
くわしくは、上のほうのバナーをクリックしていただくとして、
こちらに対応するには、私たちのアイテムだとFSC®認証が有効です。
JPX2025にも有効な「選ぶ理由」が備わる

上記がその理由をまとめたものです。
まぁ、ちょっとだけお高いですが、レンタカーの保険をつけるようなものだとおもっていただけるといいかなと思います。
「安心の証明書」JPX2025改訂にも、早めのFSC®認証が広く効く。
ノベルティも今や、“何を選んだか” だけでなく、“なぜそれを選んだか” が問われる時代になりつつあります。
そんな中で、転ばぬ先の杖として選ばれていくとされるのが、FSC®認証です。
FSC®認証は、先の項目にあった資材調達やトレーサビリティ、環境配慮森の資源活用による生物多様性の保全など はもちろんのことですが。ESG開示の記載しやすくなるのでは?と言われています。
課題というほどのものではないですが、Sの人権や労働については、FSC®認証も確かに評価基準があるのですが、ここを目的にしたものではないのでそこまで有効なものにはなりにくいです。
価格は、まぁ、はい!
FSC®認証の仕組みとJPX2025改定やESG開示との接点
FSC®認証は、単なるロゴマークではなく、サスティナブルな観点で、選定理由を裏付ける「証明書」のような役割になってくれます。
実際に森をみて、労働環境などもしっかりと確認して、その森が持続可能かどうか?を第三者機関が審査し、
適切に管理された木材や紙製品にのみ認証を与える国際的な制度です。
森から工場までは、その原材料の産地情報やどういう流通で届いたのか?といった全ての過程を記録することが必要になります。
工場にも厳格な審査が入ります。認証を受けた木とそうでない木がしっかりわけられているかなど、かなり細かい審査基準があります。こちらは、就労環境などの調査も行われます。
つまり「だれが」「どこの木を使っているのか」「どうやって加工されたのか」が、マーク一つで説明できる。
これがつくノベルティグッズやカレンダーは、2025年のJPXサステナビリティ開示ガイドラインで重視される“サプライチェーンの透明性” に、真正面から対応できるものとなります。
SDGsノベルティに、木も紙もFSC®認証なカレンダー
さて、カレンダーから始めるFSC®認証カレンダーということで、私たちのカレンダーでできることをいろいろ書いていきます。

卓上カレンダー
https://eco-pro.ne.jp/product/jb252/
見た目におしゃれで、木の部分は国産のヒノキか杉を選んでつくれます。
もちろん、表紙を変えてつくることもできます。
木部は炭素固定といった光合成で木が吸い込んだ炭素ががっつりと固定されていて、木を切ってこのグッズに変えてもしっかりと木部のなかに閉じ込められたまま。
大気から削減することができて脱炭素の取り組みにしっかりと貢献できます。
炭素固定のしくみとCO₂ 吸収効果
下のグラフからも分かりますが、木は二酸化炭素を吸い込んでいく力は10-20年くらいをピークにして、40年くらいになっていくと下降していく一方となります。

なので、40-50年と林業でも目安となるこの樹齢で適切に木を切って、若い木へと植え変えることで、どんどん吸収効率のよい森へと生まれ変わっていきます。
元気で若い森は、気候変動の原因とされる温室効果ガスをたくさん吸収してくれるので具体的な気候変動への対策となります。

その仕組みをざくっとまとめたのが上の図です。
また、切った木でもこの吸収された炭素はそのまま、グッズに加工してもそのままです。
なので、グッズにしてたくさん配るとよりよいのです。
見積もりの自動計算に付随する炭素固定量でそれを確認できます。

一万個つくると、一般家庭で計算すると97日分のCO2排出量に相当する炭素を削減できる計算になります。
ただ、ここはGHG計算などに用いるというよりは、販促やカレンダーを配るときに、「このグッズ全体で〇〇日分のCO2を削減しています。」といった訴求にとどめておくのが適切かもしれません。
日本の森を守ることがSDGsになる理由

さらにいうと、日本の森の木は、適切に切って、人の手が入ったほうが実は環境が適切に保たれて生物多様性などにはいいのです。
人の手が入らなくなってしまった森は、放置していくと上の図の崩壊といって、痩せ細った木だけが生え揃い、少しの雨で土砂崩れを起こしたり、痩せた森では食べるものに困って森の動物は街に降りて問題を起こします。
それを、食い止める。というとちょっと大袈裟ですが、「一助となりたい。」でも、大きなことって小さな力をたくさん集めてって方がことが動くものだと思うんです。
私たちのカレンダーは、そんな風に、本気で環境と森のことを考えてつくっています。
環境貢献、脱炭素だけでないデザインも変えられるカレンダー
2年前の実績ですが、今年も作らせていただいております。株式会社ヤマップ様のカレンダーをまず紹介させてください。
事例:株式会社ヤマップ様のアプリ連動カレンダー

https://eco-pro.ne.jp/columns/jissekisyoukai-yamapsama/
こちらアプリと連動した素敵な企画になっています。
デザイン自由度と木工加工業の継承にもつながる
私たちの商品は、基本的には在庫をしないのですが、それによってイベントや販促手法に合わせたりといろんな加工ができます。

いまの商品をベースにして、土台部分にペントレイ的な機能をつけたり、もっとたくさんの機能をということであればマルチタスクスタンドできな加工も可能です。
もっと言ってしまうと、これは地方創生にも貢献します。
日本の伝統的な木工加工の技術、これはいま危機にあります。少子高齢化をはじめ、里山や山間地域の過疎化でこの木工加工業の担い手が減ってきているためです。
このカレンダーで、そういった木工加工産業の活性化や支援となることで、伝統技巧や加工技術を未来に繋いでいきます。
まとめ|これからのSDGsノベルティの選び方
2025年、上場企業に求められるESG・サステナビリティ開示は、単なる制度対応にとどまらず、「企業の調達姿勢」そのものが問われる時代への転換点へと。
基本的には、企業が調達する資材、購入するもの、使うもの。が、その対象となるようので、ノベルティも例外ではなくなると考えられます。
ノベルティもそうですし、カレンダーも、「なぜそのカレンダーを選んだのか」が説明できることが、これからやってくる調達リスクを減らして、お客様だけでなくステークホルダーやESGなどで信頼されるブランドの要素となっていきます。
いろんなカレンダーがあるなかで、FSC®認証のものは、そうした変化に対しての転ばぬの杖となります。
とくに私たちのカレンダーなら
ESG経営に貢献するポイントまとめ
・森林認証による調達証明
・炭素固定による脱炭素貢献
・木工加工技術や伝統文化の継承
・ESG報告書にも記載できるサプライチェーン透明性
・国産木材使用で日本の森の維持管理に
このあたりもケアできます。
全方位ESGと言いきりませんが、それなりにひろーく、それでいてふかーく対応できる。
それが私たちのFSC®認証の卓上カレンダーです。
気になったらまずは、サンプルのご依頼から!
無料でお届けいたします。
カタログ事例集もあります。
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フロンティアジャパンにて作成してきたノベルティアイテム、記念品はもちろん、最新商品や大型アイテムなど実績サンプルを多数展示してます。
木製品特有の年月とともに変わる風合い、味わい、木の種類による違いなどお手に触れて確かめられます。
なお、見学をご希望の場合は、お問い合わせフォームよりご予約いただけますと幸いです。