「I’ll Be Back」
ターミネーター2風な背景に触発されているコラム担当なかのひとが、今日も懲りずにおおくりいたします。Wood+コラムです。本日は、「サプライチェーンの国内回帰は?」と題して書いていきます。
さて、サプライチェーンって?国内回帰って?という方のために噛み砕いたざっくり解説いたします。
昨今の人と人の触れ合いを控えましょう。という情勢が2019年末くらいから起きました。
その際に、世界の工場として機能していた途上国では工場が対策で封鎖されたり、ものがあっても移動の制限があって国外への輸出ができなくなったり、もしくはディスタンスに必要なアイテムなどを自国のために使うからと抱え込んだりと、いろんな混乱が起きて、日本ではドラッグストアに行列ができたものです。
行列ができるだけならいいのですが、商品によっては組み立てに必要な機器が入ってこない。部品が足りない。などが起きて医療面でも経済的な面でも影響がかなり強くありました。こういった問題から、人件費が安価だからと海外に出していた製造業の工場などを国内へ戻そうよ。というながれがうまれてきました。
ちなみに、サプライチェーンというのは、サプライ(供給)とチェーン(鎖)に分けて考えると分かりやすく、工場の製造ラインだけでなく、原料から出荷までの一連のながれで、このなかで国外の今回のような事案がおきたときの影響をできるだけすくなくするために国内へ戻して再編するのが、サプライチェーンの国内回帰です。
つまり、工場のI’ll Be Back、ターミネーター2です(多分ちがう)。
大手で自社工場を国内回帰させる場合にはESG経営が関わる?
さて、大手企業で政府が出しています補助金で工場を国内に戻されるとして、ただ普通に戻してしまうと問題になるのがやはり環境問題になります。
世界的には、脱炭素(カーボンニュートラル)対応が企業の課題となっています。
HONDAもカーボンニュートラルという自動車業界のゲームチェンジレベルで対応が必要ということで、F1に参戦されていた技術陣の発想力などをそちらへまわして対応されています(F1からは撤退されましたがMaxが最後に優勝してくれたのはうれしかったですね)。
工場の生産やオフィスなどで発生する炭素を0にするために、たとえば電気は太陽光や風力などの自然エネルギーを用いる。工場をそもそも新設しないで既設の工場を改築などで対応する。などがあります。
工場を国内にもどしても、それら脱炭素の対応が疎かになっていたり、従業員に対して搾取的な労働を強いているとまずいことになります。
こちらのコラムでも何度か書いていますが、「ESG経営」というものがあるためです。
ESG経営というのは、Environment (環境) Social(社会)Governance(統治)の頭文字をとったものです。
このESG経営は、それらの取り組みを投資機関などが評価して、金融商品として扱われたり、推薦されたりして、出資や融資がされやすくなる仕組みのことです。
そのため、工場を設置する場合には、環境面でのケアやカーボンニュートラルでこういう取り組みをしていますよ!と評価機関などへ発信していく必要があります。
脱炭素、カーボンニュートラルには、木や森などの保全でケアするなどの手法があります。
あ、決して弊社の「企業の森」や「社有林」がそれに貢献しますよ〜と手前味噌にアピールしているわけではないですよ〜(完全にアピールしています。)
中小、町工場でサプライチェーンへ編入をめざす営業にはSDGsが?
とはいえ、そんなサプライチェーンの国内回帰なんて大手企業だけのことで日本の99%以上を占める中小企業には関係ないことでしょう?と思われるかもしれません。
「はい、おっしゃるとおり……ではなく、案外と関わることです。」
というのも、このESG経営やESG投資が生まれてきた歴史を振り返るとわかるのですが、
ある世界的なブランド(名前は伏せます)が、自社商品の生産で途上国のある企業へ委託をしました。
なお、この委託先と世界的なブランドはただの委託先、いわゆる外注先、下請け企業のようなもので、それ以外に経営などで関係はありませんでした。
問題だったのは、この委託先の企業が従業員に対して搾取的で人権にも問題があるような環境で製造を強いていたことです。
この人権問題が明るみになって、おきたことは「世界的ブランドの商品の不買運動」です。
委託会社の問題であっても世界的ブランドの問題として、大きな影響が出て5年以上問題をひきずって5兆円規模で損失が出たといいます。
ESG経営やESG投資は、環境や人権に配慮して積極的に対応していて、こういった不買運動などが起きない優良企業ですよ。という評価機関からの承認とも言えます。
自分が投資家で、かけるなら不買運動になりやすくてあぶなっかしい会社よりは、不買運動になりにくい優良企業のほうがいいです。
ということもあって、取引先、提携先、流通先、委託先であっても自社に影響が出る。のでサプライチェーンへの編入をめざされるならESG…はちょっとむずかしいので
SDGsの項目をしっかり対応されて、それを真摯にやっていますよ。と大手のサプライチェーンへの営業に用いるのがよさそうです。
CSRやESGとしての認知や営業におすすめのSDGsアイテム
大手でサプライチェーンを国内にもどしますぞ!という企業様におすすめのアイテム。。。といいますか、おすすめなのは、
企業の森、社有林です。
というのも、先にも書きましたがカーボンニュートラルの対応がとっても大事です。
企業の森や社有林というかたちで森を維持管理していけば、間伐材などで整備された森がふえて、炭素の吸収量などでカーボンニュートラルへ貢献できます。
マイクロソフトがされているカーボンニュートラルの先のカーボンネガティブなどの積極的なものも目指せる…かもしれません。
「企業森・社有林」のお問い合わせはこちらから
企業の森や社有林での維持管理で発生する木(間伐材)を使ったアイテムを紹介いたしますと
自然な形でSDGsの取り組みを紹介できる卓上カレンダー
営業先へのノベルティにおすすめの太軸ボールペン
営業ノベルティにメモになる木のノートB7リングノート
重要なお取引先にハコ時計
いずれも、もらって嬉しく、SDGsやCSRの取り組みを自然に伝えられるものばかりです。デザインの変更などもロット数少なめで対応できます。
まとめ
ESG経営にカーボンニュートラル、SDGsとまさにWood+のやっていることをマシマシの全部のせのようなコラムになってしまいました。
とはいえ、「SDGs?あんなの飾りですよ。偉い人にはそれがわからんのです。」という人もいます。
もちろん、すべての人に必要というわけではないでしょうしコラム担当のなかの人が10年くらい前にこれからの時代は、経営資源が「人、物、金」から、「人、情報・知識・知性、コンプライアンス」になる。と聞いて、「どゆこと?」と思いました。
たしかに、いまならなんとなくわかります。物質的な豊かさから体験的な価値に消費の中心が移ってサブスクリプションやシェアリングエコノミーが隆起しましたし、ビッグデータやAIを扱えるか扱えないかで埋めがたい差がうまれます。コンプライアンスもさきの世界的なブランドのように、消費面だけでなく株価などへ影響したり、人事採用でもすくなくない影響がうまれる時代になっていると思います。
時代の機微を捉えていけるように私たちはつかうことで森が守られるSDGsやESG対応ノベルティやOEM、企業の森や社有林などでお手伝いができれば幸いです。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。
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