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間伐材をつかうとどうして森が守られるの?

間伐材をつかうと、どうして森をまもることになるの?

間伐材をつかうと、どうして森をまもることになるの?
間伐材をつかうと、どうして森をまもることになるの?

これには、大きく分けると2つの森について考える必要があります。

・人の手が入っていない森
・人里に近い里山の森

大きくわけるとこの2つです。

人の手の入っていない森は、原生林といって北アメリカやロシアなんかの針葉樹林地帯やアマゾンや東南アジア、アフリカに広がる熱帯雨林ジャングル。
日本にもいくつかそういった森林はあって国によって厳格に自然保護がされています。

一方の、人里に近い里山の森、こちらは自然林や人工林で人の手がはいることで成長してきた森のことを言います。

間伐材をつかうことで守られる森は、この2つのうち、人里に近い里山の森「自然林、人工林」です。

人の手の入っていない森については、間伐では守れません。

人の手が入らないことが守る方法です。
でも、人の手のはいった里山の自然や人工林は間伐をしないとまもれません。

どうしてそうなったの?

里山などの自然林や人工林は昔から木を大きく、まっすぐ、均一に成長させる必要がありました。

それは、森の木を、建物などの材料にしていたからです。

例えば、家やお寺、神社なんかを立てるときに柱がぐにゃっと曲がっていたり、細かったりしたら強度がでませんし、長さも短かったりすると大きな建物をつくることがむずかしくなります。

でも、森で育つ木が、高さも大きく、幹もしっかりとして、まっすぐに育てば、柱として使うときにもしっかりとした材料になります。

その大きく、まっすぐに成長させる方法が間伐でした。

間伐というのは、森に生えている木と木の距離をとって、その間の余分な木を切って、残した木に森の栄養や水分が十分にいきわたるようにするもので、むかしながらの林業の技です。

間伐した森の木は、大きく、太く、まっすぐに成長して、お寺や神社なんかの大きな建物の柱や壁はもちろん、雨風に晒されるような船や橋、荷車などの材料としてとても活躍しました。

そして、間伐した森では木と木の間の間隔ができることで、森の地面にまで太陽の日差しが降り注いで里山のいろんな植物、いろんな生き物を育んできました。間伐のサイクルがきちんとしていたころは、里山で豊かな自然環境が育まれていきました。

これが、少しむかしのはなし。「間伐材をつかわなくても森がまもられていたころ」のおはなしです。

そのころのサイクルはこんな感じです。

でも、このサイクルが乱れたことで森にすくなくない影響が出て、里山の森が大変なことになっているのが原因です。

どうしてサイクルが乱れたの?

 

このサイクルが乱れた原因として大きいのは、木材以外で丈夫で長くてまっすぐな材料(鉄やコンクリートといったもの)ができたからなんだけど、家を建てるときの木材も海外から安い材料が入ってきて、いよいよ、国内の木である必要がなくなってしまったからと言われています。

木が売れなくなれば、手間暇をかけて森を間伐する必要はなくなって、里山の森は自然のままに放置されてしまいます。

森は自然のものだから、このまま放置していればなにも問題なさそうに思えます。

ですが、そうはいかなかったのです。

例えば、木と木の間隔をとって間伐していたのをやめると、木と木の間隔がせまくなると、ある弊害がうまれます。

それまでちょうどいい間隔で木が生えていたので、太陽の陽が木はもちろん、森の地面までしっかりと陽がおりて植物も、動物も、とても元気でした。

これが間伐をしなくなり木と木の感覚が狭くなると、木々の生い茂る葉がぎゅっと密度がこくなって、太陽の光を遮ってしまいます。そうなると、立っている木にも十分に太陽の陽があたらず、木の幹はほそく、もろくなりますし、地面まで太陽の光がいきとどかないので、森も暗くなり、地面近くに生えていた植物は元気を失って枯れ初めて、動物も食べ物がなくなってしまって苦しんでしまいます。

これが続くとさらに、木々は地面の栄養を奪い合うようになり、さらにほそくもろくなります。

太く丈夫な木が成長していたころには根っこも深く地面に食い込んでいたのが、細い木々では浅くなってしまい少しの風やこれまではなんともなかった規模の台風で倒れてしまったり、

根っこが浅くなることで、雨がふった森の斜面を支えることができなくなり、土砂崩れも起こしやすくなります。

もっというと、太陽光が遮られた地面の近くの植物が枯れたりすると地肌がさらされて、少しの雨で川が氾濫したり鉄砲水の原因にもなっています。

里山の自然林や人工林は、ほったらかしにしても元の自然の形にはもどらないんです。

森を守るには間伐が必要

うん、それでね。もっと細かく言うと、森は保水性がすごくて、木の根っこって実は半分くらいが
微生物や菌でできてて、その菌が作り出す… 団粒構造が…表面張力でその隙間に…

と難しいので、そのあたりの話はすこしおいておきます。

次回は、この間伐がなくなったサイクルをどのようにもどすのか、
間伐材をつかうことをテーマにして書いていきます。

ありがとうございました。

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