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ヒノキの抗菌効果 ~意外とヒノキのキッチンアイテムは理にかなっているんです~

ヒノキのキッチンアイテムの衛生面って、どうなの?

現代では色んな場所、物に除菌・抗菌がうたわれていますよね。
特に人が口にするものを扱う”キッチン”では、菌については、より敏感になるかと思います。

弊社ではヒノキのキッチンアイテムのラインナップがありますが、プラスチック・シリコン・ゴムなどの別素材が豊富にある現代では、木製(弊社ではヒノキの)キッチンアイテムは「衛生面が…」「手入れが難しそう…」と、ちょっと敬遠されがち…。

そこで!そんな取っ付きにくさを打破しようと、弊社では専門機関への依頼のもと、『ヒノキの抗菌効果の試験検証』を行ってみました。

ヒノキの抗菌効果をテストしてみました!

前述の通りで、木製キッチンアイテムは衛生面でも敬遠されがちです。
そこで弊社のヒノキカッティングボード(まな板)を使い、ヒノキのキッチンアイテムは菌に強いか弱いかを検証してみました。

試験方法を簡単に説明すると、対照試料(無加工品)とヒノキに試験菌を接種し、接種直後と18時間培養をした後の生き残っている菌の増殖差から、『抗菌活性値』なるものを計測するという試験になります。

今回の試験での試験菌は食中毒の原因となる『黄色ブドウ球菌』。

ここで注目なのは、ヒノキのカッティングボード(まな板)が何の成分も塗布されていない、無塗装で自然そのままの木材というところです。

そして、その試験の結果は…
・無加工品で生き残っていた菌からの対数値(増殖値):2.3
・ヒノキで生き残っていた菌からの対数値:-3.0

*抗菌活性値の求め方:対照試料(無加工品)増殖値-試験体(ヒノキ)対数値
抗菌活性値=2.3-(-3.0)=5.3

さて、この5.3という数値がどういう結果なのか…

抗菌活性値2.0以上とは99%以上の死滅率で抗菌効果があると規定されています。

つまり、ヒノキカッティングボード(まな板)は抗菌活性値5.3の数値を出しているので、黄色ブドウ球菌を99%以上死滅させる効能があるということが証明されました!!

もちろん “使用後はすぐに洗って風通しの良い場所でしっかり乾かす” というお手入れも伴ってですが、ヒノキのカッティングボード(まな板)は衛生面でも強いということが言えますね!

実はヒノキの効能は昔から日本人に馴染みのあるものでした

よく考えてみると、プラスチックなどの素材が無かった昔の人たちは、どんな素材のキッチンアイテムを使っていたのでしょうか。
それは、木製のものですよね。
日本では弥生時代の遺跡からも木製のまな板が発見されているそうです。

もちろん、木製のキッチンアイテムと一口に言っても樹種はいくつかありますが、とりわけ「ヒノキ」は昔からお風呂の”すのこ”や桶にも、それどころか日本の歴史ある建築物でまで使用されるほど、腐食にも強い材になります。

ヒノキは昔からその抗菌・腐食に強いという効能で私たちの生活を守ってくれていたんですね。

今回の試験は改めて昔から変わらずに持ち続けるヒノキの力・魅力に圧倒させられる結果でした。
みなさんは、どのように感じられましたか?

カッティングボード(シャープ)
イタメしゃもじ
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