敷地内の伐採木を活用したオリジナルグッズの製作
学校、公園、工場などの敷地内では伐期を迎えたり、工事などの絡みでやむを得ずに伐採される樹木が少なからず存在します。
その多くは、業者さんによって伐採された後は廃棄処分されるようですが、当然ながら長い年月をかけて成長した立派な樹木もあれば、所有者さんにとって思い入れの深いものもあります。
そうした樹木を廃棄せずに、再活用してテーブルやベンチなどの家具や記念品などの小物に加工できたらとても素敵ですよね。
実際にそうした要望や相談は多く、当社でも随時対応させていただいております。
この度、東京都日野市にキャンパスを構える明星大学様からのご依頼にて、同校敷地内で伐採された樹木を活用したグッズ製作に携わらせていただきましたので、全体の流れを紹介させていただきます。
材料の引き取りから製材・乾燥まで
明星大学様の日野キャンパス内で、伐採された「ユリノキ」の運搬・製材の様子です。
写真でも分かるように、立派な大きな材でした!
こちらの丸太をユニック車に積み込み、協力先の製材会社へ運んでいきます。
事前に用途に応じて製材する厚みを決めてから製材していきます。
台車と呼ばれる製材機で、職人さんの経験を基に場所を選択して丁寧に板に加工していきます。
製材されて、中の木肌が現れる瞬間は結構興奮します(笑)
製材するまでどんな状態の板に仕上がるのか多少の心配もありましたが、とても綺麗な材がとれました!
中には、テーブルなどとして活用できそうなとても幅が広い立派な材もありました。
伐採木がオリジナルアイテムに生まれ変わりました
木工工場へ輸送し製品の加工へ進み、スマートフォンスタンドやトレイなどの加工させていただきました。
製品には焼印で、大学様のロゴを刻印して完成です!!
今回使用したユリノキは、ポプラのような質感で木目は粗いのですが、意外とずっしりと重量感があり、部位によっては緑がかった色も特徴の材です。
普段はあまり使用しない材料では、こうした樹木の個性にも触れられれてとても面白いですね。
商品の詳細はこちら(通常はヒノキを使用しています)
・ヒノキスマホスタンド
・スリムペントレイ