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法人カレンダーは、いつからつくる?数や予算は?SDGsは?

いまからもう20年くらい前だったでしょうか…

お笑いコンビのラーメンズさんのネタというかコンテンツで「カレンダー」というものがありました。

世界のカレンダーが一斉にかわります。というネタで、1月は28日まで2月は37日に増えます。3月,4月,5月は…なんだったかわすれましたが、7月はアメリカを除いて3日までと、最終的に何万日が一年になり、日めくりカレンダーが部屋を横断するような厚みになっていました。

Google で「ラーメンズ カレンダー」で出てくるかな…

そんなこんなで、オリジナルなデザインのカレンダーがつくれる私たちが法人向けカレンダーの制作は、単なる日付を記載するだけのものではありません。
ときにブランドのイメージを形成して、企業活動の環境配慮などのメッセージを反映させる重要なツールです。

ここ数年、必須のものになってきているSDGsやサスティナブルな取り組みはESG経営と、大手企業を中心としたものからじわじわと中小企業の範囲にまで及びはじめています。

今回のコラムでは、カレンダー制作を計画するなかで初期段階と、スムースに進行させるための最適なステップ(いつまでに、なにを準備して、なにが必要になってくるのか?よくある失敗例など)に焦点を当てて解説します。

成功するカレンダーは、良い計画から。

そんなカレンダーを制作するためのポイントを、3ステップでご紹介します。

1stステップ:カレンダー制作にかかる期間

カレンダー制作を開始する最適なタイミングは、目標とするカレンダーの使用開始日の少なくとも6ヶ月前です。

年末年始に配ります。という場合には12月1 週目くらいには、配る人の手元にないと結構まずいことになります。
年末のご挨拶を兼ねて取引先を回ったり、通販などで長年ご愛顧いただいている方へ送るなど、その数にもよりますが、配るための準備、送るための準備が必要です。

12月1 週目に手元にある。から逆算していくと、カレンダーを作りはじめるにはざくっと6ヶ月前、6月第一週目あたりに、ことをはじめるられると早過ぎず、遅過ぎずちょうどいいスケジュール感になります。

もちろん3ヶ月、2ヶ月前、なんなら1 ヶ月まえの駆け込みでもいいのですが、この場合にはなにかを妥協する必要があるかもしれません。

それはデザインなのか、トレンドなのか、ともすれば価格や個数といったあまり削りたくないことまで含まれてしまうことも…
お急ぎでこのコラムをお読みの方は、ぜひ短納期でもおしゃれにかつトレンドのSDGsを最低でも押さえてつくるには…?のポイントをコラムの下の方で紹介しています。

そちらを飛ばしでご覧下さい。

特に企業活動やイベントが多い年末に向けての準備として、早めの計画が必要です。この期間を設けることで、デザイン案の検討、修正、印刷、配布といったプロセスに余裕を持って対応できるようになります。

最終的な製品の質を高めることが可能になります。また、市場の動向を反映させたり、お客様の属性やセグメンテーションに適したコンテンツを取り入れることもできます。
いろんな会社をみつけつつ、下記のポイントをなんとなくこんな感じかなと、考えつつ進めていけると良さそうです。

計画段階でのポイント

さて、6ヶ月前のタイミングでカレンダーをつくろう!となっても、まだまだ、何をどうしたらいいのか?用意するものや、設定することなど、ぼやんとしています。

どんなテーマ、目的、コンセプトを定めて、デザインを固めないと、ほんとうにこだわったカレンダーはつくれません。
また、カレンダーを配る相手をどんな人に送るのか?お客様の属性として、新規なのか既存なのか、それとも年間でいくら以上買ってくれた人や企業なのかなどから、送る範囲渡す範囲を設定して、何個つくるのか?までを明快にしていきます。

2ndステップ:コンセプトや目的を決めよう。

コンセプトというと、日本語にしにくいなんともふわっとした言葉です。
英語を直訳すると、概念。

ビジネス的には、指針的な意味も含まれたりして、なんともファジー(死語)な言葉です。社会や世間は一回置いといて、ここでは「方向性」と一旦、定義させていただいて話を進めていきます。

例えば、「カレンダーのコンセプトとして、”つながり”を表現したい。」「環境やサスティナブルが今回のカレンダーのコンセプト」と変化を表現しにくいもの

これに対して目的は、「アクセス増」「お問い合わせ増」「顧客理解を進める」と変化が表現しやすいもの

といった感じでしょうか。

カレンダーで、サスティナなことや環境配慮をコンセプトにして、お問い合わせ増にするとなると、

写真などで環境配慮やサスティナブルな取り組みの具体的な事例や商品のVMD(月毎のおすすめなど)を掲載して、QRコードなどで買えるようにしておく。がコンセプトと目的が合致している事例となりそうです。

ただ、あまりカレンダーでQRコードを読み込んで購入って普通の消費動線ではないので多くの人はそんなことはしなそうなので、

ARなどを利用して毎月の写真やイラストが変化したりする機能を隠しておいて、LINEなどでセール情報を送り、カレンダーARに連動。お客様は新商品などの情報をそこから得て、ECサイトへリンク、カレンダーQRタグで特別クーポンを発行できれば効果測定もしやすく販促に繋げるなど楽しく購入プロセスに進みたくなるようないろんなギミックが必要になるかもしれません。

と、コンセプトと目的が決まると、デザインも自然と決まっていきます。

一般的には、よくある法人向けカレンダー配布の目的は、販促やノベルティ的に、年末年始に取引先に配る、もしくは通販会社で長期優良顧客に向けて配る場合には、日頃の感謝を伝えて顧客理解や、サスティナブルな取り組みなどの周知といった専門用語でいうとロイヤリティの促進、ファンづくりが主な目的になることが多いです。

さくっとカレンダーを配布しての効果測定を考えると渡した顧客からの直接フィードバック、ウェブサイトのサイトトラフィックの変動など、これはQRや特設ページなどがあるとより分析しやすいかもしれません。ほかにはソーシャルメディアでの言及数やインプレッションシェア、エンゲージメントの増減などで判断するのが良いと思います。

カレンダー配布の計測ポイント

客観的なデータ
・ウェブサイトのトラフィックの変動
・販売数や問い合わせ数の増加

主観的なフィードバック
・顧客からの直接的なフィードバック
・ソーシャルメディアでの言及数やエンゲージメントの増加

お客様との接触を作る場合については下記のコラムがおすすめです。事例込みであれこれまとめています。

3rdステップ:予算や個数を決めよう。

コンセプトと目的がきまったら、つぎにどれくらいの予算がかかり、何個くばることができるのか?を決めていきます。

予算はどれくらい必要なのか?

卵が先か鶏が先か、カレンダーに限らず、ノベルティグッズや記念品づくりにおいて、個数と予算は切っても切り離せない関係にあります。

先に何個つくるのか?が明快になっていれば、必要な予算はある程度見えきます。

例えば、1000人に送ります。といった場合、1 個450円のカレンダーなら450×1000人で、45万円 ここにお手元にお届けする送料などを含むと大体1 万円くらい(本州であれば…)合計予算 46万円となります。

逆に、予算ありきで、〇〇万円。が先に決まっている場合について考えていきます。

仮に25万円の予算です。
ということであれば、先の500円のカレンダーであれば、もちろん500個となります。
ただ、名入れ印刷の方法だったり、紙面に印刷を施すなどで予算を抑えて個数を多くするなどで対応することもできます。

その場合は、あれこれ考えていただいてから相談いただいてもいいのですが、もういっそ「予算〇〇万円です。何個つくれるか相談にのってください。」とお問い合わせください。カレンダーづくりの猛者(弊社担当)があなたにぴったりのカレンダーをご提案いたします。

個数を決める

とはいえ、必要な個数ってどうやって決めるの?という疑問も湧いてくる方もいらっしゃるかと思います。
できれば事業で関わる全ての人に、広くあまねく送りたい……というのがあったとしてもそれを実現できるかどうかはまた違う問題になります。

例えば、大企業やエンタープライズ企業、公的機関でも、すべての人にというのはなかなかなく、あったとしても1 万個2万個、多い時で10万個という相談を結構いただきます(そのため、繁忙期となる秋ぐらいには、生産ラインがいっぱいになってしまって内容によってはお断りすることも…)。

スタートアップや中小企業の場合では、さすがに1 万個2万個といった広告の雨よろしく、カレンダー配布の雨を降らすことは難しいと思います。
今年契約してくれた方、いくら以上お買い上げの方、何年継続している方といった数値でざくっと区切って、こっちからこっちの方に配ります。という形で決めているケースが多いみたいです。

ほかに、よくある送る範囲を決める方法として、金額で区切る、日時で区切る、イベント参加などロイヤリティで区切る。といった方法があります。

金額の場合は、売上上位20%にだったり、何月から何月の間(閑散期の販促策として)に購入してくれた方にだったり、イベントなどちょっと高額なサービスなどに来店、来場いただいた方に、カーディーラーであれば試乗体験会や、住宅会社などであれば、住宅展示場に来場いただいた方に年末におくってリマインドをかけるなどもよく見かける方法です。

また、数値化しにくい貢献などもあるかと思うので、一定の個数は感性的な判断によって配る人リストを設けると、抜け漏れの少ない配る人リストが出来上がるかと思います。

まとめ

上記の3ステップを踏まえつつ、私たちの木製品などで、環境に配慮しつつ、サスティナブルであることを前提にして、こだわりをもって木を選ぶ、紙を選ぶ、なにか機能をつけたすなどをするとなると、6ヶ月前には始めておきたい。というのがなんとなく理解できるかなと思います。

年末に配布するとはいえ、1 ヶ月前に依頼、入稿ではかなり駆け足になってしまいますし、納得のいくものはつくりにくいです。

ただ、ここまでお読みいただいて、「いや。これ、大変だな。」「めんどいな」と思われるかもしれません。

そんな方のために、おしゃれ!と評判のテンプレートを3種類用意しています。

テンプレートに合わせて名入れを入れるだけでも十分、おしゃれなカレンダーがつくれます。

もしくは、事例集をダウンロードいただいて、「どこどこ株式会社のカレンダーと同じもので…」とお問い合わせいただくこともままあります。
カレンダー事例集はこちらから!

とはいうものの「データ入稿?」「ターゲット?コンセプト?」「ああ、もう!よくわからない!!もうだれかに丸投げしたい!」という場合もお気軽にお任せください。

丸投げされた御社のカレンダーの企画を、これまでたくさん作ってきた猛者(営業担当)がしっかりと受け止めます。

さて、ちょっと話はそれますが、某ハンバーガー世界的チェーンで注文すると「ご一緒に〇〇はいかがですか?」「〇〇が揚げたてが提供できるのでご一緒にいかがですか?」とオファーをかけられます。

ほとんどの場合、「いや、いいです。」と断わると思いますが、あのオファーで100人に1 人か2人、1 %2%のお客様が購入してくれるだけで全国で1 億円2億円といった大きな数字になるといいます。

カレンダーもそんなきっかけとして、いまカレンダー配っててにプラスして「いや、なんかこれ、温暖化対策になっているっぽいんですよ。」と声をかけて配っていただくことで、サスティナブルな取り組みを自然とお客様やステークホルダーへ伝えることができるのではないでしょうか?

と、こんな感じで締めたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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フロンティアジャパンにて作成してきたノベルティアイテム、記念品はもちろん、最新商品や大型アイテムなど実績サンプルを多数展示してます。

木製品特有の年月とともに変わる風合い、味わい、木の種類による違いなどお手に触れて確かめられます。

なお、見学をご希望の場合は、お問い合わせフォームよりご予約いただけますと幸いです。

TEL 0120-98-2339
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