先日、星野リゾート様のプレスリリースにて客室でのペットボトル提供をゼロにする取り組みが紹介されていました。
【星野リゾート】プラスチックごみ削減に向けてペットボトルフリーへの挑戦 青森2施設にてウォータージャグを設置
https://www.hoshinoresorts.com/information/release/2021/06/153966.html
ペットボトルフリーを目指すとの指針が発表されていて、時代は環境の時代になるなぁ。と感じています。
さて、ちょっと話は変わって弊社ウッドプラスの社員のなかにもワクチン接種を済ませたという社員が増えてきました。
ワクチン接種が進んでいるアメリカやEUなんかでは、マスクなしでの活動に制限がほぼなくなってきましたね。
このコラムを書いた今朝、欧州サッカーEURO2020の決勝戦(ロンドン.ウェンブリースタジアム)が開催されていました。
なんと、この試合の観戦人数は6万人以上!しかもマスクなし(マスクなしでOK)!!すごい!!入場には陰性の証明書か、ワクチン接種の証明が必要が条件になっていますが、イギリスではここまできたのか…と驚きがありました。
日本もワクチン摂取が着実に進んでいて、アメリカやイギリスのような状況になるのもそんなに遠くない未来だなぁと強く思っています。
さて、そうなるとマスクなしでの接触が可能になって、これまで制限の強かったいろんなイベントが再興してくることがほぼまちがいなく予測できます。
観光、飲食を伴うイベント、セミナー、ライブやコンサート、美術館やアートセンター、祭りなどが対象になるかと思います。
これらの再興が予想される業種、業態でも、マスクなし解禁後は顧客セグメントが変わるグループと変わらないグループの2つに分けられることが考えられます。
・顧客セグメントが変わるグループ 旅行、観光業
・顧客セグメントが変わらないグループ 飲食などのイベント、セミナー、ライブやコンサート、美術館やアートセンター
ざくっとわけると旅行、観光業とそのほかで分けられます。
また、販促、集客ではどちらにも脱プラの流れが強く影響しそうです。
今回のコラムでは、どうして2つのグループにわけられそうなのか、また脱プラの流れがどうして強く影響するのか?についてまとめていきます。
脱プラの2つのグループについて
顧客セグメントが変わる。なんて書くと結構大仰な感じで、ちょっと大風呂敷ひろげすぎたな。という感じですが、マスクなし解禁後は、観光、旅行業では、国内の顧客は海外への意識が強く向くことが予測できます。
一方で、海外の顧客も同様で、海外へいきたがるはずです。なので、観光、旅行業ではワクチン接種が行き届いている国から順にインバウンド観光客が増えていくことになると予測できます。
それらの国々は、欧米諸国になるので、国内客ではない顧客セグメントにターゲットが変化する。と考えています。
変化しないグループについては、顧客セグメント変わらないから安心。というわけでありません。マスクなし解禁に合わせていろんな業種、業態が水を得た魚のように一気に動き始めると思われます。
そんなあちらこちらで一気にプロモーションが始まれば、これまでと同じ販促、集客では、競合他社や同じ顧客セグメントの他社にお客様を持っていかれてしまうということになりかねません。
なので、顧客セグメントの変わるグループは、欧米向けの販促、集客、プロモーションが、一方の顧客セグメントの変わらないグループでは、これまでと違う販促、集客を展開する必要がある。ということなりそうです。
脱プラの経営への影響について
そこで、冒頭の星野リゾート様の脱プラの取り組みにつながります。というのも、星野リゾート様は旅行観光業になるので、マスクなし解禁後は海外観光客の流入が予測されます。欧米のお客様からということになりますが、このご時世もあって環境意識がさらに強くなったと言われています。
欧米の事例
- ・持ち帰り容器で計り売り販売が見直されている。
- ・プラスチックやポリ袋などの梱包をしないと補助金が出る。
などをはじめ
H&Mでは30年までに全商品で再生資源もしくは自然由来の原材料を100%使用といったミッションも掲げています。
欧州、欧米はエシカル消費の意識が高いので、マスクなし解禁後でのインバウンドはエシカル消費や環境配慮で差がつくと読めます。
一方で、国内での脱プラ意識についてですが、無印良品様が販売のペットボトル商品をアルミに変更するという発表をされています。
ペットボトルから、アルミ缶へ。
アルミ缶は水平リサイクル率がとても高い(67%前後)ので環境配慮の高いアクションですね。
こちらは、おそらくSDGsをはじめESG経営の一環と思われますが、、、
ただの環境意識と思ってスルーしてしまうのと、違う意図がある、と考慮するのとでは変わってきます。
例えば音楽フェスを開催する場合。スポンサーを募って開催すると思います。
そのとき、ただの音楽フェスなんです。というのと、環境配慮した音楽フェスなんです。というのとでは、このご時世では明らかに後者の方がスポンサーがつきやすいはずです。
というのも、環境問題への対応は、先の無印良品様のような取り組みにもあるようにその行為がブランディングにつながります。
また、SDGsに絡んだESG経営が投資機関からの評価で投資家からの投資出資が見込めるようにもなって経営が安定するというガバナンスの面があります。
脱プラに取り組むことは、ただのブランディングや広報という希望的観測な面から一歩か二歩すすんで投資機関からの評価といったガバナンスの面にも波及しています。
もちろん、脱プラの取り組みをしない。考えていない。となると今後まずいことになりそうですね。
脱プラおすすめノベルティ、販促アイテム
さて、脱プラの取り組みをはじめる!といってもいきなり全商品を脱プラで、施設の全アイテムを脱プラで、というのは難しいと思います。
大事なのは一歩目を踏み出せるかどうかだと思います。
ちなみに、業種、業態別でおすすめをすると
旅行の旅館、ホテル
おすすめは、現在使用している施設のアイテムを少しづつ脱プラにしていくという流れになります。
・お膳
朝食などビュッフェのお盆や夕食などの盛り付けもよく映えるデザイン
おしゃれで好評なので、こちらのアイテムは一般販売を開始するほどです。
・キーホルダー
言わずもがな、キーホルダーを間伐材の木製に変更
飲食イベント
来場記念ノベルティでも脱プラがおすすめです。来場のリストバンドを国産間伐材のオリジナルチャームに変えたり、カップスリーブでその代わりにしたりできます。
また、デザイン性の高いアイテムでなので、イベントでの使用後はノベルティアイテムとして自宅利用される可能性も高いのも嬉しいポイントです。
・オリジナルチャーム
自由なかたちでデザイン可能です。キャラクターの形やロゴの形でぜひ
・カップスリーブ
飲食イベントのあとも継続利用の高いアイテム。
セミナーなど
セミナーもフロントエンドからバックエンドへと誘導するのにノベルティアイテムを配布したりというのがあるかと思います。
何をあげてもいいのですが、環境配慮しつつ、デザイン性が高いおしゃれアイテムだとより効果的です。
・ノート
セミナー関連の定番ノベルティアイテム
・A4木製ファイル書類入れ
あげた人の7,8割が「え!?これ木ですか?」と驚くA4ファイル
ライブやコンサート
リピーター、もしくはクチコミ集客できるようなアイテムを脱プラで行うのがおすすめです。
・エアフレッシュナー
車に設置するだけでヒノキの香りがしてきます。ロゴを名入れしておけば普段乗る人はもちろんですが、同乗者へ「あ、〇〇フェスいったの!?」という口コミが自然に起きます。それもヒノキの香りの嗅覚と、視覚の二つで訴えかけるのでより効果的です。
・木製スピーカー
最近のおすすめは、木製のスピーカーです。
なんせもらった人の多くがSNSにあげてくれます。
自然なSNSマーケティングにはこちらがお勧めです。
美術館、アートイベント
美術館やアートイベントで鉛筆というとベタベタですが、定番品がやはりシンプルでつよいです。
大人になってから鉛筆って触る機会がほんとなくなるので、それも含めておすすめです。
・鉛筆
・スケッチブック
なお、産地指定の材料での制作もできるアイテムがあります。
例えば、新潟県の旅館だから地元の新潟県の材料でつくりたい。
施設で出る木材でアイテムを作って欲しい。
といったものもできますのでお問い合わせください。
まとめ
Wood+に寄せられるお問い合わせでも脱プラのためにというのが相当多いです。
ちなみに、Wood+では国産の間伐材をもちいているのでつかうことで森をまもることにつながります。
販促で配布するノベルティでも、使うことで日本の森を守っています。
とCSR的なメッセージを含めて販促の発信ができるので、マーケティングとしてだけでなく、ブランディングとしても強く貢献できます。
間伐については、こちらからどうしてそれが森をまもれるのか?などをまとめています。
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