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賃貸不動産のノベルティグッズもSDGsで環境ブランディングを

賃貸不動産業でもノベルティグッズの配布は、集客だけでなくお客様満足に繋がったり、企業のブランディングイメージの向上といった面でとても有効な販促となります。
不動産仲介のピーク・繁忙期は、新卒での新社会人や大学・専門学校など進学といった新生活にむけて1月~3月というところが一般的です。

今回は、とくに新社会人や大学生、専門学校生の新生活の賃貸で配って喜ばれるノベルティグッズについて書いていきます。

このコラムを書くのは、不動産と聞くとなぜだか「街のはずれでシュビドゥバー」な単身赴任の辛い歌詞が満載のユニコーンさんの名曲「大迷惑」が思い浮かんでしまうコラム担当なかのひとです。
私たちに寄せられるお問い合わせでも不動産業界や賃貸仲介で配布するノベルティグッズといえば、生活雑貨やインテリア雑貨が多いのですが、なかでも機能性の高いアイテムがとても人気です。

また、ここ数年はおしゃれや機能的といったものに加えてSDGsや環境、人権への配慮もノベルティグッズにおいて欠かせない要素となってきています。

特に、賃貸不動産の主要なお客様となる新社会人や大学生、専門学校生はZ世代が中心となります。
Z世代は、SDGsや環境・人権への意識が他世代に比べて高いことが特徴です。

また、企業も環境や人権への配慮によって企業の株価などに影響があるためESG経営を掲げていることから販促や集客に用いるノベルティグッズやSPグッズにも、SDGsに配慮がされたアイテムへの人気が高まってきています。

賃貸不動産業とノベルティ

まずは、不動産のなかでも賃貸仲介業のピークについて見ていきます。

こちらは、Google トレンドによる5年間における検索ワード「賃貸」での検索ボリュームの推移です。
Google トレンドのデータを見ますと、5つの山があるのが明らかです。

毎年、1月に検索がふえはじめ3月はじめに至るまでたかい状態が続きます。

思い返しますと、自分が新社会人のころも秋頃に内定をいただいてワクワクした気持ちで正月を迎えて、そこで家族から「新生活はどうするの?」と聞かれて調べ物を始めて、いくつかの大手不動産仲介サイトを中心にお部屋のあたりをつけて不動産屋さんへ足を運び内覧を開始。

そして毎回のように「来週にはなくなっているかもしれません。」と担当の営業さんから急かされつつ「こっちもいいし、あっちこいいな」と検討をしているとほんとうに翌週にはいくつかのお部屋が申し込み済み。この経験から、次の内覧では覚悟を決めて予算、エリア、駅からの距離、内装のイメージ、日当たりなどからどうしても外せないいくつかがマッチしていたらもう「えいや」と飛び込むように決めたという経験があります。

当時も内見をお願いしたいくつかの会社では、店舗へ来店したときにタオルやラップなど粗品をノベルティグッズとしていただいた記憶があります。
ちなみに、自分が「ここにしよう。」と決めた不動産会社さんも、新生活応援セットを配布していました。

やはり不動産仲介のピーク、繁忙期となる1月から3月の間は、接客にあてられる時間も限られます。
できるだけ短い時間で良い印象をのこして、次の引越しのときにお願いしようかな。とすこしでも思っていただけるかどうかはちょっとした違いではありますが、長期的には大きな違いとなっていくはずです。

ノベルティグッズは、いそがしいときでもポジティブな印象をつくってくれるアイテムです。

SDGsノベルティについて

次に、ここ数年注目される「SDGsに貢献するノベルティ」についてです。
これまでノベルティグッズは、商品の認知拡大に用いられることもあって「バラマキ」とよばれる大量生産・大量配布のビジネスモデルが主流でした。
また、安価でたくさんつくれ丈夫なものがノベルティグッズとして選ばれることもあり、プラスチックやアクリルなどの樹脂製品といった製造工程で多くの温室効果ガスを排出するアイテムがノベルティグッズとして人気でした。

ですが、2015年にはじまったSDGsや世界の投資で急拡大を見せるESGと、環境と人権への意識の高まりから、これまでのバラマキ型のビジネスモデルが時代に合わなくなりつつあります。
今回のテーマでもある賃貸不動産業での主要なお客様となる新社会人はZ世代とよばれ、SDGsなど環境や人権への配慮に敏感な世代です。

喜んでもらおうと思って配布したノベルティグッズがもしSDGsの視点からネガティヴなものであれば、Z世代は敏感に反応してしまいます。
ノベルティグッズにかぎらず企業の経営ではSDGsが付加価値となるのではなく、SDGsをはじめ環境や人権への配慮がされていることが前提になってきていると思います。

欧州では、環境・人権デューデリジェンスという企業へ法的拘束力のある指針が作られてきていて、このながれは世界に波及しつつあります。
ノベルティは、これまでのバラマキではなく自然や環境、働く人への配慮を込めて、適量生産・適量配布のエコモデルの環境経営時代になってきていると私たちは考えています。

そんな時代や社会背景に照らしあわせてSDGsのノベルティを選ぶことをおすすめします。

SDGs環境配慮型ノベルティの選び方

とはいえ、「SDGs ノベルティ」で検索するとそれはたくさんのサイト、たくさんのノベルティグッズが並びます。
「SDGsのノベルティならなんでもいいか」と価格やデザインなど見た目、機能性で選ぶのも良いのですが、なかにはSDGsや環境への貢献度がひくいものも含まれています。

SDGsノベルティで人気のアイテムで、「エコタンブラー」を例にしていきます。

エコタンブラーは、自然由来の素材をまぜたり、捨ててしまう素材をプラスチックなど樹脂に混ぜてつくるノベルティグッズです。
エコ素材を樹脂に混ぜることで、プラスチック樹脂の使用量を減せるためSDGsに貢献できるアイテムになっています。

このエコタンブラーでの判断基準としては、

何%くらいエコ素材を混ぜているのか?エコ素材の回収ではCO2が発生していないか?エコ素材が自然由来のものであれば、安価に仕上げるために違法な行為や過度な伐採・採集などがされていないか?といった産地証明といった製造工程の透明性、トレーサビリティ、第三者機関などで判断ができます。

エコな素材を混ぜて樹脂を作る場合、どうしてもエコ素材をプラスチック樹脂にまぜる工程とその後、成形する工程とで2回の高エネルギー工程を経ないと製品にならないケースも多々あり、ほんとうにエコなものなのか判断に迷うものが混ざっていることもあります。

手前味噌になってしまいますが、私たちのエコプラスチック製品Kitto+では、自社の木製品をつくるときにどうしても発生するおがくずや木屑や端材を混ぜるので、エコ素材の回収はそこにあるものをつかうだけです。また、51%以上をプラスチック樹脂に混ぜてつくります(通常エコ素材の比率30%前後で多い方です)。成型も国内で行うので輸送などでかかるカーボンフットプリントも低いのが自慢です。また、高エネルギー工程も1 回におさめているので炭素の発生量はほんとうに低いです。

また、お客様からも「いまのSDGsや環境配慮などの流れが強くなる以前から一環した取り組みでほんものの会社だと思います。」という言葉もいただいています。

キャドセンター様実績紹介|体験展示会配布ノベルティ

環境ブランディングと賃貸不動産業

建築や建設業界ではESG不動産投資が注目をあつめています。

ESG不動産投資は、グリーンビルディング認証という環境への配慮をした建設方法、断熱機能性能、構造材や建材に脱炭素につながる資材を用いることで取得できるもので、この認証があることで建物の不動産価値が高まるものです。

ESG不動産投資と賃貸不動産業はさすがに距離が遠いのですが、不動産業にも環境配慮のながれがたしかに存在します。
また、先にも書いていますが今回の新生活の主要なお客様でもあるZ世代は環境や人権への意識は他世代よりも高い傾向があります。

そのため、賃貸不動産業で環境への配慮をおこなう環境ブランディングを行うことで、新生活の主要顧客へ企業の環境配慮のコーポレートメッセージを届けることはもちろん、ESG不動産投資での窓口としても有効に機能していくはずです。

環境へのブランディングについては、取り扱う商材で環境配慮の特集を組む。オフィス木質化にと呼ばれる店舗内装、什器、設備、備品で環境配慮にこだわる。電気などの使用を自然再生エネルギーに切り替えるなどがあります。賃貸仲介でしたら、グリーンビルディング認証のお部屋を特集をされたり、店舗内装やテーブルや棚などの家具什器類を国産の木でつくる。ボールペンや書類のクリアファイルなどを木製に置き換えるなどがあります。

これらの取り組みで、環境ブランディングになりますが、さすがにグリーンビルディング認証の建物で特集するにしても新社会人への特集にはなりにくいですし、テーブルや棚などの什器をつくるなどは費用も嵩みます。
そこで環境ブランディングの一歩目としておすすめなのが、ノベルティではじめることです。

SDGsに貢献するノベルティでお客様の声や反応を伺うことで、どれだけ効果が見込めそうかを肌感で体験した上で、什器や設備、備品と範囲をひろげた質化を行うことで、環境ブランディングの一丁目一番地とも言える脱炭素の取り組みをより強く伝えることができます。

ちなみにオフィス木質化に欠かせない什器や看板、サインPOPなども国産の木材でつくれます。

賃貸不動産業におすすめSDGsノベルティ5選

ノベルティということで、どうしても外せないのが景品表示法です。
賃貸不動産の場合、ご来店でノベルティグッズを配布というケースだと「総付景品」という分類になります。

この場合、取引金額の20%を超えない金額が適用されます(とはいえさすがに20%でというわけにはいかないと思いますが…)。

賃貸相場をもとに取引金額を考えると、首都圏の一人暮らしの賃貸相場は、東京都が6.5万円~9万円程度、関東エリアでは神奈川県が6万8,100円、埼玉県が5万9,358円、千葉県が5万7,421 円と言われています。(2023年10月AI 調べです)

また賃貸物件が片手なのか、両手なのか、で利益構造が大きく変わることもあるため、取引金額のなかでも低い方の片手の取引になったときをベースに考えていきます(借主の手数料無料をうたっても問題がおきませんし。
片手での仲介手数料は都内であれば3.25万円~4.5万円前後、神奈川県で3.4万円前後、埼玉県や千葉県では2.7万円前後この価格帯におすすめのSDGsノベルティを5つ紹介していきます。

洋服ブラシ

https://eco-pro.ne.jp/product/jb537/

賃貸のピーク・繁忙期の主要顧客でもある新社会人の方向けにおすすめな身だしなみを整えるアイテムの「洋服ブラシ」
なかなか自分ではかわないけれど、もらったら使う。という実用性の高いグッズはノベルティとの相性がとても良いです。

国産のヒノキを用いた木の持ち手のさらっとした質感やヒノキのやさしい森の香りは、これから社会に出ていく新社会人のドキドキやワクワクを優しく包み込んでくれるはずです。

チューブ絞り

https://eco-pro.ne.jp/product/jb486/

こちらも、自分ではなかなか買わないけどもらったらうれしいし使ってる。というノベルティ人気のアイテムです。
自由に形を作れるので、緑の丸いキャラクターや赤い帽子がトレードマークのキャラクターの形で作ることもできます。

ちなみにこちらを書いているなかのひとも使っているアイテムで、歯磨き粉やチューブニンニクなどもしっかりと絞りとることができてコスパが抜群に良いです。
Z世代はコスパやタイパ(タイムパフォーマンス:時間的な効率性)を求める傾向があるので世代に向けたアイテムとしておすすめです。

ヒノキスマホスタンド

https://eco-pro.ne.jp/product/jb305/

「迷ったらこれ」とおすすめのアイテムがヒノキスマホスタンドです。
スマートフォンはケースなどは自分で買ってこだわるという人が多いものですが、スマホスタンドはあればうれしいけど、とりあえずはなくてもよい。というアイテムなのでノベルティ人気がとても高いです。
QRコードを印刷できるので管理会社へのお問い合わせURLをQRコードで印刷してつぎの引越しの際にすぐにお問い合わせいただけるように、という追客の仕組みのひとつにもなります。

太軸ボールペン

https://eco-pro.ne.jp/product/jb318/

こちらは、施設備品としてもおすすめのアイテムです。
店舗に来店していただいた際に申し込み書類の記入で使っていただいて脱炭素の取り組みになるオフィス木質化を体感していただき、内覧を終えたあとで資料とともに一本プレゼント。環境に配慮したブランドイメージに繋がります。

ボールペンのノベルティグッズというと、定番中の定番です。私自信なんどもいただいたことがあり正直いうと、どこにでもあるボールペンに企業にロゴがはいったものをノベルティとしてもらったとしても、もう明日には忘れてしまうこともあります。ですが、本物の木で作られたおしゃれなボールペンであれば、「お、いいな。」となります。なによりプラスチックとは違うのだよ。という木の質感や香りがうれしく、筆箱に入れておくだけで違いが現れるアイテムです。

B6リングノート ゴム留め付

https://eco-pro.ne.jp/product/jb410/

こちらも本物の木でできたノート、おしゃれ文具です。
さきのボールペンとセットでプレゼントできるとよりインパクトのあるノベルティになると思います。新社会人になって仕事を覚えるためにノートを取るといった機会が増えるので、そんな新社会人にプレゼントするアイテムとしては最適です。脱炭素の取り組みにも繋がります。

まとめ

賃貸不動産業むけのノベルティについてでした。

ノベルティグッズは、やはり渡した時に「お!これは」と思っていただけるかどうか?が成功の鍵だと思います。
くすっとわらってもらったり。これ使えそうとおもっていただけると、長くつかっていただけてノベルティグッズ本来の認知拡大や継続的な接触を増やして、「次にまた」となってくれるはずです。

賃貸仲介業や不動産業に限らず、世界的なSDGsやESGといった環境への配慮のながれを踏まえて、ノベルティグッズを選べると良いですよね。

国産の間伐材や、間伐材に限らず木をつかうとなぜ脱炭素の取り組みになるのか?については下記をご覧ください。

脱炭素になるアイテムなどは結構多くありますが、「シンプルなやつほど強い。」とどこぞの第三部主人公のようにシンプルに木のなかに炭素を閉じ込めて脱炭素、温暖化対策になるアイテムです。

私たちのノベルティグッズは、販促が、悪化している日本の森の環境や生き物の多様性を取り戻し、さらに脱炭素として温暖化対策にもなるものばかりです。
なので、ノベルティとして用いていただくだけで、その販促が、未来をつくります。

ショールームでは、ホームページではお見せできないアイテムもたくさんん揃えています。
足を運べない。という方はWEB見学も可能です。お気軽にお問い合わせください。

【ショールームのご案内】

フロンティアジャパンにて作成してきたノベルティアイテム、記念品はもちろん、最新商品や大型アイテムなど実績サンプルを多数展示してます。

木製品特有の年月とともに変わる風合い、味わい、木の種類による違いなどお手に触れて確かめられます。

なお、見学をご希望の場合は、お問い合わせフォームよりご予約いただけますと幸いです。

TEL 0120-98-2339
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