「いいセンスだ。」と聞くと、ステルスアクションゲームのMETAL GEARシリーズが思い浮かぶ私、コラム担当なかの人が、センスのいいノベルティについて書いていきます。
最近、「BIGBOSSと呼んでください」と日ハムの監督に就任された新庄監督の件もあって、メタルギア熱が再燃しています。
そういえば、8月にも「SDGs/脱プラ時代にあわせたセンスのいいノベルティ」としてコラムを書いていました。スネークのようにセンスのいいノベルティをお探しのみなさまはぜひお読みください。
はたしてセンスのあるわけではない私、コラム担当なかのひとが偉そうにセンスのいいノベルティとは…?云々と書いてもよいのでしょうか…?
なおWikipediaで「センス」を調べると
- ・センスは、英語で完成や五感の意味。
- ・美的感覚や感性のこと
- ・才能と似た意味。
ということらしいです。
Oxford Languagesでは、
- ・物事の微妙な感じをさとる心の動き。微妙な感覚。
とのことです。
美的感覚や才能も、物事の微妙な感じをさとる心の動きも感じ取れないわたくしですが、書かないわけにいかないので、どうにかこうにか絞り出していきます。
センスがいいとは?
いやはや、センスのないわたしがセンスについてえらそうに語れないのですが…ある書籍でセンスについての記述がありましたので、それと行動経済学の名著「ファストアンドスロー」を元に紹介いたしますと。
センスは、1.気づきの力 2.まとめる力 この2つで構成されているようです。ファストアンドスローでは、システム1 とシステム2といった表現でしたが、システム1の感情と感覚。システム2の理性や経験という構成と言えそうです。
1.気づきの力は、アートやデザインに限らず、景色や写真などのあるものを見た時に人と違う視点で気づきを得られるかどうか?だといいます。
たしかに友人のデザイナーは、街を歩いていても看板のフォントがおしゃれだ。とか、ファッションについても、え?その帽子選ぶ??というチョイスをすることがあります。
そして、その気づきをまとめていける力が2.まとめる力と言うそうです。
先のファッションでえ?その帽子?とおもったチョイスも、アクセントとしてファッションに組み込んだ時にまとまっておしゃれに見せることができる力をまとめる力というようです。
センスは、まず気づきを得られるか?得られた気づきをまとめられるか?が重要なようです。ちなみになかのひとはまとめる力が脆弱ですので、ファッションはシンプル重視です!
気づきの力とまとめる力
- あるセーターが店頭に飾ってあって、「お、いいな。」と思えるのはセンスの気づく力。 >> 感性
- そのセーターを着て、誰かが見た時に「かっこいい」と思わせられるかは、まとめる力。 >> 能力
ということになりそうです。
センスを上げる気づきの力
なおシンプル重視な私も、ユニクロで「いいじゃん」と思って買ったシャツを着ていたらなんかヤボったい感じなるけど、友人のデザイナーでは、同じシャツでもいい感じで着こなせてしまいますorz。
ちなみに、その友人の着こなしを私が真似ても、「なんか違う感」がものすごい感じになります(なぜ??)。
気づきの力をあげる
そんな気づきの力をあげるには、いまの自分にない価値観や視点の人と、行動したり助言をもらうことにあるようです。
テレビ番組などで若い人やファッション誌編集部、スタイリストさんが番組出演者のファッションチェックをして格付けしたりするようなコーナーがありますが、価値観が異なるところからの視点の違いなので受け入れ難い意見が出たりもしますが、気づきの幅を広げるのにはとてもよいといいます。
ちなみに、先のデザイナーの友人はファッションならプロのスタイリストさんにコーディネートをお願いしてもらおうのが一番気づきの幅が広がる。と言っていました。
センスを上げるまとめる力
次は、センスをあげるのに最難関ともいえますまとめる力についてです。こちらについても、著名なグラフィックデザイナーの某氏の言葉を借りますと…
まとめる力をあげる
「頭のなかでこういうのが作りたい。こういうのがおしゃれ。と気づいて、現実につくる。となったときには、なんども失敗をする。失敗の中から、参考になりそうなものを真似たり、組み合わせたを調べたりしてどうにかこうにかつくっていくことになる。どうにかこうにかつくった回数が何度も溜まっていくことで、真似たり、調べたりしながらじゃなきゃできなかったことが、意識せずともできるようになってくる。」
これがまとえるちからを上げる方法。といえそうです。
確かに、勉強でも最初はできないけど、教えてもらって、なんどもできないことにトライしていくことでできるようになります。
いやはや、遠い道のりです。
思えば、映画マトリックスでも、アンダーソン君が、なんとなくこの世界がおかしいことに気づき始める。モーフィアスによって真実の世界を知らされる。モーフィアスに修行で「AGAIN!」としごかれたりでさらに力に気づき始める。エージェントとの戦いのなかでネオ(救世主)として気づきをまとめて意識せずにできるようになる。という感じでしたね(違うかもしれません…)
センスのいいのまとめ
とりあえず、センスのいい。といのは、
- これいいな。と気付くことに第一段階。
- いいものをどうにかこうにか、真似できることに第二段階。
- 応用的に、真似したりせずにまとめられることが最終段階。
という感じでしょうか…。
マトリックスでいうと、
- ネオが、この世界なんかおかしくない?と気付くのが第一段階
- マトリックスから出て、モーフィアスに「AGAIN!」としごかれるのが第二段階
- 救世主になってエージェントを相手に意識せず勝てるようになるのが最終段階?
うーん、これは違う??
ちなみに、センスがごっちゃごっちゃになってなんかいまいち!となりがちな私のようなタイプがやらかしがちなのが、先の気づきの力とまとめる力を同時でおこなってしまうことでセンスいまいちさんになってしまうようです。
一度に、気づきからまとめられるセンスのある人は、すーっと流れるように、アイテムを見て、こうまとめよう。ができるようですが、センスのない私のようなひとは、まず気づきでとめて、まとめるを細分化したほうがいいといいます。このあたりは、コラムからどんどん逸れていってしまうので、ざっくり解説に留めてまたの機会にしますが、
ファッション誌などやファッションのコーディネートサイトで、いいなと思える写真やファッションを見て、自分でもできそう。と思っても、そのモデルさんの身長や体重といった体型の要素などがあってそれを細分化して、マッチするかどうか?をもってまとめていかないと、「なんか違う」となってしまうようです。
なので、細分化する。というのがだいじになりそうですね。とりあえず、センスがいいって?についてでした。
センスのいいノベルティとは?
そんなこんなですが、センスの三段階で考えると気付く第一段階で多くの人に「これは違うな。」とおもっていただけるのが、センスのいいノベルティ、センスのいいOEM、オリジナル商品ということになります。
さてさて、そして、やはり私たちのサイトは、つかうだけでSDGsになる木製ノベルティ専門サイトですから、それはゴールが決まっています。「センスのいいノベルティやOEM?それは”木”ですよ!!」というゴールへまっしぐらに向かっていかなくてはならないのです。
58.8%の人がノベルティは使わずに…
さて、そんな木のよさをお伝えする前に、ノベルティ業界騒然のかなしい事実をおつたえしないといけないのですが、ある調査によると58.8%の人がノベルティをもらっても使わずにその商品を捨ててしまったことがあるといいます。
ノベルティといえば、これまではたっくさんつくって、たっくさん配る。大量生産・大量配布のいわゆる「バラマキ」のビジネスモデルでした。
ですが、なんでもものがもらえたら嬉しい時代はとうの昔に終わって、ものあまり時代となって久しいだけでなく、環境や社会への責任を果たすことが企業経営の前提となりつつある環境配慮の時代にあって、このバラマキ型のノベルティ戦略が合わなくなってきています。
数年前には、お菓子メーカーのプラ個包装を巡って高校生が署名活動を行い、SNSを中心に話題となってテレビなどのマスメディアにも取り上げられました。
また、SDGsでも重要なテーマとなっている気候変動でも、大量生産・大量配布のモデルでは、環境負荷が大きくなりがちです。
ノベルティも環境配慮の時代到来
ここ数年で、さまざまな環境に配慮した商品が市場にでてきています。たとえば、エシカルな製法やフェアトレードコットンでつくったトートバッグやエコバッグ、海洋プラスチックを集めて作った財布やリュックなどがあります。
「SDGs + ノベルティ」で検索するとそれはたくさんのアイテムがでています。
センスのいいノベルティと直接関わってこなそうですが、センスは必ずしも見た目だけに限らないと思います。
どうして、そのアイテムや商品なのか?その理由がばちっと時代にはまっていることもセンスがいいよね。と評価されるポイントだと思います。
消費においては、92.9%の人が環境配慮の商品とそうでない商品となら、配慮のされている商品をえらぶ。という調査が内閣府から出ています。
先の、58.8%の人がノベルティをもらっても使わずに捨てたことがある。との回答ともあわせて、環境配慮やSDGsに対応していることは、センスのいいノベルティにとっては有利に働くはずです。
行動経済学でみるセンスのいいノベルティ
木の商品や木製グッズの印象というと、「ぬくもり」「おしゃれ」「いい香り・自然の香り」「自然のイメージ」「エコ」という印象があります。
ノベルティとして渡されたお客様が商品を見た時に、「お、ほかと違う!」と感覚的にも理論的にも思っていただけるかどうかといった行動経済学の観点でセンスのいいノベルティをみていきます。
行動経済学の名著「ファスト&スロー」では、システム1とシステム2という形でわけていましたが、”直感的で感情的な判断のシステム1”と”頭脳的、理性的な判断のシステム2”で考えると
- システム1 …直感的、感覚的、感情的な判断
- システム2 …理性的、頭脳的、合理的な判断
先のぬくもり・おしゃれ、いい香り、自然のイメージは、システム1で感情や感覚的な訴求になります。
そして、木の持っているエコなこと、自然のイメージに、あわせて間伐材などでつかうことで森の環境が守られていることや、気候変動の原因となっている炭素を削減していることといった理性的で、頭脳的なことの訴求がシステム2となります。
この両面で「これはいいね。」とノベルティを渡すお客様に思っていただくことがセンスのいいノベルティでは必要と感じています。
ノベルティは適量生産・適量配布の時代へ
ノベルティというと、販促アイテムなのでできるだけ予算をかかずに大量につくって配る。というのが主流です。そのため、材料は自ずと、安くて、デザインの自由度がある材料としてプラスチックが多く使われています。
プラスチックは、大量に安くつくるのにはとっても向いていてデザイン自由度もかなり高いです。でも、ここ最近は、脱プラスチックということで人工的でネガティヴなイメージもあります。
木は、そんなプラスチックに対して木は、自然のもので、加工もプラスチックほどではないですが、自由度は高いです。資源量も豊富なので大量に作ることも可能です。
さらに、最近は木を切らずに、ほったらかしで枝葉が生い茂りすぎて太陽の光が差し込まない森が多く存在しています。こういったほったらかしの森では、老いた木々で森が構成されています。
人と同じで、木も歳をとると元気がなくなります。
地球温暖化の原因のひとつとされる温室効果ガスの吸収が弱くなります。それに、木の根っこも浅くなってしまうので少しの雨で崖崩れを起こしてしまいます。
木は、切らずにほったらかしにしてしまうと、実は森の生態系としてあまりよくありません。
適切に切って、若い木に植え替えていくと、若く元気な木で、温室効果ガスの吸収量もあがり、根も深くはって生態系や生物の多様性を守ります。
木を適切に切って使うことは、行動経済学のシステム1の直感、感覚として、アイテムとしてもぬくもり感が心地よく感じるものでプラスチックと違う感覚があります。
さらに、行動経済学のシステム2の頭脳、理性的にも、使うことで森に棲む生き物たちにもよく、地球温暖化の気候変動の対策にもなる。納得感もあります。
こだわりやデザインを実現する
じゃあ木ならなんでも、どこでもいいの?というと、それもちょっと違います。
The Difference Between Knowing The Path And Walking The Path
「知っていることと、実際にあるくことは違う。」
のモーフィアスの言葉に戻りますが、やはりこだわりや「こんなデザインのものをつくりたい」と思ってもそれをつくれるかどうかは能力の問題ということになります。
木製アイテムのデザインはできても、付属する説明書やパンフレット、箱など、考えることは多くあります。
Wood+ではこれまでたくさんの企業様といっしょにオリジナルアイテムを作ってきたり、ノベルティで面白いね。といっていただける提案をしてきました。
さらに、時代のSDGsやESGといった経営レベルに関わるような提案として企業の森、社有林なども関わってきています。また、コラム担当なかのひとでは到底できないような提案をさらりとやってのける。弊社の営業、デザイナー、工場と猛者が揃っております。そこに痺れる。憧れるゥなセンスに溢れて、おもしろく、ブランディングにつながるような木製品の提案をする自信が確かにあります。
まとめ
センスのいいノベルティについてでした。
ここ数年は、SDGsやESGと環境はもちろん人権的にも配慮しないといかんぜよ?というのが世界的な流れになっています。
Wood+では、SDGsの取り組みに貢献できるアイテムばかりです。
まずはお気軽にお問い合わせください!
では、最後までお読みいただきありがとうございました。
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