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大阪府森林組合様Kitto+ 制作実績お客様インタビュー

「森を届け、未来を創る。」という理念のもと、間伐材や国産の森の木、国産木材をつかうことで荒れてしまって大変なことになっている日本の森の未来を守ります。フロンティアジャパンのコラム担当なかのひとです。

今日は、「山を守り、森を育てる。」という理念の林業の復興を通じて大阪の山を守る。
大阪府森林組合様の事例になります。

あれ、なんか似ている……はい、似ています。

私たちは、SDGsやESGといった経営環境の変化、時代の変化の機微を捉えノベルティや販売品といった木製品を提案することで大阪の森の木をつかうムーブメントをつくり、人の手が入らなくなってしまった日本の林業に人の手を取り戻す一助となり、未来をつくれるように。

大阪府森林組合様では、林業の復興としてこれまで使われてこなったようなところに日本の木を使っていくことを促して、大阪の林業の復興につなげ、未来をつくってきています。

いわば森の同志のような存在です。

今回は、そんな大阪府森林組合様がどんな森にいいことをしていて、私たちとどのような実績が作られたのか?についてです。

日本の木のことと木質化

2,3年前に起きた世界的な流行り病に端を発した「ウッドショック」の影響もあって国産の木材は以前よりは使われるようになりました。

農林水産省

「木材流通統計調査 木材価格(令和5年4月)」

https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/mokuryu/kakaku/attach/pdf/index-16.pdf

このデータを見る限りウッドショックが起きる前は80,000円/㎥以下だった角材の価格が一気に130,000円を超え、2022年の中ごろに差し掛かるとゆっくりと落ち着きを見せてきて、100,000円/㎥と以前よりは高いのですが、安定している状況となっています。

なお、この期間で輸入木材は目立って増えてはいませんので、ウッドショックが起きてすぐには市場に国産の木材が出回らず市場で木が足りずに価格が高騰。そこに適切に国産の木が届くような流通ルートを確立しつつあって価格が安定してきた成果と言えそうです。

このウッドショックでの輸入材の国産木材への転換で、住宅資材、建材として日本の森の木が使われるようにはなってきていますが、それでもなお国産木材はさまざまに使うことができます。

「オフィスの木質化」といった取り組みや、「ESG不動産投資」といったなかで、デザイン的におしゃれやかっこいいといった情緒的な評価に、ビルなどであれば、投資評価や長期的な不動産価値が高くなり、経営に有利になるといった側面も加わって、国産木材の価値はかなり見直されてきています。

大阪府森林組合様の仕事

国産の木材が見直されつつあるなかで、大阪府森林組合様ではより一層、森の木をいかに有効に活用していけるか?を考えていろんな取り組みをされています。

多くの森林組合でされているような、林業による人の手が入らなくなってしまった人工林の間伐や、下草刈りといった森の適切な維持管理をはじめ、里山など天然林ではその森の個性を活かして未来にのこしたい森の姿を守るために人の手を入れる。といった山や森での仕事はもちろん。日本でも有数の都市大阪からも程近いこともあって都市型の森林組合として公共施設の内装などを木質化する際の主要材や木の有効活用として府の木を使ってもらうように取り組んでいます。

例えば切った木の有効活用として、高槻城公園芸術文化劇場の内装や市役所・図書館といった公共事業をはじめ、世界的な某コーヒーチェーンの内装にもオフィスの木質化の事例として活用いただいています。ほかには公園のベンチや、漁業に用いる魚礁としてだったりと、さまざまな有効活用の取り組みをされてきています。

*オフィスの木質化については以前、コラムにてまとめていますので気になる方はそちらを参考にしてください。

「オフィスの木質化でESG経営に、SDGsなノベルティでも」

・木造化……主要構造に木をつかった建築物のこと
・木質化……天井、壁、床などの内装や外装に木をつかうこと

ほかには、個人のお庭で雑木が生い茂ってしまって問題になっていたり、木が高くなりすぎて電線などに触れてしまいそうになっているといった、特殊な伐採についても請け負っています。

また、都市型の森林組合として「木のリサイクル」があります。
木のリサイクルは、街中で困っている木を剪定したり、道路などの土木工事で切った木などの有効活用になります。通常は、こういった切った木は廃棄物という扱いで処分することが前提となります。

この廃棄物として処分というのは、法令上は間違いないのですが、近年の環境意識の高まりや社会通念として、さすがに使えたり、価値のある木を処分してしまうのはどうだろうと、切った木のなかでも傷みがなく利用できて対価を得られる木材については廃棄物のカテゴリーを外れて、木材として売却もされているようです。

それ以外の木で傷みがあったり、細すぎたり、曲がっていたりで有効活用がむずかしい木などは、木をこまかくし木材の繊維、パルプ化してバイオマス発電の燃料や紙の原料として利用もしています。

実績紹介

さて、今回わたしたちと大阪府森林組合様とでつくらせていただいたのがKitto+木粉のお皿です。

Kitto+ 木粉のお皿(木のプラスチック)

大阪府森林組合様が木を活用されているなかで発生するおが粉や木クズを用いて木のプラスチックのお皿をつくりました。

このおがこや木クズ、のこクズ(ノコギリを挽いた時に出る木くず)は、動物のひきわらやたい肥に使われてきました。ですが、それ以外に使い道がないので、おが粉を支給して製品を製作できるのにすごく良いと思ったことがきっかけとなっています。

名入れは、台紙パッケージを印刷してお皿にはりつけるシンプルなものに。

こちらは森林組合様の総代会の記念品として配布。

木のおがくずなどをまぜてエコなプラスチック皿ができるというアップサイクルの取り組みに「おもしろい」「おーこんなのできるんだ」という反応が多かったといいます。
木に詳しい同じ組合の人からも「なにこれ、すごいね」という声もあり、木粉樹脂自体があまり聞いたことがない素材なので、この素材自体にすごいというおどろきの声も。

「今回のような木粉でものづくりができれば、これまで有効に活用や木製のグッズにしにくかったケースでも有効活用できるようになる。木だと加工が難しいものの相談があったときに木粉を使って一緒に商品づくりなどができると良いと思う。」との大阪府森林組合様からの声もいただけました。

まとめ

大阪府森林組合様のKitto+木粉のお皿制作実績でした。
Kitto+について詳しく知りたい。という方は下記のバナーから

環境配慮や脱炭素の取り組み、お客様の声・ダウンロードできる実績事例集は下記のバナーから

また、ショールームではホームページではおみせできない事例が盛りだくさんです。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

【ショールームのご案内】

フロンティアジャパンにて作成してきたノベルティアイテム、記念品はもちろん、最新商品や大型アイテムなど実績サンプルを多数展示してます。

木製品特有の年月とともに変わる風合い、味わい、木の種類による違いなどお手に触れて確かめられます。

なお、見学をご希望の場合は、お問い合わせフォームよりご予約いただけますと幸いです。

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