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2024の株主総会お土産に国産木製SDGsグッズを

日経平均株価がとても好調で、この記事を書いているとき(2024年1月25日)で3万6000円台
ビジネスアナリストのなかからは、2024年は4万円台後半も伺えるのでは?といった声もありかなり注目を集めています。

これには新NISAへの注目をはじめ、中国企業がかつてのように株を集められない不安定な経済状況、日銀のマイナス金利維持の方針など、とにかく複合要因が重なっていまの好調を支えているといいます。基本的には海外投資家が軸になり、国内の個人投資家がそれに続くような感じといいます。

ただ、私たちは株の専門家ではありません。
木のノベルティグッズ、販促品、記念品の専門家です。

そして、昨今話題になるのは、企業の株にも環境や社会への配慮が求められるSDGsやESGです。

環境や社会への配慮の取り組みひとつで企業の経営にすくなくない影響が及ぶ、SDGsやESGを基軸にした環境経営の時代にあって、もし仮に、株主総会の記念品で配布するアイテムが環境や社会に負荷のかかるものであれば、企業の取り組みがサスティナブルであることで安定的に投資などが集まる状況で、記念品やお土産ひとつで投資家からの信頼が失われることにもなるかもしれません。

というわけで、株主総会を開催される企業様の総務部のみなさま向けに、このSDGsやESG経営の環境経営の時代におすすめの株主総会おみやげを紹介していければと思います。

2024年のビジネス状況とSDGsと株主総会

ここ数年、SDGsだけでなくESGと企業は社会的責任に対する取り組みを強化しています。
2021年には、ESG関連の投融資額が世界全体で40%以上を占めてニュースになるなど、企業経営と環境、社会への配慮は切り離せなくなってきました。

ESGが広まっていることにかぎらず、企業ではものいう株主の存在などもあって事業活動を通じて環境、社会、経済の三つの側面にわたる持続可能な価値の創造に注力しなくてはならなくなってきています。これは単なるトレンドだけでなく、投資家や消費者による企業への期待の変化を反映しています。

ESGと経営、事業への影響

環境に関することではありませんが、社会的な要素で企業の経営に大きな影響があったこととして、ある企業が人権的に問題になっている地域の原料を用いていたことを人権団体などから指摘をうけ対応を巡って株価に20%もの下落があったといいます。

他にもジェンダー差別につながる表現をセミナーで行ったとして、東証プライム市場へ上場されているマーケティング関連の役員がその責任をとって職を追われるといったことも起きています。

市場や世界の変化は、これまでなんとなく問題はあったとしてもグレーでうやむやになっていたことが、グレーではダメである。というホワイト志向がとてもつよくなっています。

SDGsをはじめESGについてはその取り組み、環境や社会(人権を中心に…)への配慮をしているとメッセージを発信していても行動が伴っていなければウォッシュとして批判されることにもなります。場合によっては不買運動や思わぬ炎上などにもつながりかねません。

株主総会では、そういったひとつのことで企業の経営が左右されてはこまってしまう株主の集まりでもありあmす。ここで発信することで株主をはじめとするステークホルダーからの指示をとりまとめる場ともいえます。そういった場で配るお土産だからこそ、その選択ひとつひとつが問われているのかもしれません。

株主総会のお土産選びが企業の社会的責任に影響

さて、株主総会で配るお土産は企業の顔ともいえます。
株主総会のお土産選びについても、企業の社会的責任に与える影響は大きいかもしれません。

選ばれたアイテムは「なぜ、それを選んだのか?」と企業の価値観やコミットメントが反映されます。

この環境配慮、社会への配慮の時代に株主総会のお土産も戦略的に選ぶことで株主やステークホルダーへ企業のあり方、環境や社会へ責任あるブランドとしてメッセージを言葉とともに具現化してつたえることでいっそう株主やステークホルダーから応援される企業になることもできるはずです。

株主に本当に喜ばれるものは…

株主の方々が本当によろこぶことは、もちろん株価が安定して成長することです。それにはこの企業が健全に成長するために、ESGへの視点をしっかりともって商品やサービスのサプライチェーンを通して問題が起きないような体制を整えていること、役員だけでなく社員や関連企業、下請け企業にいたるまでコンプライアンスが行き渡っていること。この2つのガバナンスが効いて、経営に無用な損失がでないように徹底していることだと思います。

株主総会では、経営のことはもちろん、それらの取り組みもしっかりと伝えると思います。ですが、もし配られたお土産が先に問題となったような人権的にまずい地域の原材料がつかわれていたり、環境にいいといいながら実態はそこまででもないようなものであったら、「この会社大丈夫かな…」となってしまいます。

株主総会のお土産だからこそ、CSRやSDGsに

企業のCSR(企業の社会的責任)活動に結びついていると、株主や投資家に対して企業の社会的なコミットメントが明確に伝わります。

例えば、企業の森や社有林を保有しているような企業であれば、その森の木を用いたグッズをつくることでお土産が環境保護に貢献することになり、森の光合成によるCO2吸収(グリーン・カーボン)で気候変動への具体的な取り組みにもなります。

自社の森ではなくても、たとえば起業・創業の地となる地元の森の木や、出身都道府県の森の木を用いて木製のSDGsグッズを選ぶことで、企業は地域社会への配慮や環境への配慮・林業を通じた過疎地域への地域活性化、地方創生の取り組みなどをお土産を通じて適切にアピールすることができます。

国産、木製のSDGsグッズのメリットデメリット

国産かつ木製のSDGsグッズは環境への負荷を減らして、地域経済に貢献する可能性があります。一方で、コストや材料供給の制限といった課題も考慮する必要があります。

メリットについて

・環境への配慮: 木製SDGsグッズは再生可能な素材であり、環境にやさしい製品として位置付けられます。
・地域経済の支援: 国産品であれば、地域の木材産業を支援し、地域経済に貢献することができます。
・品質: 国産品は品質が高く、熟練した職人によって作られることが多いため仕上げにもこだわりがあります。
・デザイン: 木材の加工しやすさに加えて、自由な形にしやすくデザイン的にも既製品にはないものがつくれます。

デメリットについて


・コストの上昇: 国産品はしばしば海外製品よりも高価になる傾向があります。そのため、コスト面での負担が大きくなる可能性があります。
・供給の制限: 地域の木材供給に依存するため、需要に応じた量を提供できない場合があります。
・品質: 木の自然特性ともいえますが、木目や色味がまちまちで全てに同じ品質を確実に求めにくいです。
・デザイン: 強度が鉄や化石資源の商品に比べて弱くなりがちで、樹種によってデザインが制限されることがあります。

間伐材をはじめ国産の木材と環境配慮について

日本の森では、安い外国の木材などが入ってくることで、日本の木が使われなくなり林業を中心に人の手が入らなくなってしまいました。
この影響で、森の環境は荒れてしまいいろんな問題を起こしています。詳しくは下記のバナーをお読みください。

日本の森の問題を解決するには、人の手を取り戻すサイクルが必要になります。
間伐材をはじめ国産の木をつかうことでその人の手を取り戻すことができます。

住宅や家具といった木を主に使う産業でも、国産の木材への回帰は進んでいますが、私たちはノベルティグッズや記念品として日本の木をつかうことでそのサイクルを取り戻しています。

木をつかうことでの地方創生と雇用促進について

企業の森や社有林の保有で、地域の林業関連産業へ管理の委託などをおこなっていればその地域の雇用につながっている。ということが実感として得られると思います。社有林などがなくてもご当地の木を用いることで林業の人の手を取り戻すことになり、林業から木材市場、木材加工場を中心に地域の雇用が安定します。

とくに林業や木工加工関連の事業は、高齢化による影響が大きく未来にのこしたい経験や技術の継承も危機的な状況です。
若い世代への継承ができれば、地方創生の本質的な課題でもある持続的な地域の成長にもなります。

また、投資家が気にされるESGについても先にも挙げた森に人の手が入らなくなった問題の解決には地方創生の視点は欠かせません。

予算ごとのおすすめアイテム

ここからは、実際に国産の木製品をお土産として配布するときのポイントを価格帯。予算ごとにわけてまとめていきます。
例えば、株主総会への案内状や招集通知へ封入するノベルティ型のお土産、グッズ制作と1 つあたり5000円の予算でつくるのとでは提案する内容がかわります。

案内状や招集通知に入れて、できるだけ多くの方へ封筒で送るお土産は価格が安く、郵送発送の衝撃にも耐えるようなアイテムがおすすめです。
一方で、高めのアイテムの場合はもらってうれしい高級感とデザイン性、さらに企業らしさが伝わるお土産であることがもとめられます。

500円前後 全員配布アイテム

株主総会の召集通知や案内状にいれるアイテムというと、大抵の場合は企業ロゴをいれたボールペン、メモ帳が一般的。
一般的に販売されているボールペンやメモ帳でもいいと思うのですが、差別化や企業のブランディング、サスティナブルなことの取り組みを自然な形で伝えるような力はちょっと弱くなりがちです。

同じようなボールペンやメモ帳でも木を用いてつくると、見た目はもちろん、サスティナブルや環境の取り組みを伝えられて近年いわれるESG的な要素を抑えた全員配布アイテムになります。

また、案内状や招集通知に同封すると言うことを考えると、サイズも小さめで薄く壊れにくいものが前提となります。

太軸ボールペン

https://eco-pro.ne.jp/product/jb318/

どんな企業にもおすすめできる木のボールペン、シンプルなデザインで名入れをするだけでおしゃれにきまります。
もちろん国産の間伐材、国産木材でもあるヒノキをつかっているので環境配慮になります。

チューブ絞り

https://eco-pro.ne.jp/product/jb486/

文字通りチューブを絞るサスティナブルアイテムです。食品関連でチューブのわさびやからしなどを販売されていたり、歯磨き粉や整髪料、日焼け止めなどを販売されている製造メーカーの全員配布のアイテムにとてもおすすめです。

アロマフックスリム

https://eco-pro.ne.jp/product/jb275-2/

木の自然のちからで、消臭調湿ができて衣服をまもります。消臭剤や芳香剤、防虫剤を販売されているメーカーやアパレル関連の株主総会全員配布アイテムとしておすすめです。

木はがき(株主優待券)

https://eco-pro.ne.jp/product/jb281/

飲食店やファストフード店の株主優待券も紙やカードでもいいのですが、木の紙でつくれば環境や社会への配慮につながります。
ESG関連の取り組みはもちろん、フードロスなどの取り組みもセットで配布されればよりいっそう効果的です。管理用のQRコードなんかも綺麗に印刷できます。

上のイメージはふるさと納税返礼品ですが、株主優待チケットも木でつくれます。環境配慮やサスティナブルに貢献します。

1,000円前後 ちょっといいもの

もらってうれしいアイテムとして1 個あたり1000円前後のアイテムをいくつか取り上げます。
ここからは、株主総会へ来られた方向けのアイテムになります。

Kitto+ 木粉のタンブラー(木のプラスチック)

https://eco-pro.ne.jp/product/jb534-1/

ここ数年、プラスチックにエコな素材や廃棄する自然素材をまぜたサスティナブルタンブラーが注目をあつめています。
大抵のエコタンブラーはその自然素材の配合比率は高くても30%前後。私たちのKitto+は51%で半分以上が木です。

エコプラスチック製品でありがちな子供向けのプラスチックコップのような感じではなく、混ぜた木の素材感が一見すると陶器のような高級感も感じるアイテムです。ビールなどを製造販売されている酒造メーカーのお土産におすすめの一品です。

ブランドサイトはこちら

スマホスタンドスピーカー

https://eco-pro.ne.jp/product/jb492/

電気いらずでスピーカーになるエコなスマートフォンスタンドです。アウトドアメーカーやレコード会社、楽器店の株主総会におすすめのアイテムです。見た目にもおしゃれです。経年変化の味わいがあるアイテムなので、毎年のお土産というよりは企業の周年記念とあわせて経年の魅力を伝えることもできます。

家型つみき

https://eco-pro.ne.jp/product/jb540/

住宅会社、住宅設備機器、サッシや建具などの建材メーカーにおすすめなのが家型つみきです。
9つのブロックが高級感のあるインテリア雑貨になります。

つみきのように組み立てても、バラバラにおいてもカッコよく決まります。
株主というと少し世代が上になると思います。お孫さんへの知育玩具のプレゼントとしてもおすすめです。

5,000円以上

弊社既製品でもっとも高価なアイテムをここで紹介いたします。

Yosegi Clock です。

https://eco-pro.ne.jp/product/160532/

ケヤキ、タモ、ヒノキの3つの樹種を組み合わせてつくっています。
メタファーとして、さまざまなジェンダーフリーなどのメッセージを込めたアイテムとしてもおすすめです。
ただ価格が高価なので、すべての人にというよりは大株主の方に向けてロイヤリティをたかめるアイテムとしてがよさそうです。

ちなみに、ケヤキとタモは広葉樹で間伐材ではありませんが、国産の木をつかうことで森への手は入りますし生物多様性の観点としてとても有効です。

まとめ

株主総会で配るお土産、記念品向けのSDGsな木製グッズでした。

さて、生物多様性と企業の関連では、「30by30」も外すことのできない話題です。脱炭素、カーボンニュートラルのTCFDのように、生物多様性でTNFDと企業が自然資源の保護保全を積極的に行う流れも確かに強くなってきています。

たかが、お土産、記念品、されどどこの誰に配るのか?を考えればなんでもいいというわけにはいきません。
とくにここ数年、企業経営にSDGs、ESGと環境と社会への配慮が求められる時代には、細部にこそこだわったほうが良さそうです。

かの世界的建築デザイナーのミース・ファン・デル・ローエも「細部に神が宿る。」といいますし
一度、環境に配慮したアイテムを検討いただいてはいかがでしょうか?

では、最後まで読みいただきありがとうございました。

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