少し先なのですが、5月20日は「森林の日」に制定されている立派な記念日。日にちは漢字だと「木」が5つで画数が20であることからこの日に制定されたそうです。
元々のきっかけは村の名前に「美」がつく全国の村が自然の保護や高齢化や過疎化等の対策のために強力しあうことを目的に結成された「美し村連邦」(”うつくし”ではなく”うましさと”と読むそうです)をきっかけに「森林の日」が誕生したのだとか。
森林の日…これは毎度コラムで日本の森を守る為に…とか木を使ったノベルティグッズでSDGsしましょうと言いまくっている弊社としてはスルーできない記念日なのでございます。
ということで今回はちょっと真面目に森林の日にちなんで日本の森林のこと、日本の木材を使った木のノベルティを使うことの大切さやメリット等SDGsにも関わるお話しをしていきますね。
昨今の日本の森林事情について
まずは日本の森林事情についてですが、実は日本のっ国土の約6割が森林で、世界スケールで見ても3位というポジショニング。”THE・森林大国”といっても過言ではないのです。(ちなみに都道府県別で言うと高知県、岐阜がトップ2)
そんな日本の国土の5割以上を占める森林ですが、実際のところ管理やお手入れが行き届いておらず放置されている森林が多いのが現状でして…
この画像を見ていただくと間伐等森林のお手入れをした場合としなかった場合で、大きく森のコンディションが異なるのがお分かりいただけるかなと思います。
画像の中の上のルートがお手入れをしっかりして管理した場合、下のルートが放置した場合のルートなのですが…つまりそういうことなんです。放置すると木々や植物たち全体が弱弱しくなって土壌もゆるゆるな雨に弱い土地になってしまいます。
確かに放置すれば木が生い茂り一見自然豊かで環境に良さそうにも見えますが、これが実はマイナス要因の一つ。
木が生い茂るということは枝葉が増し増しという状態なのですが、これだと陽が当たりにくくなってしまい背の低い植物たちも光合成ができず弱ってしまいます。
植物だけでなく、木々も根や土まで陽の光が当たらずしっかり光合成ができなくなってしまう為栄養不足に陥ります。
そうなってくると森林全体が暗くて弱弱しくなり木も栄養を奪い合うことになり、結果木がやせ細り木の実や植物たちを餌とする虫や動物たちが十分な食糧を得られず、餌を求めて人の住むエリアにも活動範囲を広げてきてしまうという問題にも繋がってしまいます。それが最近ニュースでも見かける機会が増えてきている、熊や猿が人里で目撃される要因になるのです。
最終的に人にとっても大きく関わる大問題ですよね。熊が道路にいたらこわいですし…
これらの悪い流れを断つ為にも、木が多すぎる森や森林は人の手で間伐して陽の光がしっかり届くようにお手入れ、管理をしていくことが大切になってきます。
間伐された木材、つまり弊社が大活用している「間伐材」のノベルティがここで登場です。
間伐材を使うことと環境問題への取り組みとの関わりについて書き綴っていきます。
木のノベルティを使うことがどう環境に良いのか
間伐等で日本の森はお手入れが必要ということを熱く書き綴ったところで、ここから本題ともいえる「木のノベルティ」を使う事が環境問題やSDGs対策としてどう繋がってくるのかというお話しになります。
森林の管理の一環として、木を間伐して陽の光がしっかり行き届きやすいようにしてあげる必要があるということは先程書いたかと思いますが、その工程で間伐した木はそのまま放置してしまうとせっかく間伐しても日差しを遮ることになり土までしっかり太陽の光が届きません。
またそれだけでなく、台風など天候の影響で木が流出してしまったり植物や他の木の成長を妨げることにも繋がってしまう為、やはり環境にとってもマイナスになります。
せっかく間伐しても森林の環境が改善されなければ無駄になってしまうので、そうならないよう間伐した材は放置せず森の外に搬出することと、国産の木材としてしっかり活用していくことも大切になってくるというわけです。
メイドインジャパン木材を使わないなんて勿体ないですし。日本の天然資源ですし。
間伐材といっても、家具等一般的に使われている木材より質が悪いといったわけではなく通常の木材と同じように問題なく使うことができます。
そんな間伐材を弊社では日用品や雑貨等、普段使いしやすく日常生活の中に取り入れやすいノベルティやちょっとおしゃれで木のぬくもりも感じられる記念品等をご提案・制作をさせていただいております。
制作段階の木工加工でどうしても出てしまう木屑も捨てることなくしっかり活用しております。
例えばプラスチックとおがくずを半分以上の割合で混ぜた木のプラスチック製品にしたり、牧場へ寄付したり…
小さい小粒に加工して、木が元々もっている香りや防虫等の力をそのまま活かしたグッズに加工したりも。
端材もしっかり使うことで捨てる資源を減らせば焼却処理の際に発生するCO2を削減することにも繋がる為、ただ捨てるのではなく新しい形に加工してより長くつかいやすいような形にて制作しています。
そんな誰でも普段使いしやすく地球にやさしい木屑を使ったノベルティたちをご紹介します。
木屑も無駄にせず活用した新しい”木のプラスチック”ノベルティ
先程も少し触れましたが、プラスチックと木屑を混ぜた環境に優しい新しい木のプラスチック製品です。
お皿とタンブラーの2種類があり、どちらもパッと見はとてもプラスチックや木が入っているとは思えないようなちょっと高級感も感じられる質感で、初めて御覧になる方は陶器をイメージされる方もいらっしゃるかもしれません。
プラスチックが含まれているけれどプラスチック49%で木屑が51%という割合で、半分以上が木屑なので分類は「木製品」となります。
日本の木のくずを使っている為、プラスチックが含まれているけどしっかりSDGsやCO2削減対策にも繋がります。
そんな木のプラスチック製品たちですが、食洗器にも対応しているのでご家庭でもおひとり様でも使いやすい仕様になっています。
落としても割れにくく軽いのでお子様にもお使いいただきやすくなっており、幅広い方向けに制作するのにもおすすめです。
タンブラー
https://eco-pro.ne.jp/product/jb534-1/
タンブラーはナチュラルベージュ、マットブラックの2色展開。
色味も落ち着いたトーンなので、様々なインテリアに馴染んでくれる優等生だったりもします。
シルク印刷でオリジナルデザインを印刷、パッケージの変更やアレンジ等も可能ですのでオリジナルデザインで作りやすいところも魅力のひとつ。
内覧会で参加された方限定で差し上げるノベルティとしてもおすすめで、実際に内覧会で配布するノベルティとして医療法人社団いざなき会様のオリジナルタンブラーを制作させていただきました。
https://eco-pro.ne.jp/columns/sdgs-nobvelty-jirei-izanagikaisama/
印刷するお色を敢えて白ではなく少しトーンを抑えたグレーにすることで、落ち着いた雰囲気のデザインになっており実際に手に取った方からもご好評だったそうです。
使い捨てやもらっても使わず捨てられてしまうようなタイプではなく、実用製もあり長くお使いいただきやすいおしゃれな販促ノベルティです。
お皿
https://eco-pro.ne.jp/product/jb526-1/
タンブラーと同じ質感の小皿バージョンで、カラーはナチュラルベージュ、マットブラックに加えてスタンダードホワイトの3色展開。
和食だけはでなく洋食中華…どんなお食事とも合いやすいホワイト、サラダやスイーツを乗せるとカフェみたいにおしゃれな一皿になるナチュラルベージュ、お寿司やお惣菜にいつもより高級感を感じさせてくれるマットブラック。
こちらもタンブラーと同じようにパッケージを箱に変更したり、ラベルをオリジナルデザインにしたりアレンジすることができます。
おかずを載せるのがちょうどよいくらいの小皿サイズなので、お食事用以外にも小物置き用に全振りするのにもおすすめなサイズ感になっています。
実際に社有林を活用して制作させていただいた事例で、SGホールディングス株式会社様のお皿とタンブラーがございます。
https://eco-pro.ne.jp/columns/sdgs-sgholdingssama-jirei/
「森林の日」にちなむと、お皿を制作させていただいた大阪府森林組合様の事例も見逃せません。
大阪府森林組合様の理念は「山を守り、森を育てる。」で、日本の木を使うことで林業の復興に。
https://eco-pro.ne.jp/columns/oosakahushinrinkumiaisama-kittoplus/
これらの事例のようにご指定の材を使用して制作するといった御相談も承っておりますので、地域の材や木屑を活用したノベルティを作りたいとご検討中でしたらお気軽にお問い合わせしてみて下さいね。
まとめ
「森林の日」にちなんで、日本の森を守る為に日本の木を間伐したり間伐材を活用していくことが大事ですよーということと、木屑も無駄にせずノベルティにすることもできますというお話しでした。
今ではプラスチックが含まれていても、プラスチック全てが=環境に良くないとも言いきれなくなってきてるんですね…
新しい「木のプラスチック」、お皿やタンブラー以外でも金型さえあれば全く別の形のものを制作することも出来ちゃうんです実は…!
もし自社で金型をお持ちでしたら、今まで別の材で制作していたものを環境配慮の観点から木のプラスチック製へシフトチェンジもするのにも!
新しい型をまたいちからつくり作るよりも、ぐっと費用を抑えつつ環境によいものを選ぶこともできます。
SDGs…GXやらESGだったり…企業には年々環境問題解決に向けた取り組みや環境に配慮したものを選ぶことが求められているので、ノベルティでそれらの対策の一環として日本の木を使うことも一つの手です。
木製品は子どもから大人まで馴染みもあり木のあたたかみもあるので、抵抗感が少ないところも多くの方に使っていただきやすいポイントのひとつです。
SDGsを含めた環境対策として国産木材のノベルティもご検討いただけますと幸いです。
こんなデザインでも作れるのか?分納はできるのか等ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせてみて下さい。
お問い合わせはこちらから。
今回は木粉を使った木のプラスチックタンブラーとお皿をご紹介しましたが、他にも様々なオリジナルノベルティグッズを制作させていただいております。
いくつかまとめた資料もございますので、参考に資料としてお持ち帰り下さい。
下記バナーよりPDFデータをダウンロードいただけます。
今回はこれにて終了です!最後まで御覧いただきありがとうございました。
森の澄んだ空気の中、深呼吸をしたくなった2号でした。
【ショールームのご案内】
フロンティアジャパンにて作成してきたノベルティアイテム、記念品はもちろん、最新商品や大型アイテムなど実績サンプルを多数展示してます。
木製品特有の年月とともに変わる風合い、味わい、木の種類による違いなどお手に触れて確かめられます。
なお、見学をご希望の場合は、お問い合わせフォームよりご予約いただけますと幸いです。
TEL 0120-98-2339
携帯(スマホ)の方
03-6772-2280