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SDGsや脱プラのノベルティで間伐材を使うと何がいい?木製でおしゃれな販促に

「森を守る。」そう聞くと、木を切らずに自然に保つこと。と思われると思います。

「森を守るために、あえて木を切る。」というと、信じられない。という声が上がります。

以前、これに近い内容のコラムを書きました。

たとえば自然公園として有名なヨセミテの自然は、人の手の入らない原生林です。

こういう森は、木はもちろん生えている草木も切ったり抜いたりというのはしてはいけません。

ですが、一般的な森のほとんどは人工林とよばれるもので「人の手の入った自然」です。

この人の手の入った自然は、人の手で間伐という作業をしないとその環境が維持できず。

少しの雨で崖崩れが起きたり、森のなかでたべるものがなくなった動物が人里に降りてきてしまい問題になったりします。

今日のコラムは、そんな森にフォーカスを当てています。

つかうことでまもられる。

さて、間伐などの林業についてはざっくりと振り返ります。

森のなかに太陽の光をひきこむために木についた余分な枝をおとしたり、木と木の感覚をあけて森の栄養を十分にわける間伐などがあります。

これをすることで、森のなかで栄養のある土が作られて、木々がしっかりと育ち、生物多様な環境が生み出されます。

また、木の根も深くねざすので雨が降った時に染み込んでいって森のダムとして保水してくれます。

さらに、根が深いことで崖崩れなども起きにくくなります。

このあたりまでは、「森 間伐」などで検索していただけると出てくる話なので興味ある方はぜひ調べてみてください。

一方で、その作業をしないと森がまもられないことはわかった。

でも、なんで、それをつかわないといけないの?

というと、間伐などで切った木はそのまま山に野ざらしで放置すると、雨がふったりしたときに河川を堰き止めてしまったり放置された場所では下草などが生えにくくなり多様性にも影響します。

どうにかして、切った木を搬出する必要があります。

これを解決するのが、「放置せずに積極的につかう」ことです。

間伐材を放置せず、商品やノベルティなどに「つかう」ことで搬出もしっかりとできるようになります。

また、林業の再興にもつながるので地域への貢献にもなります。

つかって、まもって、みらいをつくります。

木の植え替えサイクル

さて、また信じられない。という声が大きなことをぶっちゃけると、

「間伐は、年代の古い木から切っていきます。」

これを話すと意外に多い声が「え?なんでせっかくそこに古くからある木をきっちゃうの?」というものです。

たしかに、若い木よりもそこにねざしてある歴史のある年寄りの木の方がよさそうに思ってしまいます。

ですが、古い木よりも若い木の方が成長が早く、森の環境を整えてくれます。

なので、だいたい50年くらいを一つのスパンにして森の木を切っていき、若い木へと植え替えていきます。

ちなみに、違法伐採の木なども問題になっています。

伐採する量、樹種などもそうですが、管理区域の木を切っていたり、書類などを偽装して、というものも違法伐採です。

この違法伐採は、格安な家具や日用雑貨などに用いられるケースが多いようです。

SDGsやESG経営に取り組んでいる企業様でこういった違法伐採の樹木にあたってしまうと預かり知らないことでも問題になり、不買運動などにもつながりかねません。

SDGsやESGへの関わり

SDGsやESG経営と間伐材の関わりですと、SDGsの陸の豊かさに関わることです。

この森を守るためのサイクルとして間伐材を使うことで森の豊かさを維持していくことにつながります。

もちろん、この森をまもるアクションとしてSDGsやESG経営としての関わる方法としては、いくつか方法があります。

SDGs、ESGとして関われる方法

  • 1・いまの商品などを間伐材のものに変える。
  • 2・ノベルティなどで間伐材のアイテムを用いる。
  • 3・施設の部材、家具などを間伐材のものにする。
  • 4・企業の森として社有林を保有して維持管理に貢献する。

1・いまの商品などを間伐材のものに変える。

オリジナル商品として、間伐材を用いた商品ラインを取り扱う方法です。

たとえば、文房具にしても普通のボールペンだとプラスチック製のものが多いですが、間伐材の木を用いたらこのアクションにつながります。

ほかにもオリジナルの商品はできる? >https://eco-pro.ne.jp/columns/origin-novelty/

2・ノベルティなどで間伐材のアイテムを用いる。

これもカレンダーなど配布するアイテムを間伐材に変えることでその取り組みに関われます。

ノベルティ販促用のアイテムとして団扇を木製のものにするだけでもプラスチック製から脱プラができます。

3・施設の部材、家具などを間伐材のものにする。

こちらはFSC認証で産地と管理がしっかりしている部材をもちいた先行事例があります。

認証がしっかりしていると使うほうも安心して使えます。もちろん買う方へのブランディングにもつながります。

コラム FSC認証 > https://eco-pro.ne.jp/columns/fsc-novelty/

4・企業の森として社有林を保有して維持管理に貢献する。

この取り組みをされている企業様は意外にすくないのですが、かなり有効な森をまもる手法です。

さすがに中小企業ではこの取り組みを積極的には関わりにくいとは思いますが、もっとも森を守れるアクションであると言えます。

まとめ

SDGsというと、一部ではなんかただ企業のCSRやいいことしています。というブランディング的なものという認識が強いのですが、ESG投資などでその取り組みが評価されて株価にも影響が及ぶこともあります。

カーボンニュートラルの取り組みが評価されて株価が上がったり。ということ事実あります。

また、ちょっと話が変わりますが、実は、森を守ることは海の豊かさにもつながっている?という話もあります。

間伐材は、森も!海も?どうしてSDGsに繋がる?>https://eco-pro.ne.jp/columns/sdgs-wood/

ぜひ、間伐材を使ってSDGsやESGの取り組みに関わってみませんか?

大事なのは、はじめる一歩目だと思います。

年末配布のノベルティとして、卓上カレンダーがおすすめです。

mokuカレンダー特設サイトへ

では、最後までお読みいただきありがとうございました。

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