産業廃棄となるコーヒーの残渣などをプラスチックにまぜてつくるサスティナブルなプラスチック成形の需要が高まっています。
こういったサスティナブルな自然素材などを混ぜてつくる樹脂成形品では、一般的に混ぜる自然素材を混ぜられるようにペレットに加工する必要があります。
ペレット化をするとなると、ほんの少しだけつくるということができず、最低ロットでつくったとしても1t,2t といった膨大な数が必要となりがちです。
そのため、これまで支給材や廃材などを用いて小ロット(500個くらい)で気軽につくるというのは難しいのが実情でした。
Kitto+のサスティナブルなタンブラーでは、これを小ロットで対応ができます。
そのため、企業の森や社有林での管理で発生する木、間伐材や落とした枝などをつかってつくりたい。
バットや楽器などをつくる際の端材を用いてつくることもできます。
企業の森・社有林の管理木でつくるサスティナブルグッズ
企業によっては自社で社有林を保有していたり、企業の森としての保有をされていると事も多いと思います。
ただ、森を持ってはいるものの、なかなかその木を活用するとなるとむずかしく、一般的には家具や建材としての活用だったり、木製品などに利用されたりといったところが一般的でした。
これら企業の森や社有林の森の木でも、大きな数を切るのではなく森の環境整備、維持管理で適切に切った木でサスティナブルなタンブラーを小ロット500個くらいから作ることができます。
このビジネススキームでは、すでに実績がいくつもあります。
企業の森でSDGsを推進株式会社アクティオのノベルティ戦略
株式会社アクティオ様の「アクティオの森」の木を用いてノベルティグッズをつくらせていただきました。
アクティオの森で発生する間伐材をはじめとする木をつかうことで、通常のサスティナブルやSDGsなグッズとなっています。
展示会にて配布することで、企業だけでなく業界関係者などステークホルダーのかたへサスティナブルなメッセージを伝えることができたといいます。
SGホールディングス株式会社様 企業の森活用新時代!内定記念品
佐川運輸株式会社様をはじめとしたSGホールディングス様の所有する森「さがわの森」の木をつかってサスティナブルなタンブラーと皿をつくらせていただきました。
こちらも、小ロットでつくりました。内定者の方へ記念品として配布されたのですが、「かわいい」「何でできているんですか?」といった声も上がりとても好評だったといいます。
社有林や企業の森の木の活用でお困りの方はぜひ一度おといあわせください。
いまのところタンブラーとお皿ですが、ご要望があればほかに、レジのカゴやボールペンなども金型代などはかかりますがつくることができます。
実績ではないですが、スーパーマーケットで店舗のレジカゴを全部Kitto+に変えたら、脱炭素としてどういうインパクトがあるか?などをまとめたコラムを紹介します。
単純に既存の100%プラスチック製のカゴをKitto+の木粉でつくるものへ置き換えるだけでPPなど使用量を51%削減できます。
ほかに、木の持つ炭素固定の力もあるので、カゴを置き換えることで一般家庭のCO2排出量で〇〇○日分の削減になります。といった訴求もできます。
地域指定材の活用で地産地消のサスティナブルグッズをつくる
指定材・支給材については、いろんな方法があります。
例えば、地域の指定材料として東京多摩産の木で、石川能登の木で、北海道の木でといった方法が一般的です。
上の実績は、フルタニランバー株式会社様の「森のビイル ひばのわ」にあわせて販売された能登ヒバの木粉をつかってつくるタンブラーとなっています。
「イベントで配布したけど、もう売れたんです。」と評判の地産地消アイテムです。
ほかにはサクラなど、通常に私たちがつくっているヒノキや杉以外の樹種を選択する方法もあります。
道路工事で発生する工事に支障となる木を伐採してつくる。といった事も可能です。
都道府県、市町村などが行う公共工事においても、炭素排出量の計算をはじめカーボンニュートラルなどSDGsを超えてESGなどが求められてきている時代。
伐採木を処分してしまうのではなく、タンブラーなどにして公共施設に配置してつかったり、タンブラー以外のアイテムとしてボールペンなどにして公共工事で切った木を有効につかうことでより一層のSDGsやESGにつなげられます。
廃材の活用でサスティナブルタンブラーをつくる
こちらも実績があります。
大阪府森林組合様のインタビューにて、板材に加工する際に発生するおがの活用に困っており、これまで動物園などのしきわらや、農業の堆肥として活用などをしてきましたが、その枠を広げて森林組合で配布するアイテムとして、森林組合様の板材加工で発生したおがこを自然素材としてまぜてお皿をつくりました。
「こんなことできるんだ。」と配布した方からは好評だったといいます。
ほかにも、まだ公表はできませんが木をつかった楽器やスポーツ用品の廃棄のおがくずや端材を用いてサスティナブルタンブラーにすることもできます。
製品製造の端材やおがなど本来捨ててしまうような部材を用いてアップサイクルして、販促ノベルティや販売する商品をつくることができます。
廃材については、いろんな廃材があると思います。建築関連ではプレカットの工程で発生するおがくず、端材などがあります。そのあたりの木の屑を用いて、脱炭素のアイテムにすることもできます。ボールペンやファイルケースをはじめホッチキス、セロテープの土台などさまざまな活用ができて、資源のアップサイクルや脱炭素経営にもつながります。
おかくずなどを用いる場合には、接着剤などがふくまれているとむずかしくなってしまうので、OSB合板などのカットをした木屑が混ざっていたりすると難しくなります。
まとめ
今回は、Kitto+でつくれること、つくれるものを実績も交えならたくさん紹介いたしました。
とくにおすすめなのは、ノコ引きなどで工場生産をされている企業で、脱炭素をはじめ環境経営を求められている企業様におすすめです。
単純に、自然素材を配合してプラスチックのアイテムをつくれるので、通常のプラスチック製品からの置き換えで51%のプラスチック使用量の削減になります。
また、光合成によるCO2の分解と炭素の吸収固定の木の炭素固定の力で、樹脂成形したアイテムのなかに温室効果ガスの炭素を固定して留めることもできます。
「おがくずとか、端材とか、たくさん発生しているけど焼却処分してるなぁ」という企業の方で、興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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