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ネクストSDGs経営時代に、木のノベルティで炭素固定(CO2削減量)の見える化販促を

私たちのコラムをお読みの方には馴染みあることと思いますが、木のグッズをつかうと、木のもつ炭素固定の力で、大気中のCO2を木が吸い込んで、その削減の一助になります。

この仕組みに触れるにあたって、学校で学んだ「光合成」の仕組みがあります。

小学生や中学校で、光合成によって木は二酸化炭素(CO2)を吸い込んで、酸素(O2)を吐き出してくれると学びます。この力は、グリーンカーボンとも呼ばれていて、近年、上場企業を中心にして必須になってきているサスティナブル経営においても語られることがおおいものです。

そんなESG経営ですが、とくに脱炭素(TCFD)経営は、企業が事業を通じて排出する炭素の量を計算して、それを減らしていきましょう。というものです。先にもあげましたが、いまでは多くの企業で対応が必須となってきています。

ここでは、そのCO2削減につながる”木の炭素固定”を用いて、ユニークな販促を実施している実績や実例についてまで、そして、これからのネクストSDGs経営時代に合わせて詳しく解説していきます。

木の炭素固定などはすでに理解されていたり、販促にどう使うか?の実例だけ知りたい。と言う方は上の画像をクリックしてください。

光合成、木の持つ力で炭素削減に

上のイメージの①吸収にもあるように、光合成は、木や植物が太陽の光を浴びて大気中の二酸化炭素(CO2)を吸収して、酸素(O2)を吐き出してくれる仕組み。として教えられることが一般的です。

では、このとき、炭素(C)はどこにいくのか?というと

イメージの②蓄積のように、木のなかに蓄積されています。これは、木を切って丸太や板などに加工しても蓄積されたままです。これを、木の炭素固定といいます。

そのため、切った木をイメージ③活用のように加工して活用することで、大気から吸い込んだ炭素を、商品の中に固定して、大気から減らすことに繋がります。

ここまでが、木の炭素固定によって、炭素削減につながる仕組みについてです。

森の木は、適切な植え替えサイクルが必要

そして、この炭素固定と合わせて考えて行きたいのが、切った木を若い木へと植え替えていくサイクルです。

適切な森の維持管理、例えば間伐をはじめ、主伐を通じて、ある程度育った木は適切に切って、若い木へ植え替えていくことで、より多くの炭素固定につながっていくことになります。

若い木への循環について

多くの人の誤解があるケースとして、でも、森の木を切ったらCO2吸収してくれる森が減ってしまって、逆効果なんじゃないの?というものや、若い木よりも樹齢50年100年の木のほうがすごい二酸化炭素を吸収してくれそう。というイメージもあります。

実は、そうではありません。森林は、先にもあげたようにある程度育った木を、適切な時期に切って、若い木へと植え替える循環が大事です。

木の年齢とCO2吸収量について

上の02のイメージは、木の年齢(林齢)とCO2の吸収量のグラフです。

特に、針葉樹のスギとヒノキになりますが、人の成長期と同じように植えて10年くらいまでは、たくさん栄養を必要としているように沢山のCO2を吸い込んで蓄えてくれます。

ですが、そこから20-30年くらいまでは横ばい、そして40-50年くらいになると、植えた時期と同じくらいにまで下がってしまいます。

切って植え替える循環で吸収量を上げる

そのため、適切な管理として、50年前後の木を適切に切って若い木へと植え替えていくことで、CO2吸収量も多くなって行きます。この木の更新、林業による人の手による循環が続いていくことになります。

私たちのグッズを使い、販促や記念品として活用いただいたり、OEMや販売品として活用いただくことで、この木の更新、林業の循環へとつながります。

切ったり加工した木にも、炭素は固定されたまま

上の図の②蓄積、③活用でもあるように、木のなかに固定された炭素は、切ったり加工してもそのなかに閉じ込められたままです。そのため、木製品のなかには炭素が詰まっていて長く使ってもらえればそれだけ長い間大気の中からグッズや木製品のなかにとどめることになり、ひいては炭素削減の一助となります。

この木製品をつくるだけでなく、森の循環になるサイクルを持続させるためには、林業、製材、木工加工といった木にまつわる産業全体を支える必要があります。

CO2削減量と販促の関係について

私たちの商品ページにある。CO2削減量の表示は、この仕組みによるものです。

ある商品を1,000個つくると、161.2kgのCO2削減に相当するのですが、これは一般家庭でいうと32.7日分に相当します。

具体的なお名前をあげることは伏せますが、実例として、不動産関連のお客様で、この記念品を通じて、〇〇kg-CO2の削減につながり、これは一般家庭の〇〇日分に相当します。といった形でお客様に伝えていたり、航空関連のお客様で、この記念品は、羽田空港から、福岡空港までの乗客一人を輸送した際のCO2排出量に相当します。といった形で訴求をされており、非常に好評といいます。

この炭素固定で、どれだけの削減になっているか?についての目安を目に見えるものとして下記のようにまとめました。

販促に使える。炭素固定の見える化

先とりあげた商品で考えると、1,000個で161.2kg-co2の炭素固定となりました。

この商品の炭素固定量をもとにして、どういった見える化ができて、どういったキャンペーンが展開できるかをまとめていきます。

[ 161.2kg-co2の炭素固定 ]これは、おおよそですが一般的なガソリン車で東京〜広島(667km)の走行で発生する炭素削減、東京〜仙台(330km)の走行で発生する炭素削減、東京〜小田原(67km)の走行で発生する炭素削減の3つを合算した160kg-co2にほぼ相当します。

161,2kg 炭素固定の目安
一般的なガソリン車の走行距離
100kg = 東京〜広島(667km)
50kg = 東京〜仙台(330km)
10kg = 東京〜小田原(67km)
合計 160kg (1067km走行相当)

合計すると 1067 km前後走行したCO2削減に近い数字となります。

炭素固定量を、販促につかうには

この1067kmという走行y距離をもとにして、具体的な販促に用いる事例としていくつか取り上げていきます。

高速バスの移動距離に応じたCO2削減訴求

1067kmというと、東京〜福岡間の直線距離に近く、運行距離約1,100kmの某キングオブ深夜バスの走行距離に近い数字です。

例えば、この数字をキャンペーンに用いるとして、某高速バス運行開始○○周年を記念した、木製プレミアムグッズを販売して下記のようなサスティナブル訴求を行います。

「このグッズを〇〇〇名様にお届けすることで、木材に固定削減された炭素量はCO2換算で161.2kg-CO2に相当します。これは、一般的な自家用乗用車で本路線約1,100kmを走行した際に排出されるCO2量に相当する量です。」

のような環境配慮的な訴求をすることができます。約1,100kmという距離と、そこで発生する炭素発生相当を削減して、記念グッズそのものに路線のスケール感と環境配慮のストーリーを重ねることができます。

参加人数に応じたCO2削減訴求

これは、例えばライブグッズであれば、都内の有明でアリーナライブを開催して1,500人集客したとして、

「この木製記念ライブグッズによる炭素固定量は、CO2換算で約150kg-CO2に相当します。これは、来場者1,500人が東京駅から有明アリーナの最寄り駅まで、鉄道で片道移動した際に排出されるCO2量に相当します。」といった訴求もできます。

行動変容を求めるアクションの記念品やリワードアイテムに

この木の炭素固定活かした販促ではとくに、参加する形に、自然な形で、木の光合成によるCO2吸収固定をはじめ環境への学びを届けることができます。

そのため、ユーザーや参加者が多く、その行動変容を求められる業界や業種での活用が特におすすめです。

Jリーグのサポーターの行動変容訴求、SPLへの活用提案

この数年の気候変動は、災害級の豪雨などで選手やサポーターの移動ができなかったり、試合中の雷雨で中止になってしまうなどのケースが増えています。

SPL(スポーツポジティブリーグ)は、そんな気候変動への取り組みをJリーグクラブが可視化したもので、そのサスティナブルな取り組みで競い合うものです。

サポーターの行動変容につなげる木製品

Sport Positive Leagues(SPL)では、クラブの気候変動対策に関する複数の領域が評価対象となり、その中には「持続可能な輸送/移動」も含まれます。ファン・サポーターや選手の移動に伴うCO2排出量は重要なテーマで、来場手段の見直しなどのサポーターの行動変容は、クラブのサステナビリティ活動と相性のよい領域といえます。

お願いベースを前向きな選択へ

どうしても、このあたりのサポーターの行動変容については、お願いベースの訴求になりがちですが、このSPLへむけたサポーターの行動変容を促す施策として、木製グッズをサポーター参加型のゲーミフィケーション企画に活用して、前向きな参加を促し、継続的なサスティナブルアクションの選択をしていただけるように設計できると良さそうです。

ここからは、具体的な課題と施策を検討するケーススタディとして、2025年J1リーグ優勝の鹿島アントラーズ様が「SPLに合わせて木製品を展開してサポーターの行動変容を促すとしたら」を想定して、木のグッズの取り扱い、サポーターの前向きな行動変容になりそうな販促や企画を考えていきたいと思います。

企画を考えるにあたって鹿島アントラーズが公開した「ホームゲーム来場者移動レポート」を参照します。以下は公開情報をもとに、わたしたちが独自に考案した仮説であり、鹿島アントラーズとの共同企画・監修・採用実績を示すものではありません。

1.課題の抽出

鹿島アントラーズのホームゲーム来場者は、自家用車による移動が全体の81.3%を占めています。一方、県外からの来場では公共交通機関の利用も見られ、特に東京方面からは高速バスが活用されています。しかし、スタジアム周辺は公共交通機関の選択肢が限られており、県内を含む多くのサポーターにとって、自家用車が現実的な移動手段となっています。

明治安田J1百年構想リーグ ホームゲーム全9試合※プレーオフラウンドを除く)の結果、来場者は半数以上が県外から訪れており、平均総移動距離は123.8km、往路の所要時間は平均約4時間(243.2分)にのぼることが明らかになりました。また、全体の81.3%が自動車を利用していることから、対象9試合での移動に伴う総CO2排出量は5,182.8トンに達し、これはメルカリスタジアム55個分の杉林が1年間に吸収するCO2量に匹敵する規模となります。

鹿島アントラーズ 「ホームゲーム来場者移動レポート(明治安田J1百年構想リーグ版)」公開のお知らせhttps://www.antlers.co.jp/blogs/news/260630ez5xeu

上の引用にもあるように、9試合で5,182.8t – CO2となり相当な炭素排出になっています。ここの行動変容で以下にCO2排出を下げられるか?がSPLでは課題になりそうです。

2.サスティナブル移動を選ぶきっかけに

先ほどの課題を踏まえると、9試合で排出された5,182.8t-CO2は、1試合当たり約575.9t-CO2となります。そこで、サポーターが選択した「サステナブルな移動によるCO2排出削減量」と、参加の証として受け取る「木製グッズに固定された炭素量」を一人ひとりに表示し、試合ごとにクラブ全体の環境貢献量として積み上げていきます。将来的には、1試合当たりの排出量の約半分に相当する290t-co2を削減へと環境貢献量を目指す、サポーター参加型企画が考えられます。

これに向けて、鉄道や高速バスなど公共交通で来場したサポーター、自動車にしても4人以上で相乗り来場したサポーター、パーク&ライドや自転車来場などサスティナブル移動を選んだときの、自家用車で1人できた場合に比較した削減量を見える化。

それぞれのサスティナブルな移動を選んできたサポーターに、木製グッズをプレゼントで、サスティナブルな移動を選択しとうとするきっかけをまずつくるのがアクションとしてはあります。

3.前向きなアクションへ

ただ、これを単純にプレゼントとするだけだとちょっと弱く行動変容になり切らないと思われます。

なので、プレゼントの木のグッズをWEBで登録すると、木のグッズ1つの炭素固定量と、サポーターが選んだサスティナブル移動の手段による削減量の2つを組み合わせて、先の1試合575.86t-CO2から、目標の数字(約290t-CO2)へと減っていくようにします。

ただ、この数字も一人一人では小さなものなので、このアクションに参加するサポーター全員の総合計で大きな数字になることを見えるようにしていくことで、サポーター同士の声がけなども進むことが予想できます。

また、プレゼントも試合ごとに異なる木製パーツを配布し、集めるとシーズンの所属選手が並ぶジオラマキットや、スタジアムとマスコットのジオラマが完成するような設計にすれば、サポーターのコレクション意欲も刺激して前向きにもできます。

4.献身・誠実・尊重で表彰で更なる参加者を

さらに、このアクションでもっともサスティナブルな移動を選択し続けてくれたサポーター、サポーターへの声がけで参加者を増やしてくれたサポーター、グッズを全部あつめてくれたサポーターへ、それぞれ鹿島アントラーズのジーコスピリッツ「献身・誠実・尊重」の3つのカテゴリーにわけて表彰。トロフィー/盾の授与式などをホーム最終戦、もしくはシーズン終了後のファン感謝デーなどで開催。

3つの表彰グランドスラムでトロフィー/盾が一つなるロイヤリティも

応援に行くこと、来場手段を選ぶこと、グッズを集めること。

その一つひとつが、クラブの未来を支えるサステナビリティアクションになるように。

ほかSPL項目に貢献しそうなポイント

◻︎ 環境負荷の少ない移動手段

徒歩、公共交通、相乗り、自転車、シャトルバス利用など、スタジアムへの来場行動を変えるきっかけに最適です。木製品は、ここで参加の証として使えます。

たとえば、駅・中間地点・スタジアムでチェックインしたサポーターに、木製参加証や木製パーツを渡して「歩いて来た」「公共交通を使った」という行動が、手元に残る形になります。

木製品の役割:移動そのものを変えるのではなく、持続可能な来場行動を楽しく可視化します。


◻︎ コミュニケーションとエンゲージメント

クラブのサステナブルな取り組みを、サポーターや地域の人に伝え、参加してもらう領域です。木のワークショップ、木製ジオラマづくり、木製うちわづくり、SNS投稿企画、サポーター参加の企画はここに入ります。

単なる告知ではなく、サポーターが実際に参加する体験にできるのが強みです。

木製品の役割:クラブの取り組みを「見るもの」から「参加するもの」に変えます。


◻︎ 持続可能な調達

どんな素材を、どこから、どのように調達しているかを説明する領域です。木製品は、FSC®認証材、国産材、地域材、産地証明材、学校林、社有林、都市発生木などを使うことで、調達の背景を伝えやすい素材です。

「この参加証は、地域の木でできています」
「このグッズは、森林整備の過程で生まれた木を使っています」

と説明できるので、スポンサーや自治体にも伝えやすいです。

木製品の役割:素材の由来を明確にし、クラブのESG・地域連携の説明材料にします。


◻︎ 生物多様性

森や公園、川、海、地域の自然環境と、そこにいる生きものとのつながりを守る領域です。木製品の場合、単に「木だから生物多様性に良い」と言うのではなく、森林整備、間伐、地域材活用、都市の緑の維持管理と結びつけて伝えるのが大事です。

たとえば、間伐材や地域材を使った木製参加証にQRを付けて、森の手入れや生きものの環境について学べるページに誘導するなどで、サポーターが生物多様性を自分ごと化しやすくなります。

木製品の役割:地域の森や自然資本を、サポーターの手元に残る形で伝えます。


◻︎ 教育

サステナビリティを、知識だけでなく体験を通じて伝える領域です。木は、見て、触れて、組み立てて、香りを感じることもできる素材です。だから、選手も交えた子ども向けの木育、親子ワークショップ、学校連携、スタジアム内展示と相性が良いです。

「木に触れる」
「なぜこの木を使うのかを知る」
「自分で作ったものを持ち帰る」

という体験によって、サステナブルな取り組みを記憶に残しやすくなります。

木製品の役割:サステナブルを、五感で学べる体験に変えます。


木は、サスティナブル経営時代に最適な選択に

木製グッズに使用される木材には、成長過程で吸収された炭素が固定されています。低炭素な来場行動によるCO2削減量と、木製グッズそのものの炭素固定量をあわせて見える化することで、サポーターが楽しみながらクラブのサステナビリティ活動に参加できる仕組みをつくることができます。

SPLでは、ただ単に瞬間最高風速的にこれだけの数値を削減しました。というものではなく、持続可能性が問われていると思います。この持続可能性には、クラブだけでなく、選手や監督、コーチ、さらにいうと、サポーターの意識変容と行動変容で、連鎖していく仕掛けができるかどうかだと勝手ながら思っています。

まとめ -ネクストSDGs経営時代に、木の炭素固定を販促へ

木がもつ自然のちから、光合成や木の炭素固定を生かして、販促へと結びつけるには、についてでした。2020年代に入ってから急激にこのあたりの環境配慮は企業経営に影響を及ぼし初めて、SDGsからESG経営、脱炭素経営と必須とも言えることが増えてきています。

その流れは、販促品やノベルティグッズ、記念品にも及び始めてきています。

また、サスティナブルな販促品やノベルティグッズも増えてきていて、ただ環境に配慮した材で作りました。自然素材を混ぜています。といったことが当たり前となってきています。

そんなネクストSDGs経営時代に、木という活用がされなくなったけど、実はすごい力をもつグッズを活かして販促や周年記念、キャンペーンに使ってみませんか?

では、最後までお読みいただきありがとうございました。

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