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TCFD、脱炭素コンサルの集客販促にSDGsノベルティグッズを

SDGsが広まりを見せて、2021年には環境と社会に配慮した企業や事業がその評価になるESG関連の投資や融資額が世界の金融市場の40%を超えて話題になっていました。
そのESG経営に関わるものとして、カーボンニュートラルやGX(グリーン・トランスフォーメーション)への対応と、企業の持続可能な経営への移行が求められる中で、とくに気候変動・脱炭素経営に対する透明性向上が年々重要視されてきています。

とくに注目を集めるのが、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)のガイドラインです。数年前の東証の一部、二部をプライム市場、スタンダード市場への改正ではこのTCFDに準ずる開示が義務化されています。

TCFDについては、企業が温室効果ガス排出削減に向けた計画を透明かつ効果的に開示することで、投資家やステークホルダーの信頼を獲得しやすくなります。

例えば、事業を通じてサプライチェーン全体で排出されるGHG(温室効果ガス)の計算の徹底や、その対策となる抜本的な脱炭素資材の調達と、なにをどうすれば温室効果ガスが計算できるのか?計算できてもどうやって減らすのか?このあたりは専門的な知識が必要で、一歩間違えると脱炭素のためにとやっていたことが、実は全然ためになっていなかった。ということにもなりかねません。

そうなると、企業は株価に悪影響が及び、ブランディングとしてもSDGsウォッシュ、ホワイトウォッシュといった汚名がついてしまうことも考えられます。
なので、脱炭素の取り組みをおこなうならTCFDのガイドラインなんかを元にして、脱炭素コンサルタントをいれてちゃんと任せたほうがいいですよ。というコラムとなっています。

そして、わたしたちはそういったコンサルティングができません。あしからず、コンサルできないんです。

ただですね、先日ちょっと気になる情報を得まして、日本の飲料メーカーの事例として、TCFDではなくTNFD(生物多様性)になりますがワイナリーの整備として下草刈りを定期的にいれる管理でTNFDの評価LEAPについてとても良い結果が得られ、これまで自然というと人の手がはいらないことが前提であったものが変わりつつあるようです。

詳しくは、こちら

今回のコラムはさくっと、そんなTCFDコンサルや脱炭素経営コンサルをされている方やコンサルタント企業の集客の場となるセミナーや展示会におすすめのノベルティグッズをいくつか紹介したいと考えています。

TCFDとCDPについて

今回のコラムのターゲットとなるコンサルタントさんたちにとってはこのあたりは「もう知ってるよ」というところだと思いますので、読み飛ばしていただければと思います。

さくっとTCFDもCDPについてです。

どちらも環境、とくに脱炭素関連での国際的なイニチアティブ機関です。
イニチアティブというと、主導権という訳になりますが、TCFDとCDPとで主導権を取り合っている。というわけではなさそうです。

TCFD…気候関連財務情報開示タスクフォース 投資家から企業に情報の開示をもとめる機関
CDP…カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト 企業に質問状をおくりその回答によってランク付けをする機関

TCFDもCDPも企業などに対して気候変動という目に見えないことに対して具体的な行動指針を提示して、情報を提供したり開示しましょう。というような国際団体です。
マーケッターとしては、CDPというとカスタマー・データ・プラットフォームの印象が強くありますが……

一見すると似たような機関ですが、TCFDが企業が気候変動に対しての財務情報の開示させるガイドラインを作成、企業ごとに気候変動をどのように捉えていて、リスクはどこにあって、どういう対策を考えているかといったシナリオ分析などまで含まれます。ちなみにここ数年とても目にするようになったGHG計算はこちらに含まれます。CDPは、環境データの収集と開示とちょっとひろめのものになっていて、特徴的ななのは先にもあげたランキング付けです。

こういった気候変動などの取り組みというと、上場企業を中心に。という形にはなりますが、サプライチェーンとして下請け企業や外部委託先となる場合に、CDPサプライチェーンプログラムとして求められることがあります。
なので、中小企業でもそういった企業と取引したい。という場合には注意が必要になりそうです。(あれ、弊社…どうなってるんだろう……)

ちなみに、TCFDとCDPのほかにSBT、RE100といった機関も存在しますが、今回はちょっとTCFDとCDPの2つだけにさせてください。

SDGsノベルティグッズの効果

さて、ここからはそんなTCFDやCDPにかぎらずGHG計算ができるサービスなどを展開されているコンサルタントやSaasサービスの企業の方が集客やサービスの接点とされるであろう展示会(サスティナブルやSDGsなどをテーマにされた)やセミナー開催で配布するノベルティグッズとしては、SDGsや脱炭素に貢献するものがおすすめですよ。という内容です。

ちょっと話が変わりますが、テレビCMは15秒のものを一本打つのにとてつもないCO2が排出されていて、ニューヨーク、ロンドン間を飛行機で8往復するとてつもないレベルです。
これに対応してCO2を削減したグリーンCMが好評といいます。

グリーンCMは、直接的にGHGプロトコルにつながるということもあって人気につながっていると思いますが、こういった広告や販促、集客にも環境配慮が求められる動きはノベルティグッズでも見られるようになってきています。

ノベルティグッズでSDGsに貢献というと、2021年のころはレジ袋の有料化などの流れからエコバッグ、マイバッグが主流でした。
ただ、エコバッグであれば商品そのものが化石資源系ポリエステルなどでもSDGsのノベルティとして紹介されることが多かったです。

ですが、ここ最近は商品そのものの環境配慮が訴求されるものが多くなってきています。

例えば、自然素材として廃棄されるコーヒーかすをPP樹脂に混ぜてつくったエコタンブラーや、アパレル業界で発生するレザーやデニムの端材をつかったエシカルバッグなどがあります。
捨ててしまうと炭素発生の原因となるものを商品として利用することで環境配慮に貢献するだけでなく、それを販促に用いることで「この会社は環境配慮に関心のある会社なのだ。」という企業認知、ブランディングをつくることができます。

言葉にするとちょっと抽象的ですが、お客様実績として弊社の商材をもちいて休眠状態となっていた顧客へSDGs関連サービスの提案でドアノック商材としてとても有効に働いたという実績があります。

弊社の間伐材をつかったグッズも環境配慮になります。
それだけでなく、木の炭素固定で脱炭素になります。

商品ページでは、ノベルティの重さと個数に応じて、販促で用いるグッズに固定されたCO2の量を確認できます。
例えば、セミナー展示会配布のノベルティ事例として株式会社CAD CENTER様でも採用いただいたヒノキスマホスタンドを500個つくった場合 34.3kgの炭素固定となります。

SDGsノベルティグッズの種類

さて、先にも挙げましたが、ノベルティもSDGsや環境配慮が求められる時代になってきています。
「環境販促の時代」というとちょっと大仰かもしれませんが、そんな感じの盛り上がりを日々感じています。

そんなSDGsに貢献できるノベルティグッズにはいろんな種類があります。

プラスチックに自然素材を混ぜたアイテム

・コーヒー豆かすをPP樹脂に混ぜたエコタンブラー
・バンブー(竹)をPP樹脂に混ぜたエコタンブラー
・廃米を混ぜたエコタンブラー

リサイクル/アップサイクルアイテム

・端材のリサイクルでつくるバッグ
・海洋ゴミのプラスチックでつくるアップサイクルグッズ
・リサイクル陶器

製法や労働で貢献するアイテム

・オーガニックコットン、フェアトレードコットンのバッグ

脱炭素になるアイテム

・竹/ バンブーファイバーグッズ
・間伐材グッズ

SDGsのノベルティで検索してもかなり種類が多くなっています。
どれでもいいというわけではなく、販促したい商材とSDGsになるノベルティの特性に合わせてアイテムを選ぶのがおすすめになります。

おすすめの脱炭素ノベルティグッズ

やはり今回のテーマでもある気候変動関連ということで脱炭素になるグッズがTCFDや脱炭素コンサルティングのセミナーや展示会で配布するアイテムでしょう。
基本的に脱炭素になるというと、自然素材として木や植物の光合成によってCO2を固定、大気から削減する。という流れになります。

脱炭素になるものもいくつかありますが、基本的には木か竹の2択となります。

竹は、木に比べてちょっと安価、海外製造が基本となります。
木は、竹に比べてちょっと高額、でも国産の木でつくることができます。

安価にたくさん配るなら竹のものがおすすめ
国産でカーボンフットプリントなどまでケアしたいなら木のものがおすすめです。
とはいえ、価格差はそこまでないのでどちらを選んでもいいかもしれません。

ちなみに、弊社の木のノベルティグッズは完全に国産の木材をつかっています。
そして、国内製造です。

間伐材をはじめとして日本の森の木をつかうことで脱炭素になるだけではなく、日本で問題になっている森が荒れている問題への一助になります。
これまた最近話題になっている生物多様性での貢献となります。

直接脱炭素であれば、プラスチック製品を木製品に置き換えたことで脱炭素としての訴求も可能です。

また、こういった脱炭素、気候変動への取り組みは外部への認知も大切ですが、従業員や関連企業への周知もとても大事な要素です。

物語コーポレーション様事例「日本を代表する成長企業のサスティナブルな取り組みについて」
国産木材でグッズをつかることで社内向けにも訴求がスムースです。

脱炭素ノベルティグッズの作成方法

竹のノベルティグッズに関しては、他社のノベルティグッズ制作サイトにてつくれます。
ただ、名入れはできても形を変えるなどは対応できない。というところが多くなりがちです。

企業やサービスのロゴを名入れする程度であればどこの会社でも対応ができると思います。また、短納期でお急ぎの場合(1 週間でどうにかなど)は他社サービスのほうがよいかもしれません。

一方で、形を変えるなどは弊社は得意です。企業ロゴの形はもちろん、自社のキャラクターの形にしたりもできます。

また、2箇所の名入れなども可能です。
例えばQRコードと企業のロゴを別の位置にいれるなども可能です。

JALUX保険サービス様

まとめ

私たちは、間伐材を中心にして国産の木材をつかってノベルティグッズや記念品をつくっています。
TCFDや脱炭素関連のコンサルティングを主とされていれば当たり前かもしれませんが、グリーンカーボンとして森が二酸化炭素を吸収固定して大気から削減してくれるということがご理解いただけると思います。

その森の二酸化炭素吸収効率は、人の手がはいった森のほうがはるかによく、放置された森とでは著しい差があることがわかっています。

上のグラフは、森の木の年齢と二酸化炭素の吸収量の関係を表したものです。
若い森の木のほうが圧倒的に二酸化炭素を吸収し、樹齢が40を超えたあたりでかなり減少してしまいます。

このグラフからもわかるように、森の木は林業のサイクルで40-50年の木を切って新しい木に植え替える人の手が入ることで、吸収効率のよい状態をキープし続けることができます。
どうやって人の手をいれつづけるのか?

私たちは、森の木をノベルティグッズなどとしてつかうことでその人の手が入り続けるように取り組んでいます。

ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

【ショールームのご案内】

フロンティアジャパンにて作成してきたノベルティアイテム、記念品はもちろん、最新商品や大型アイテムなど実績サンプルを多数展示してます。

木製品特有の年月とともに変わる風合い、味わい、木の種類による違いなどお手に触れて確かめられます。

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