
会社から「今年もカレンダーつくるから、お願いね。」と言われ、毎年と同じく年末に配るカレンダーを、いつもの会社に、いつもような仕様、デザイン、印刷でお願いをしたら、ある日、会社から「これだと、ちょっとダメなんで」とストップがかかることが今年は増えるかもしれません。
さて、年末年始に配る法人カレンダーにも、ESG経営や、サスティナブル経営の波が来ています。すでに、カレンダーの紙はFSC®認証でないとダメです。という規制といいますか、認証がないと採用されないという企業が増えてきています。
この環境配慮の根拠、社内説明のしやすさが求められる場面は、2026年からいっそう増えていきそうな状況と言えるかもしれません。
この記事では、そんな2026年から、いっそう環境配慮の根拠や認証や説明の提示が求められる状況がなぜおきるのか?
そのきっかけとなっているSSBJ基準やCDP2026など、もう止めることのできない環境経営の流れも踏まえながら、カレンダーをつくる担当者が押さえておきたい環境配慮カレンダーの選び方を解説していきます。
いつものように、環境配慮のノベルティやカレンダー、ESGやサスティナブル経営についてのコラムを書いていきますのは、コラム担当なかのひと1号です。
「カレンダーを選ぶだけ」のはずが、今年はなぜこんなに確認事項が?

年末年始に配るカレンダーは、企業にとって定番のご挨拶品です。
上長から、今年もカレンダーつくるからお願いねといわれて、いつものようにこなすだけ。のはずが、今年はちょっと話がむずかしくなる。かもしれません。
例年であれば、デザインや価格、納期を確認して、いつものように制作を進めて、それで十分だったかもしれません。
サスティナブル経営やESG経営で、サスティナビリティレポートへの記載などが言われる企業では、すでにFSC®︎認証のものでなどが言われていると思います。
今年は、環境配慮に絡んで「環境配慮の説明ができるか」という確認が加わる場面が増えていきそうです。
たとえば、
・FSC®認証紙を使っているか
・環境配慮の素材の根拠はあるか
・社内説明に使える情報はあるか
・会社のサステナビリティ方針と矛盾しないか
といった確認です。
担当者としては、
「え、ただいつも配るカレンダーを選ぶだけなのに、そこまで見る?」と思ってしまうかもしれません。
けれど、企業の環境対応が進むなかで、カレンダーやノベルティも、単なる配布物ではなく、会社の姿勢が表れる接点のひとつとして見られるようになっています。
だからこそ、これからの法人カレンダー選びでは、デザインや価格、納期に加えて、環境配慮の“説明しやすさ”も大切になってきています。
すでにFSC®認証など、確認事項はあった。
これまでも、カレンダーは環境配慮でFSC®︎認証が前提です。という企業様は結構多いと思います。
なんなら、カレンダーを止める留め具にプラスチックがつかわれているとアウトなんでという企業様もあります。
今回の環境配慮の流れの強化は、ここの話が一歩か二歩、進んだ話なので、すでにFSC®︎認証などが進んでいたとしても、次の一歩がある。かもしれません。
例えば、生物多様性のことをカレンダーでいえる?だったり。
脱炭素やLCA(ライフサイクルアセスメント)の観点で、従来品から採用するアイテムとで、どれだけ脱炭素につながったのか、具体的な数字とその根拠が欲しい。といわれることもあるかもしれません。
いつもの仕様で進めたら、社内確認で止まることも
カレンダーはあくまで年末年始のご挨拶品です。
特に、広報・総務・販促部門の担当者にとっては、いつものもの。
デザイン・価格・納期を確認して、滞りなく年末年始までに必要な個数を手配できれば十分だったはずです。
そして、これまでにサスティナブルなことで社内のOKがとれていれば、もうOKじゃないのか?となりがちです。
それでも、会社全体で環境配慮やサステナビリティ対応を進めている場合、年々とサスティナブルなことの基準などが厳しくなってきていて、それに対応しないといけない状況がうまれてきます。
そのとき、サスティナブルな評価などが変わっていると、配布物やノベルティが従来通りでOKというわけにはいかないこともあります。
「去年と同じだから大丈夫」ではなく、「今年の社内基準でも説明できるか」を確認しておくことが大切になってきています。
なぜ2026年は、環境配慮の“説明”がより求められそうなのか

では、なぜ2026年は、カレンダーやノベルティにも環境配慮の“説明”がより求められそうなのでしょうか。
それは、企業の環境経営が「取り組んでいます」と言うだけではなく、どのような根拠で、どのように環境配慮をしているのかを説明する段階に進んできているからです。
これまでも、FSC®認証紙を使う、プラスチック部材を減らす、再生紙や環境配慮素材を選ぶといった取り組みはありました。
しかし、SSBJ基準やCDP2026などの流れを見ると、これからはさらに、気候変動、森林、水、生物多様性、サプライチェーン全体での環境対応など、企業が説明すべき範囲が広がっていくことがわかります。
もちろん、すべての企業がすぐに厳格な開示や監査の対象になるわけではありません。
それでも、大手企業との取引、社内のサステナビリティ方針、購買基準、環境配慮商品の選定などを通じて、カレンダーやノベルティにも「説明できる根拠」が求められる場面は増えていくと考えられます。
SSBJ基準で、サステナビリティ情報はより具体的な開示へ
まず大きな流れとして、SSBJと呼ばれる基準があります。
SSBJは、2025年3月に日本で適用されるサステナビリティ開示基準を公表しています。金融庁の資料でも、SSBJ基準を金融商品取引法令に取り込み、サステナビリティ情報の開示を義務付けていく方向が示されています。
つまり、サステナビリティ情報は、これまでのように企業が任意で発信するCSR的な情報から、投資家や社会に向けて、より比較可能で、根拠を持って説明する情報へと変わっていきます。
対象はまず大手上場企業が中心です。
しかし、大手企業が自社の環境対応を説明しようとすれば、当然、取引先やサプライチェーンで使われている素材、製品、調達先にも目が向きます。
そのため、直接SSBJ基準の対象ではない企業でも、取引先から、
「この素材は何ですか?」
「環境配慮の根拠はありますか?」
「認証や証明資料はありますか?」
と確認されるケースが増える可能性があります。
もちろん、これはカレンダーというよりは取引している商品ベースの話になりますが、
CDP2026で、自然資本・森林・水への関心も高まる
次に、CDP2026です。
CDPは、企業などが気候変動や森林、水セキュリティなどの環境情報を開示するための国際的な仕組みです。
2026年のCDPでは、自然関連の開示範囲が広がり、海洋に関する項目の追加や、中小企業向け質問書で森林・水に関する任意質問が導入されることが示されています。
これは、環境経営の関心が、CO2削減だけではなく、森林、水、生物多様性などへ広がっていることを示しています。
カレンダーで使われる紙や木材は、森林資源と関係があります。
先の、生物多様性も何か言えない?的なことはここで聞かれる可能性があります。
これからは単に「紙のカレンダーです」「木の台座を使っています」だけではなく、
「その紙は適切に管理された森林由来なのか」
「FSC®認証などの根拠はあるのか」
「木材を使うことが、どのような環境配慮につながるのか」といった説明が、より重要になっていくかもしれません。
Scope3対応で、取引先にも確認が広がりやすい
もうひとつ重要なのが、Scope3です。
Scope3とは、企業自身の排出だけでなく、原材料調達、輸送、使用、廃棄など、サプライチェーン全体で発生する温室効果ガス排出量のことです。
大手企業がScope3に対応しようとすると、自社だけでは完結しません。
取引先がどのような素材を使い、どのように製造し、どのような環境配慮をしているのかを確認する必要が出てきます。
その流れのなかで、カレンダーやノベルティのような販促物にも、
「従来品と比べて、どのような環境配慮があるのか」
「素材の根拠はあるのか」
「脱炭素や森林資源への配慮として、どう説明できるのか」といった確認が入る可能性があります。
カレンダーにも“説明しやすさ”が必要になる
ここまでの内容をサクッと振り返りますと、サスティナブルなことを求めるのは世界的に進んできていて、年々きびしくなってきてる。
カレンダーにも“説明しやすさ”が必要になる土壌が着々と進んでいるという感じで捉えていただけるといいのかなと思います。
ただ、ここで大切なのは、カレンダー担当者がSSBJ基準やCDP2026の専門家になる必要はない、ということです。
なんせ毎年のように基準や指標が変わるものですし、それを調べて、これがこうだから。とやっていると、本業に支障がでてしまいます。
なんとなく、環境経営のことがわかるようにありたいこのコラムでは、販促品やカレンダーといったアイテムを選ぶときに、
2026年は、環境配慮カレンダーが突然必要になる年というより、
すでに進んでいた環境配慮の確認が、さらに“説明できるかどうか”へ進んでいくようにになってきた。2026年はその切り替えが結構強め。という感じです。
なので、今年のカレンダー選びには、
「FSC®認証など、根拠を説明しやすい」
「社内稟議で説明しやすい」
「会社の環境方針と矛盾しにくい」
という視点を、あらかじめ持っておくと安心ですよ。という感じで捉えておいていただけるといいのかなと思います。
環境配慮カレンダーを選ぶときの3つのポイント

ここまで、SSBJ基準やCDP2026、Scope3など、少し大きな環境経営の流れについて見てきました。
では、実際にカレンダーを手配する担当者は、何を見て選べばよいのでしょうか。
まず確認しておきたいのは、次の3つです。
1. 第三者認証があるか
まずは、FSC®認証などの第三者認証があるかどうかです。
「環境にやさしいカレンダーです」と言われても、社内で説明するときには、
「何を根拠に?」
「誰が確認しているの?」
「認証や証明はあるの?」
と聞かれることがあります。
そのとき、FSC®認証紙のような第三者認証があると、環境配慮の根拠として説明しやすくなります。
2. 素材や背景を説明できるか
次に、素材や背景を説明できるかどうかです。
カレンダーであれば、紙面に使う紙、台座の素材、プラスチック部材の有無、木材を使う場合の由来などが確認ポイントになります。
たとえば木製台座のカレンダーであれば、国産材なのか、間伐材なのか、どのような背景を持つ木材なのか。
こうした情報があると、単に「木を使っています」よりも、社内で説明しやすくなります。
3. 価格・納期・デザインが現実的か
そして、担当者にとって一番大事なのが、実際に採用できるかどうかです。
どれだけ環境配慮として良くても、
予算に合わない。
納期に間に合わない。
デザインが取引先向けに合わない。
となると、現実的には採用しにくくなってしまいます。
環境配慮カレンダーを選ぶときは、認証や素材の根拠だけでなく、価格・納期・デザインまで含めて確認しておくことが大切です。
面倒な環境配慮カレンダー選び、いっさいがっさいご相談ください

とここまで書いていながら、いうて、正直なところ、FSC®認証を確認して、素材の背景や根拠を確認して、名入れやデザインを確認して、価格と納期も見て、社内説明に使える情報までそろえる。って結構大変じゃないですか?
いや、サスティナブルなことが主軸ではないカレンダーづくりの担当者さまが、学びを得ながら、3つの項目を、ひとつひとつ確認していうのは、なかなか大変です。
なんせ、多分にサイトで検索して「これ、この項目に対応していますか?」とお問い合わせをしても先方のサイトの担当者も、「えーっと確認します」ってなって、時間もかなりかかってしまいます。
年末年始のカレンダーは、ただでさえ数量確認、名入れ、校正、納期調整など、やることが多いものです。
だからこそ、環境配慮カレンダー選びは、最初からまとめて相談できる先を使うのがおすすめです。
かなり手前味噌をこねにこねて、そのスピードがあまりに早く高速延伸分離の末に、手前の味噌が大豆にもどってしまうくらいのこねっぷりで、あえて書きます。
当社では、FSC®認証紙を使用したカレンダーをはじめ、環境配慮の根拠を説明しやすいカレンダーをご提案しています。
こちらの卓上カレンダーであれば、先の3つの項目をクリアできます。
なので、素材、名入れ、ロット、納期、デザイン、社内説明に使える情報まで、まとめてご相談いただけます。
「今年のカレンダー、環境配慮も考えといて」
「FSC®認証のものにして」
「社内説明しやすいものを選んで」
そんなふうに言われたら、ぜひお気軽にご相談ください。もう、それはまるっとお任せしたい。大船に乗った気分で大丈夫です。
環境配慮だけでなく、見た目・価格・使いやすさまで含めて、担当者さまが社内で説明しやすいカレンダー選びをお手伝いします。
まとめ:カレンダー選びにも、“説明できる環境配慮”を

2026年は、環境配慮カレンダーが突然必要になる年というより、
すでに進んでいた環境配慮の確認が、さらに“説明できるかどうか”へ進んでいく年と考えるとわかりやすいかもしれません。
これからの法人カレンダー選びでは、デザインや価格、納期に加えて、FSC®認証など、第三者認証があるか、素材や背景を説明できるか、価格、納期、デザインが現実的か
といった視点を持っておくと安心です。
とはいえ、認証、素材、名入れ、納期、社内説明に使える情報まで、一つひとつ確認するのはなかなか大変です。
わたしたちは、FSC®認証紙を使用したカレンダーをはじめ、素材・名入れ・ロット・納期・デザインまで、まとめてご相談いただけます。
年末が近づいてから慌てる前に、今年のカレンダー選びは、“説明できる環境配慮”という視点で、少し早めに考えてみませんか。
まずは、事例集から!
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